ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

任天堂が本当に作りたかったサンシャイン『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』

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スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』のうち、新作ゲームであるフューリーワールドをクリア(3DワールドはWii U版でクリア済み)。

 

フューリーワールドは広大なネコ湖を舞台に、各島に散らばるネコシャインを集めていく3Dアクション。遊んでいると頭によぎるのが3Dコレクションで遊んだばかりの『スーパーマリオサンシャイン』だ。

昨年『スーパーマリオサンシャイン』をプレイした際はアスレチックステージの高難度具合やポンプアクションの煩雑さなどにキレちらしかしていたものだが、一方でドルピック島を巡って行動範囲が広げていくのが楽しく、見えない壁に断絶された各所をワープ移動するしかないのが惜しいと感じていた。

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それが今回は、目に見える範囲には全部その足で移動できる!『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』を彷彿とさせるオープンワールド式になったのだ。技術の進歩によって『スーパーマリオサンシャイン』で実現したかったであろう仕様が実現したのである。スターではなくシャインを集めるのを目的にしたのも、そこを意識してのことだろう。

 

ゲーム全体はクリアまで6時間、完全クリアまでは10時間ほど。中規模のボリュームゆえにリメイク作とのセット販売という形を取ったのだと思われるが、前作『スーパーマリオ オデッセイ』の操作感そのままにオープンワールドを冒険できるのは完全新作と銘打ってもおかしくない新体験だった。サンシャインのような極悪難易度ではないので、完全クリアを目指してもストレスなく最後まで遊びきることができたのも高評価。

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フィールドの狭さや大半が水辺である点などはハードの限界な気がするので、これ以上の規模を望むと次世代機を待つ必要がありそうだ。いつの日かフューリーワールド形式の続編も見てみたいと思わせる、遊び応え十分の意欲作だった。