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元気のGは幾千年の未来から 『GのレコンギスタⅠ』「行け! コア・ファイター」

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11月29日より富野由悠季総監督による映画『GのレコンギスタⅠ』「行け! コア・ファイター」が公開された。

9月の先行上映以来2度目の観賞となったので、今回は改めてGのレコンギスタ(以下G-レコ)』という作品の魅力について考えながら見てみることにした。

 

作品のあらすじやTV版との細かい相違点については、先行上映時の感想ブログを参照してほしい。

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数千年先の未来世界という魅力

『G-レコ』の1番の魅力は何だろうか。公開日以来ずっと考えてみた結論は、"リギルド・センチュリー"という『G-レコ』の作品世界そのものだ。

 

『G-レコ』はいわゆるロボットアニメ、SFアニメというジャンルに属する。そこではこれまで『機動戦士ガンダム』、『AKIRA』、『攻殻機動隊』といったヒット作が生まれてきたが、けれどそれらで描かれたビジョンから長い間アップデートされないまま今日に至ってしまったように思える。

 

そこにくると『G-レコ』は、上記作品より遥か遠い未来が舞台である。

機動戦士ガンダム』では西暦後に到来したとされる宇宙世紀0079年が舞台だった。その宇宙世紀の終焉後に訪れたのがリギルド・センチュリーとされている。『G-レコ』の時代設定はリギルド・センチュリー1014年。西暦も宇宙世紀もそれぞれいつ終わったのかボカされているが、とにかく2019年よりも千年以上先の未来には違いない(映画パンフレットには宇宙世紀リギルド・センチュリーの間に4000年の空白があり、その間人類が絶滅しかけたことがあるとも書かれている)。
これだけはるか未来まで文明が継続した先の社会を描いた映像作品というのはなかなかお目にかかれない(余談だが近年のSF小説では『天冥の標』が、これから先800年の人類史を描いており大変読み応えがあった)。

 

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幾千年先の未来。衣装も建築も技術も宗教も、現代とはかけ離れた世界。そこで巻き起こるボーイミーツガールからはじまる金星往還譚が『G-レコ』だ。こんな途方もないビジョンに胸躍らないわけがない。

 

本来の魅力が十分に発揮される劇場版

しかし2014年に放映されたTV版『ガンダム Gのレコンギスタ』では、遠未来設定ゆえに生まれたであろう各キャラクターの言動の突飛さばかりが前に出過ぎてしまい、本来は視聴者のフックになるべきキャラクター形成やストーリーテリングがおざなりになっていたように思える。

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モビルスーツの戦闘シーンこそ冴え渡っていたので最後まで楽しく見れたが、そこがフックになる視聴者ばかりではないのだろう。番組終了後に聞こえてきたのは「わかりにくい」という声一色だった。

 

では劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け! コア・ファイター」はどうだろう。

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冒頭からして主人公ベルリのデレンセン大尉への生意気な口答えがなく丸くなり、ヒロイン・アイーダ姫のぴっちりしたインナースーツに目を輝かせる様子には彼も年相応の男の子だったんだと安心させられる。

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アイーダ姫だって悲しみに暮れてる時に感謝のダンスは踊ったりはしない。悔しいときにはちゃんと怒ってちゃんと泣く。

もちろんこれら以外にも作品理解を助けるための修正・追加カット、セリフ変更が随所に見られる。その結果、特にベルリ、アイーダの2人は感情の発露が素直になり、共感を生むキャラクターへと変化を遂げた。

 

キャラクターへの理解を邪魔するノイズが減ると、ようやく立ってくるのがリギルド・センチュリーという世界観だ。

軌道エレベータ・キャピタルタワーとは?
宇宙の果てから送られてくるエネルギー源・フォトンバッテリーとは?
世界を支配する宗教・スコード教とは?
禁忌の技術・ヘルメスの薔薇の設計図とは?

