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『この世界の片隅に』のリアリティーとミリタリー

こうの史代先生の原作漫画を映画化した『この世界の片隅に』が公開された。前評判の高さに違わず、初日のテアトル新宿は全上映立ち見の出る満席、私の見た最終回の上映後は拍手喝采であった。 戦時中、広島から軍港呉に嫁いだ主人公すずさんの、その時代には…

『君の名は。』を傑作たらしめる3つのしかけ

新海誠監督の最新作『君の名は。』を公開初日に鑑賞。上映後、隣席の女性二人の会話が耳に入ってきた。 「超よかったね……」 「うん……」 「50回くらい泣いた……」 「今まで見た映画で1番良かった……」 これがいわゆる粟と稗しか食べたことがないってやつか!と…

怪獣王が目覚めさせた庵野秀明  『シン・ゴジラ』レビュー

『シン・ゴジラ』を初めて映画館で見たとき、溢れ出る涙が止まらなかった。クライマックスとかエンディングではなく、もう最初の最初、ゴジラの尻尾が海面に現れたあたりから。胸の中を1つの気持ちが満たしていたからだ。 「ああ、ゴジラと庵野が帰ってきた…

BB-8のいる生活

今冬上映されるスターウォーズep.7の特報にて、鮮烈なデビューを果たしたBB-8。初めて見たその瞬間にすっかり惚れ込んだこの新型ドロイドが、こんなにも早く、しかも完璧なフォルムの家庭用ロボットとして発売されるなんて。驚くと共に、気付いた時には購入…

ついに来たWii Uを買うタイミング 『Splatoon』レビュー

ゲーム機を買うベストタイミングとは一体いつだろうか? 私はいわゆるアーリーアダプターなので、気になったゲーム機は四の五の考えずにとりあえず発売日に買う主義なのだが、世の中そんな酔狂な人ばかりではないことは知っている。多くの人は何かと理由が積…

『ソリティ馬』の中毒性と高度なゲームデザイン

最近『Candy Crush Saga』をやっているばかりで全然ネタがなかったのだが、久しぶりにサクッと遊べて、それでいて中毒性の高いゲームに出会えたので更新。その名も『ソリティ馬』。ソリティアと競馬を組み合わせたゲームだから『ソリティ馬』。なんという安…

私が『ホワイトアルバム2』のEDをコンプ出来た理由

私がいつもゲームを買うときの優先事項は『如何に面白いゲームデザインか』。その為にプレイするゲームはアクション系のゲームに寄りがちで、所謂「ギャルゲー」的なものは優先順位を低くしがちだ。プレイしたらしたで、『アマガミ』にしろ『アイマス』にし…

『おおかみこどもの雨と雪』試写会レポート

この夏の映画1番の期待作、は『ダークナイト・ライジング』なのだが、2番目の期待作が『おおかみこどもの雨と雪』。ネットで応募してみたら運良く当たったので、一足早く試写会で見てきた。簡単にレポート。 試写会会場について 会場は有楽町駅近くの朝日…

『GUILD01』全ゲームプレイ後レビュー 

タクティクス・オウガ、ベイグラント・ストーリー、ファイナルファンタジー12。今や珍しいハードファンタジーゲームを手がけ続ける松野泰己氏が大好きなので、氏のLEVEL5移籍後最初のゲームが収録された『GUILD01』を当然購入した。 このゲームは、有名クリ…

『新・光神話 パルテナの鏡』クリア後レビューと桜井政博ゲーム論

3DSの大型新作『新・光神話 パルテナの鏡』のストーリーモードをクリア。ボリューム少なめかと思って手を出したら、大ボリューム&合間のオンラインプレイが楽しくて少々時間がかかってしまった。最後まで怒涛の展開で大変楽しませて頂きました。さて本作は桜…

『風ノ旅ビト』クリア後レビュー

「花」から「旅」へ 「PS3のゲームなら何がオススメ?」と聞かれた時に必ず答えてるのは『Flowery(フラアリー)』というタイトルだ。プレイヤーはただ一片の花びらとなって宙を舞い、世界に花を咲かせていくというシンプルで斬新なゲーム。そこには魅力的なキ…

『ブレイブリーデフォルトARアプリ』はパンチラ見放題の神アプリ!!!

