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話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

アニメ

年の瀬なので話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選に参加してみる。

2013年版

2015年版

ルール
・2016年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

  •  10選結果

この素晴らしい世界に祝福を!』 第9話「この素晴らしい店に祝福を!」

『Go! プリンセスプリキュア』 第48話「迫る絶望…!絶体絶命のプリンセス!」

甲鉄城のカバネリ』 第2話「明けぬ夜」

『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』 第24話「君はまだ歌えるか」

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』 第16話「「狩り」に行こう!」

Re:ゼロから始める異世界生活』 第18話「ゼロから」

モブサイコ100』 第5話「OCHIMUSHA ~超能力と僕~」

『ガーリッシュナンバー』 第2話「天狗な千歳と声なき悲鳴」

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 第32話「友よ」

『響け! ユーフォニアム2』 第10話「放課後オブリガード」

 

  • 各話コメント

この素晴らしい世界に祝福を!』 第9話「この素晴らしい店に祝福を!」 

脚本:朱白あおい 絵コンテ:亜嵐墨石 演出:久保太郎 作画監督:木下ゆうき、清水勝祐、中澤勇一

ファンタジー世界における性欲発散方法に店舗型サキュバス派遣という解を見出した第9話。萌えアニメにありがちな記号的エロを一切排除し、ヒロイン勢がノーブラである事が明白となる重力感のある着衣パイ描写から始まり、三石琴乃サキュバスの色気、そして背中洗いをカズマに強要される抗えない一糸まとわぬダクネスまで、直球のどエロが徹頭徹尾描かれる。深夜アニメの底力を見せられた感動の1作。

 

『Go! プリンセスプリキュア』 第48話「迫る絶望…!絶体絶命のプリンセス!」

脚本:香村純子 絵コンテ:佐々木憲世 演出:岩井隆央 作画監督:渡邊巧大

人間であるはずのゆいちゃんが自力で絶望の檻から脱出する精神力の強さを見せた第48話。最終回2話前というおそらく制作現場が佳境であろうとも、他の回を凌ぐ線の力強さ、キレのあるカットで動かしまくるのは東映の若手ホープ渡邊巧大作画監督の腕によるものか。

次点は藤井慎吾氏のアクション作画が光る最終回50話。

 

甲鉄城のカバネリ』 第2話「明けぬ夜」

脚本:大河内一楼 絵コンテ:大原実、荒木哲郎 演出:田中洋之 総作画監督:丸藤広貴、江原康之 作画監督:千葉崇明、荒尾英幸、胡 拓磨、丸藤広貴

荒木哲郎監督は富野由悠季リスペクトを公言するだけあり1・2話の展開はまさに『機動戦士ガンダム』。だが第2話で描かれる無名の縦横無尽のアクションや、生駒が自らの身を賭した甲鉄城発進シーンの熱情の高さにはリスペクト以上の凄み見せられた。

次点は1話、4話。

 

『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』 第24話「君はまだ歌えるか」

脚本:會川 昇 絵コンテ:水島 精二・黒川 智之・大塚 健・石平 信司・松尾 衡 演出:大久保 朋・菱川 直樹 作画監督:小平 佳幸・長谷部 敦志・小田嶋 瞳 メカニック作画監督:大塚 健

もしも現実世界に超人がいたら、というifの昭和を描いた異色のSFアニメ『コンレボ』。最終回第24話で描かれたのはそこは本当にパラレルワールドであり、お化け・妖怪の類のみ住みやすい世界=私達の住む現実世界に移住するという衝撃の展開。水島精二監督と會川昇がかつて描いた『鋼の錬金術師』劇場版の語り直しだったわけである。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』 第16話「「狩り」に行こう!」

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ・演出:古川順康 作画監督・原画:関川成人

スタンド使いと化したネズミを仗助と承太郎が狩る緊張の第16話。ジョジョ4部なんとこの話数のみ、最近では珍しくなった1人作画回。尚且つ他の回を圧倒する程の濃い作画と緊張感で魅せてくれた。良い原作には良い人材が集まるということか。

 