この映画版では本来富野総監督が見てほしかったであろう、数千年先の世界の満ちる謎に視点が向くようになっている。


劇場版の評判でやたらと耳にする「わかりやすい」とは、つまりキャラクターへの理解度が増したことで、魅力的な作品世界の構造にようやく気付けたということではないだろうか。

 

タイトルから「ガンダム」を消すという覚悟

未来を描くSF作品は、転じて現代の社会をどう生きるか、未来に何を目指すのかを考える道しるべとなる。

鉄腕アトム』や『機動戦士ガンダム』は今もロボット研究の目標だ。『G-レコ』も宇宙開発やエネルギー政策、宗教戦争といった現代の社会問題を考える一助となるかもしれない。

もちろんそんな難しいことを考えなくても大丈夫。78歳のおじいちゃん監督による無限の想像力を見せつけられたら誰だって負けてられない!と奮起するきっかけになるはずだ。


また今回の劇場版は、元々タイトルに冠していたガンダム」の文字が消え『ガンダム Gのレコギスタ』から『Gのレコギスタ』へと変更された。

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TVシリーズBDパッケージ記載の英語タイトル(ガンダム有り)

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映画版のパンフレット記載の英語タイトル(ガンダム無し)

Gのレコンギスタ』のGには「ガンダム」の意味が込められているので、ガンダムシリーズから外れたということを意味するものではない。

これまでガンダムを見ていなかった人、現代を生きる世界中の人にあまねく見てほしい、見れるものにしたぞ、という富野総監督の覚悟の現れと受け止めるべきだろう。

 

劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け! コア・ファイター」は11月29日から2週間限定で上映中(1月10日からはセカンドランとして新たに14館で追加上映されることも決定した)。レンタル配信・セル配信も上映と同時にスタートしている。

 
この機会にTV版未見の人も、途中でやめてしまった人も、改めて『G-レコ』という世界に触れてみてほしい。

見終えたらきっと、明日を生きるための新しいエネルギーが胸の中に燃え上がっているはずだ。それこそがきっと、この作品の謳う「元気のG」に違いない。

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p-bandai.jp

 

【劇場版Gレコ公開前日!】トミノグッズ大増量!『富野由悠季の世界』神戸会場レポート

ついに明日11月29日は劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」公開日。これまで勝手に応援企画として『Gのレコンギスタ』及び富野由悠季総監督についての記事を書いてきた。

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公開前日となる今日は先行上映会で繰り広げられたトークの模様でも、と思ったらモタモタしているうちに公式レポートがアップされていた。気になる人は以下リンクからぜひ一読を。

pff.jp

 

というわけで今回は展示会『富野由悠季の世界』神戸会場の話を。

すでに福岡会場には2回訪問していたのでもう行くまい、と思っていたら京都に行く用事が出来たのをきっかけに神戸まで足を伸ばしてみた。

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展示内容はおおむね福岡会場と同様なので基本的な部分は上記リンクからレポートを見てもらうとして、追加展示品について。気になったのは以下3点(1つ目は確実に今回から追加されたもの。2つ目以降は単に福岡会場で見落としていただけかも?とも思ったが興味深い展示なので紹介)。

 

1つは『リーンの翼』コーナーに、元型になった作品として没企画卑弥呼大和』なる作品のイメージボードが展示されていた。1999年に角川春樹福井晴敏と企画を進めていたとのこと。日本列島上空を戦艦大和が飛ぶ様子は確かに『リーンの翼』に重なる。

同じくリーンの翼』コーナーには1990年に作成された絵コンテも展示。こちらは小説版(OVAリーンの翼』の前日譚)のアニメ化を見据えてのもののようだ。

最後に劇場版『機動戦士ΖガンダムII‐恋人たち-』の富野監督直筆による修正原画。映画冒頭のアムロ、クワトロ、カミーユが次々登場するシーンの修正原画が(といってもラフ原画だが)、映像として1枚1枚切り替えながら数十枚に渡って公開されていた。富野監督のコメント「アムロです」「描けません」「なんか変ですね」「オール直して下さいませ」というコメントがかわいい。実際似てないのはご愛嬌。

 

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展示室をあとにするとフォトスポットが。これも福岡会場になかった試み。富野台詞を持って君も富野キャラになりきれ!

 

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なお今回は作品リストが配布されていた。こういう美術館的配慮はうれしい。裏面まで渡ってびっしりだ。

 

そしてなんといっても追加グッズ!福岡会場から大幅グレードアップしており今回の主目的といっても過言ではない。

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今回購入したのは公式パンフレット、チケットフォルダー、富野由悠季テレビの世界(主題歌CD集)、アナ姫様キーホルダー、Gレコマグネット、∀ガンダムクリアファイル∀ガンダム版<おヒゲポーチ(他にランバ・ラル版、ギャリソン時田版もラインナップ)、∀ガンダム耐水性メモパッド。∀グッズがやたらと充実しているのが嬉しい。

 

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そして外せないのが富野監督グッズ。富野監督キーホルダー2種に、富野監督ボールペン、富野缶Talk 辛口(あられ)/甘口(クッキー)、そして富野監督応援うちわ!