本日の任天堂のカンファレンスは『モンスターハンター4』の3DS発売決定をはじめ、嬉しい情報のオンパレード。が、そんな中でも一際輝いていたのがスクウェア・エニックスの『ブレイブリーデフォルト』。http://www.square-enix.co.jp/bdff/ 『光の4戦士』の…

シリーズ最高傑作『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』

今日買ってきたおもちゃでシカゴ大決戦を再現!ギゴガゴ! 実写版トランスフォーマーシリーズ完結編『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』を鑑賞した。前作『リベンジ』を見てから傾倒してしまい、購入したトランスフォーマーおもちゃはもはや50を下…

傑作『コクリコ坂から』ネタバレ無し雑感

傑作『コクリコ坂から』 ジブリアニメといえば食事シーンと言われるくらい、他のアニメでは見られないほどにジブリアニメのキャラクターたちは美味しそうに食事をする。コクリコ坂は冒頭からしてヒロイン・海の調理シーンから始まるので、おージブリアニメが…

生涯ベスト級アクションゲーム『ソニックカラーズ』

『スーパーマリオブラザーズ』に代表されるステージクリア型アクションゲーム。これまで私がプレイした中で最も好きなのが、『風のクロノア』『鉄腕アトム アトムハートの秘密』『スーパーマリオギャラクシー』の3本なのだが、この冬、新たに4本目の生涯ベ…

劇場版『ハートキャッチプリキュア!』に泣いた日

『ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?』の初日初回を観てきた。まさか、プリキュアに感動して泣かされるなんて……。 『ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?』は、小さな女の子と大きなお友達に大人気…

『トイ・ストーリー3』

クライマックス、涙が止まらなかった『トイ・ストーリー3』。遊ばれなくなったおもちゃの末路を描く、残酷で美しいシリーズ完結編。おもちゃにとってどうなることが幸せなのか、おもちゃ(ウッディ)・持ち主(アンディ)2人の決断がシンクロする結末は、シリー…

かつての『ドラえもん』に育てられた全ての大人に観て欲しい『宇宙ショーへようこそ』

公式サイトフィルムもらえた! 「主人公たちと同世代の、小学生だった時代にこんな映画に出会いたかったな……」なんて考えが観終わってからふと頭をよぎったけど、よくよく考えれば出会っていた。藤子F不二雄先生が存命だったころの劇場版『ドラえもん』は、…

iPhone用シューティングのスタンダードになりそうな『TILT to LIVE』のTILT操作

先日紹介した『Electro Master』のハイスコアランキングでついに6位に登録された。プレイヤーの絶対数が少なそうだけど……どんなゲームでもあんまりランキング上位に食い込むことはなかったのでちょっと嬉しい。 今日紹介するのもiPhone用のゲームアプリ『TIL…

ミクが超電磁砲で無双する『ElectroMaster』が神がかっている件

先日購入した『ゼノブレイド』が完璧すぎるRPGすぎて寝食忘れて夢中になっているわけですが、その合間に遊んでいるのが同じく数日前に配信開始したばかりのiPhone用ゲームアプリ『ElectroMaster』。これまた中毒性が高すぎる。WiiとiPhoneは私を寝かせる気が…

『ラブプラスi』はARカメラだけで600円分の価値がある面白さ

当然、凛子さんの入っている『ラブプラスiR』を購入。 ARカメラ本当にすごいな! このモードは、公式サイトで配信しているARマーカーがあるところに彼女を顕現させる素晴らしいモード。このアプリには他には時計とカレンダーぐらいしか入っていないけれど、A…

Wii随一の「空き地」感 『斬撃のREGINLEIV』雑感

先月任天堂より発売されたWii用アクションゲーム『斬撃のREGINLEIV(ザンゲキのレギンレイヴ)』、この開発を担当しているのが「SANDLOT(サンドロット)」というメーカー。 “サンドロット”とは、“空き地・原っぱ”という意味です。 空き地に集う子供のように、自…

今日は「ユニコーンの日」 〜『機動戦士ガンダムUC』感想〜

新宿ピカデリーにて朝一番8:00〜の回で、ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) episode1「ユニコーンの日」』を鑑賞。PVを見ていたから「よくできてるだろう」と想像はしていたけど、想像していた以上の素晴らしさ。終盤のユニコーンガン…

グレンラガン以上ヱヴァンゲリヲン未満の良い塩梅『劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』

劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜 大ヒットを記録した『ヱヴァンゲリヲン』をはじめ、『グレンラガン』、『エウレカセブン』と、最近ロボットアニメの映画化が多く、都内で初日の上映なんかに行くと濃いファンが多いからか上映後には決まって…

