ゲーマーズライフ

ゲームとアニメの四方山話

10年越しのクリアを達成させるレベルの顔の良さ――『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』

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2010年にWiiで発売されたRPGゼノブレイド』。当時ソフトが枯渇していたWiiに降臨した大規模RPGということで大変興奮したのだが、そのあまりの大規模っぷりにモチベーションが保てなくてエンディングを迎えることができなかった。仕事が忙しかったり、他のゲームに浮気してしまったり、理由はまあ色々あったんだと思う。

その後1年ほどしてからWii版をやり直したり、2015年に発売した3DS版をやったりと何度も挑戦して、その度に失敗してきた、この10年で最大の喉に引っ掛かかった骨が『ゼノブレイド』だった。

それが今回、Switch用に生まれ変わったゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』でついにエンディングを迎えることができた。クリアタイムは77時間(高難易度クエストは除く)。感無量である。

 

改善点①:顔が良い

クリアできたのには、生活上の優先順位を最上位にするとか、クリアするまで他のゲームを一切やらないと自分に課したこともあるが、何と言ってもゲーム内の変化が大きい。まず顔が良い。

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Wii版『ゼノブレイド』の唯一無二の弱点が顔のモデリングだった。これは『ゼノブレイド』というゲームが広大な背景描写を優先するためにキャラクターに容量を割けなかったという特殊な事情によるものだが……ハード性能向上によりみんな顔が良くなったことで、自然とモチベーションが高まった。

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参考にWii版の画像も貼っておく(『ゼノブレイド』公式サイトより)

 

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元々動きで魅せていたイベントシーンは、顔が良くなったことで完璧なものに。出来が良いなあと思って調べたらイベントシーンは元からProduction I.Gグラフィニカが参加してたとか。Switch版ならイベントシアターで見直せるのも嬉しいところだ。お気に入りのシーンがあればも本体機能で簡単にスクショを残せるのもまた嬉しい。

 

改善点②:クリアしやすくなったサブクエス

またサブクエストがクリアしやすくなったのも大きな改善点だ。大量のサブクエ×複雑な地形によりWii版では時間を要したサブクエストが、今回はクリアまでのルートが地図に表示されるようになったので大幅に楽になった。

あまりに簡単になりすぎて冒険心を削ぐ点でもあるが、もう10年も前のゲームだし、ルート表示はON/OFF切り替えできるし、これぐらいあっても良いだろう。社会人ゲーマーとしては最高の改善点だと声高に叫んでおきたい。

 

クリア後のおまけ「つながる未来」

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Switch版はただの本編リマスターではなく、「つながる未来」という新たなエピソードも入っている。こちらは本編クリア/未クリアに関わらず最初から遊ぶこともできるので、もう1本のゲームが入っている感覚だ。

クリアまでは11時間ほど。本編に比べればごく短いが、本編中で訪れることができなかった没マップとして有名な巨神左肩を歩くことができシュルクとメリア、そしてメリアと関係の深い某キャラの本編から1年後の活躍を見ることができるのは堪らない。

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特にメリアは本編では不遇なサブヒロインポジに甘んじていたが、今回は唯一の女性キャラとして大活躍。某キャラとの絡みも含めて、完全にメリアのための物語となっている(シュルクの影は薄い)。

このために買うのは少々高くつくかもしれないが、Wii版クリア済の人にこそ遊んでほしいエピソードになっている。

 

まとめ

難点をあげるとすれば、モデリングが向上しているのは主要キャラの顔や新規衣装に限るので、既存の衣装や、背景グラフィックなどは元のままというところ。Wiiとしては最高レベルの背景も、Switchのゲームとして見ると解像度が低くボケっとした印象を感じてしまうことが度々あった(気候や近景・遠景など条件によるが)。

またSwitchの携帯モードで遊ぶと解像度が落ちるので(テレビモード:720p→携帯モード:520p)、携帯モードで基本的に遊ぶという人や、Switch Lite(テレビ接続できない)で遊んでいる人は注意が必要だ。

 

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とはいえ難点はその程度。Wiiで最高評価を受けるRPGだけに、今遊んでも古さを感じない面白さを誇っている。巨神の身体という、広大で高低差のあるマップを冒険する体験は、かつて果てしなく広い世界に感じていたSFC・PS時代のRPGの原体験そのもの。RPG本来の楽しさを思い出させてくれる傑作だ。

はじめてプレイする人はもちろん、私のように未クリアだった人にはぜひ本作で再挑戦してもらいたい。