ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

『ソリティ馬』の中毒性と高度なゲームデザイン

最近『Candy Crush Saga』をやっているばかりで全然ネタがなかったのだが、久しぶりにサクッと遊べて、それでいて中毒性の高いゲームに出会えたので更新。その名もソリティ馬ソリティアと競馬を組み合わせたゲームだから『ソリティ馬』。なんという安直なネーミング。

3DSのダウンロード専用ソフトとして7/31に発売されたばかりのこのゲームは、その名の通りレース中にソリティア(採用されているのは「ゴルフ」と呼ばれるルール)をすることで競走馬の力を引き出す一風変わった競馬レースゲームなのだが、わずか500円ながら物凄い中毒性に溢れている。翌日買った『Killer is Dead』の封も開けずに2周クリア。今日は3周目に突入してしまった。
ソリティ馬』の魅力は、『ポケットモンスター』で知られる開発会社ゲームフリークらしい、愛らしいキャラクターやユーモア溢れるテキストももちろんだが、特にリスクとリターンの高度な駆け引きにあると思う。
リスクとリターンというと、例えば『テトリス』なら、右側に一行だけスペースを作っておくと、ブロックが高く積み上がってゲームオーバーが近くなるものの、棒状のブロックが来れば一度に多くのラインを消せて高得点ゲット!というやつ。
このゲームは一つのレースの中で、タッチペンで競走馬の位置取りを決めるモードと、ソリティアモードを交互に操作することになる。ここで重要なのが位置取り。馬ごとに異なるベストな位置取り(先頭寄り、後寄りなど)を心がければ、馬のスピードが上がる「気合」をソリティアモードで多く得ることができるのだが(ハイリターン)、その分消さないといけないカードが増えて難易度も上がる(ハイリスク)。またコースの内側に寄ればカーブで優位となるのだが、ソリティアのカードが増える、他の馬に巻き込まれ易くなるなどデメリットも大きい。
自分のソリティアレベル、他の競走馬との位置関係を考慮して、最大のスピードを得られるポイントを見つけてひたすらソリティアをプレイする。まるで桜井政博氏の『メテオス』『パルテナの鏡』を彷彿とさせる、ハイリスクハイリターンの熱いゲームデザイン。高い中毒性を持つわけである。


ソリティアも競馬ゲームも初めてだったが、今やすっかりこのゲームに心を鷲掴みにされてしまった。まだまだ菊花賞皐月賞マイルチャンピオンシップを優勝したばかり。G1全制覇を目指してやりこんでいきたい。