裏大神としての『ベヨネッタ』

ベヨネッタ 『大神』が大好きだった人が『ベヨネッタ』をプレイすると、面食らうかもしれない。見た目も、歯ごたえも、あまりに違うから。でもこの2作を通してプレイして初めて、共通のディレクター「神谷英樹」の個性が見えてくるんじゃないかと思うのだ。 …

俺と罪と罰と

『罪と罰 宇宙の後継者』今日ぐらいには『ベヨネッタ』のクリア後の感想を書いている、つもりでいたのけど、まだ一分たりともプレイしていないので出来るはずもなく。じゃあ発売日からこっち何をやっていたのかって? それはもちろん、『ベヨネッタ』と一緒…

それはまるでジェットコースター 『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』

「アンチャーテッド」というゲームは、例えるならば遊園地の「ジェットコースター」みたいなゲームだ。ジェットコースターは猛スピードでも安全安心の乗り物。いくら速くても振り落とされること無く、乗客はスピード感と目まぐるしいの景色の変化を楽しみな…

『ORBITAL』にドはまり

iPhone用ゲームで中毒性の高いゲームには、一定の法則がありそうだ。 1.指1本で操作できる。 2.1プレイにかかる時間が短い。 3.縦画面で持ちやすい。 4.音楽が秀逸。 5.「あーもう次で最後ー」とうなりながら止められずプレイし続けiPhoneのバッテリーが切…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』ほぼネタバレなしで感想

公式サイト 上映開始でワーッと拍手、本編終了でワーッと拍手、ED終わってもワーッと拍手があったと思ったらアレやアレがあってみんなおおおっとどよめいて拍手のタイミングを計りかね、本当に幕が閉じて盛大に拍手。お前らどれだけ拍手がすきなのかと。 2年…

『田尻 智 ポケモンを創った男』感想

『ポケットモンスター』ブームを肌で感じていたのは、私がまだ小〜中学生だったころ。初代ポケモンが発売されてすぐは、一部の人の人たちが集まってプレイしているだけだったのに、瞬く間に大ブレイク。人気はクラス中に、学校中に。休み時間はポケモンカー…

『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』

公式サイト 『∀ガンダム』 『ラーゼフォン 多元変奏曲』 『機動戦士Ζガンダム』 『新世紀ヱヴァンゲリヲン 新劇場版』ここ数年の間に、TV用に制作された数々のロボットアニメが総集編として蘇りを果たしてきた。その手法は様々で、ちょっとだけ新規映像を…

『くるくるアクション くるパチ6』

公式サイト 落ち物系パズルゲームのシステムの1つに、「アクティブ連鎖」というものがある。ブロックが消えてる間に、画面内の別のブロックも動かして、消して、更に別のブロックも、と常に画面内でブロックを消し続けるこのシステムは『パネポン』で有名、…

『アマガミ』から感じる「安心」のゲーム画面

公式サイト『アマガミ』を漢字で表現すると? 「安心」でどうだろうか。『キミキス』スタッフが作ってる、キャラクターにアクがなくてみんなナチュラルでかわいらしい。そういう「安心」感ももちろんあるのだが、ここでいう「安心」はゲーム画面から受ける雰…

『ユリイカ 2009年4月号  特集=RPGの冒険』

『フラジール』、『ガディアクエストサーガ』、『セブンスドラゴン』、、、 今年に入ってから何作かRPGをプレイしていたものの、どれもシステムの不備やストーリーの拙さから来るストレスがゲームの面白さを上回ってるように感じてしまい、もうRPGを楽しめる…

『Flowery(フラアリー)』クリア後レビュー

公式サイト 先週2/12より配信が開始されたPS3用ダウンロード専用タイトル『Flowery(フラアリー)』。『Flow』で知られる「thatgamecompany」製タイトルで、海外では『Flower』というタイトルで配信されているが、商標の関係からだろうか、日本では『Flowery…

『ナルト ナルティメット・ストーム』クリア後レビュー

公式サイト「触れるアニメ」 かつて『ゼルダの伝説 風のタクト』が、それまでのゼルダシリーズのイメージを刷新したビジュアルで売り出した際の宣伝文句だ。プレイヤーはトゥーンレンダリングで造型された愛らしい主人公リンクとなり、海を越えダンジョンを…

『ディシディア ファイナルファンタジー』レベル100キャラやっと1人作ったのでレビュー

公式サイト ご存知「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクター総登場の対戦アクションゲーム『ディシディア ファイナルファンタジー』(以下『DFF』)。 ハイスピードで展開する空中戦闘は『キングダムハーツ』を対戦向けにパワーアップさせたかの様…

ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード

公式サイト相変わらずの絶景の雪山に惚れ惚れとしながら滑っていると、スピーカーから聴いたことがある音楽が。これは……って「Liquid Soul」じゃあないですか! 中途半端にリアル寄りでゲームとしては全くパッとしなかった『R:Racing Evolution』。けれど曲…

スカイ・クロラ イノセン・テイセス

公式サイト小説・アニメ映画が原作、映画の公開から日を空け過ぎ、そもそも映画がヒットしてない、フライトシューティングユーザーが少なそうなWiiでの発売。売れなさそうな要素がこれでもかと並んでいる以上、 「エースコンバット」チームが開発を担当した…

ゲームの話をしよう 第2集

『ゲームの話をしよう』とは、元ファミ通編集者であり現在は糸井事務所に在籍している永田泰大氏が、著名なゲームクリエイターはもとよりゲームバカの編集者やゲームバカの社長、生まれて初めてゲーム機を買ったばかりの夫婦まで、ありとあらゆるところにテ…

忘念のザムド 第一話『陽炎に現る』

公式サイト 9/24から始まった、この秋最も特殊な放送形態を取った『忘念のザムド』の第一話を観た。 まだ物語は始まったばかり。専門用語だらけで言葉の意味も、ストーリーの行方もまったく分からない状態だけど、圧倒的に美麗で枚数の多い職人芸的アニメー…

P.S.すりーさん

9月30日発売じゃなかったっけ? 某大型書店の店頭の、なんとPS3の攻略本棚に混じってすでに売られていたので(笑)、感想をば。 「すりーさん」といえば(あの色々黒い噂の絶えない)ソニーの大型ゲーム機を擬人化(!)した、ゲーマーの一部ではおなじみ…

ペルソナ4

公式サイトたいへん私事なのですが、今年の4月に念願叶って就職することができまして、そんなに残業させられてはいないにも関わらず、やはり学生時代に比べて明らかにゲームに割ける時間というのは減ってきたのです。そうなるとより手軽なゲーム、例えばXBL…

劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇

公式サイト 人気のテレビアニメに劇場版が作られるのは世の常だけれど、テレビ版でやりつくしてしまって話を弄る事ができない、必要がない、制作側的にも予算は少なくない、という様々な大人のジジョーによって、テレビ版の映像を切り貼りした映像になる場合…

崖の上のポニョ

公式サイト 映画『崖の上のポニョ』に含まれているもの一覧 ・駆け回る女の子・強くて優しい男の子 ・活き活きと働くかわいい母さん・やけに元気なばあちゃん ・基本的にダメな父さん ・ド派手なアクションをする車 ・美味そうなラーメン ・ヌメヌメでドロド…

『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0』

公式サイト13年目の真実。押井版『攻殻』は傑作。 以前この映画のリニューアル前のバージョンを観たのは3、4年前にDVDで。漫画版1巻を読んだ直後、『イノセンス』直前だったこともあってかあまり良い印象を受けず、押井監督なりに原作を切り貼りしただけ…

スピード・レーサー

私はレースゲーム、とりわけGTシリーズの様なシミュレータ系と相反する非現実的な挙動のレースゲームが大好物。こういったゲームの魅力は、 1.現実ではありえないスピード 2.無茶すぎるドリフト 3.豪快なクラッシュ あたりが主だったところと思ってお…

FLIP-FLAP

「高校卒業式に思い切って好きな子に愛の告白をしたら、付き合う条件はなんとピンボールでハイスコアをとることだった……」ってなんとも強引な導入から始まる、"世界初のピンボールラブコメ"(自称)が先週発売されていたので紹介。 主人公・深町はそんな不純…

メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット

公式サイト 「○○らしいゲーム」という言葉があるように、ゲームのハードはそのハード特性にあったソフトが牽引し、そのソフトを中心に市場が構成されるのが常。 DSにとっては学習ソフトにゲーム的価値を付随させた『脳を鍛える大人のDSトレーニング』や、『…

秘密結社鷹の爪 THE MOVIE2 〜私を愛した黒烏龍茶〜

おそらく世界初と思われるFLASHテレビアニメーションとして始まったテレビ版『秘密結社鷹の爪』は毎週きちんと録画してお茶の間でダラダラと面白おかしく楽しんでいたというのに、世界初のFLASH劇場用アニメとして公開された前回の映画は、さすがに制作側に…