Re:ゼロから始める異世界生活』 第18話「ゼロから」

脚本:中村能子 絵コンテ:長山延好 演出:古賀一臣 作画監督:渡邉八恵子 ・豆塚あす香 / 浅利歩惟

スバルとレムによる、前代未聞、20分に渡る1シーン2人芝居。そこで吐露されるスバルの諦観・絶望に対し、全てを包み込むレムの愛は涙なしには見られない。そしてタイトル回収台詞「ゼロから」には思わず鳥肌が。

『Re:ゼロ』は異世界・タイムリープという設定もさる事ながらストーリー構成が非常にトリッキーで、今年1番次週の放送を楽しみに見ていたアニメとなった。今年最強の(サブ)ヒロイン・レムを生み出したアニメとしても印象深い。

 

モブサイコ100』 第5話「OCHIMUSHA ~超能力と僕~」

脚本:瀬古浩司 絵コンテ・演出・作画監督:藤澤研一

原作者を同じくする『ワンパンマン』と同じく作画アニメ度の高い『モブサイコ100』。特に第5話で描かる校舎を舞台にした超能力戦の激しさ、そして崩壊し天上に舞い上がる校舎の瓦礫の美しさには魅了された。現代に蘇った『AKIRA』と言って過言ではない。


『ガーリッシュナンバー』 第2話「天狗な千歳と声なき悲鳴」

脚本:渡航 絵コンテ:井畑翔太 演出:飛田剛 総作画監督:木野下澄江 作画監督:西田美弥子、加藤弘将

『SIROBAKO』声優版といった趣の真っ黒声優業界アニメ『ガーリッシュナンバー』。このアニメで主人公千歳が演じる劇中アニメ『クースレ』OPのために神アニメーターが起用される、という展開からはじまるまさかの松竹徳幸劇場が見られるのがこの第2話。松竹氏がキャラクターデザイン・絵コンテ・演出・作画監督・原画が手掛けたことで、まさにI.G.時代の『テイルズオブ』シリーズ(特に『テイルズオブシンフォニア』!)を彷彿とさせる仕上がりになっている。原画には吉成鋼氏も参加。なおその後描かれる劇中アニメ本編は散々な仕上がりであった(演出上の都合であるが)。

さすがラノベ作家でもある渡航氏自身が脚本を手掛けているだけあって、業界をシニカルに描くだけでなく千歳を中心とした5人の成長が丹念に描かれており、全体を通して面白く見れた。次点は8話と12話。

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 第32話「友よ」

脚本:岡田麿里鴨志田一 絵コンテ:寺岡巌、綿田慎也 演出:綿田慎也 キャラクター作画監督:渡部貴喜 メカニック作画監督:久壽米木信弥

ガンダムシリーズを通じて描かれてきた「ディスコミュニケーションが招く悲劇」最新版。アストン・タカキ・フウカを中心に描かれたアーブラウ防衛軍編(30~33話)こそ、『オルフェンズ』で描こうとしてきた等身大の戦争を象徴しているではないかと。

『オルフェンズ』は2期に入ってからロボットアクションも岡田麿里氏登板率も増えてぐっと見どころが増えた印象。次点は大張アクションが冴え渡る最新第38話。

 

『響け! ユーフォニアム2』 第10話「放課後オブリガード」
 脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:山村卓也 作画監督池田和美

チームビルディングを描いた1期から転じて、各キャラクターの葛藤を掘り下げる『ユーフォ』2期。第10話はようやくまわってきた主人公・久美子のターン。姉・麻美子との別れに泣き、あすか先輩に「吹奏楽を諦めないで」と熱い想いを涙声でぶつける久美子。久美子の泣きの演技はもらい泣き必至。演じる黒沢ともよ自身もアフレコ現場で実際泣いてたとか。

ステージ上での貫禄から「先生」などとも称される黒沢ともよだが、テレビアニメでは初の主人公を射止めた本作を通じて、演技の幅の広がりを感じることができた。まだまだ成長する彼女の末恐ろしい未来が楽しみで仕方ない。

なお次点は5話、7話、9話、13話。

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好きな回が多すぎるので、冬コミでは思わず原画集までも購入してしまった。この本もまた良い。