特に印象的だったのが、今回残念ながらインフルエンザで欠席となった作曲家・菅野よう子。いないのに続々と歌われる菅野よう子ソング! 『マクロスF』からは「射手座☆午後九時 Don't be late」、「ダイヤモンドクレバス」、「星間飛行」、「ライオン」、『マクロスプラス』から「VOICES」、『創世のアクエリオン』の「創聖のアクエリオン」、そして『カードキャプターさくら』の「プラチナ」。今回特に00年代に活躍していたアーティスト中心だったこともあってか、そこに残した彼女の爪痕の大きさをまざまざと見せつけられるようだった。
20年前、学生時分だった私はアニメに傾倒してからというもの暗い自室で往年の名作を片っ端から再生する日々を過ごしていたが、そこで一本の映画に出会った。『マクロスプラス MOVIE EDITION』だ。エレクトロミュージックをバックに描かれるイサムとガルドの血が滾るドッグファイトに魅せられた私は部屋を抜け出し大空を翔けるパイロットを目指し勉学に励み出し……たわけではなく、ゲーム店に向かって空を飛ぶゲームを物色し、そこで更に出会ったのがエレクトロミュージックをバックに架空戦闘機とドッグファイトを繰り広げるSFシューティングゲーム『エースコンバット3 エレクトロスフィア』だった。「アニメで見たやつを自分で体験できるじゃん!!」と衝撃を受けて今度はゲームに傾倒することに……。
個人的な感想としては、前作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』でこれ以上の拡張・拡大に限界を感じ、Switchにスマブラが出るとしても『マリオカート8 DX』同様の移植+αだと思っていたので想像以上に新規要素があってうれしい。が前作までと異なり、対戦ステージのほとんどが既存ステージで新規ステージは僅か、あとは有料ダウンロードコンテンツで!という割り切った作りはなんだか昨今のPS4版アイドルマスターみたいだなぁ、などと思ってしまう。