 

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うちわのヤバさを知ってもらうためにツーショット写真をキメてみた。どこで使えというのか……?

 

というわけで展示もグッズも大充実の神戸会場をレポートしてみた。会期は12月22日まで。

そして明日11月29日から劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」が上映開始。君の目で確かめろ!

 

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【劇場版Gレコ応援企画】富野監督が多すぎる!特集雑誌全部買ってみた

いよいよ来週11月29日に公開が控えている劇場版『GのレコンギスタI 』「行け!コア・ファイター」。最近は徐々に宣伝が増えてきているな…と思っていたらこの2週間で一挙5誌(新聞含む)に富野由悠季総監督のインタビュー記事が掲載される異例の事態に。

どれを買えばいいかわからないのでとりあえず全部買ってみた。

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アニメージュ12月号(11/9発売)

CUT12月号(11/9発売)

週刊プレイボーイno.48(11/18発売)

週刊ヤングジャンプNo.51(11/21発売)

夕刊フジ(11/21発売)

※月刊Newtypeにも期待していたのに菱沼義仁さんの版権絵のみでインタビュー無し!残念。買ったけど。

 

なかでも週刊ヤングジャンプは、ヤンジャンと同じく40周年を迎えるガンダムを特集、という体裁で全誌あげてのガンダム推し。

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ポスターは大河原邦男さん、原泰久先生のオリジナルガンダムに、ガンダム美女図鑑まで掲載というお祭り状態。グラビアまでガンダムコスプレ! なんと『∀ガンダム』キャラデザ・安田朗氏が衣装デザイン協力をしているせいか異常にフェティッシュ

富野総監督へのインタビューは藤津亮太氏を聞き手に据えた今を生きる若者に向けた人生指南。YouTuberと全共闘の関連、『天気の子』への言及も飛び出しかなり読み応えあり。

 

ただヤンジャンは劇場版『Gレコ』への掘り下げは薄いので、そちらはCUTとアニメージュがオススメ。

CUTのインタビュー記事では作品全体のテーマ性を掘り下げている大ボリュームのインタビュー記事。

アニメ―ジュは個々の描写にまで言及。なんと聞き手は『神様ドォルズやまむらはじめ先生! 小川Pへのミニインタビューでは「5部作各100カット以上追加」「とりわけ4部は800カット(通常のTVアニメ3話分相当)にもなる」という新情報も。

夕刊フジは『富野由悠季の世界』展を中心に、プレイボーイは劇場版『Gレコ』を中心に聞いておりやはり新海誠監督への言及もあるが上記3誌に比べると薄い内容。

 

というわけで富野由悠季の説法とお祭り企画が好きなら週刊ヤングジャンプを、劇場版『Gレコ』について深く知りたいならCUTとアニメージュを読むべし。

劇場版『Gレコ』は11月29日より2週間限定上映スタート。残すところあと1週間だ。

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ゲームはもう時間潰しじゃない――『DEATH STRANDING』クリアレビュー

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PS4用ゲーム『DEATH STRANDING(デス・ストランディング』の発売前、こんなエントリが話題になっていた。

anond.hatelabo.jp

ゲームは時間を潰すもの。そう思う人がいるのはわかるけれど、自分にとってゲームはコミュニケーション手段であったり、ストレス解消だったり、何かしら目的意識をもって取り組んできたつもりだ。『DEATH STRANDING』にも感動的なストーリーへの期待を抱いていた。

 

クリアした今思うのは、感動ストーリー体験以上のものがあったということ。コントローラを置いたとき、世界の見え方が変わったようにさえ思えたのだ。

 

 

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『DEATH STRANDING』は、荒廃した未来の北米大陸を舞台にしたアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは伝説の運び屋と呼ばれるサム・ポーター・ブリッジズ。

都市から都市へと荷物を運び、断絶した都市間のネットワークを回復させ、目指すは遠く離れた西海岸。捕らわれの身である次期アメリカ大統領・アメリを救い出す、というのがゲームの最終目的だ。

 

このゲームの最大の特徴は、「道」がないこと。

どんなゲームであれ、文化の営みがあれば交通の要である道はあるのが当たり前。けれどこのゲームの舞台である荒廃した大地では街は地下シェルターに形成されみんな引きこもり。外の世界を歩くのは自分だけだから道すらない。道がないと小岩も小川も坂道もすべてが荷物運びの敵。ちょっとでもけつまづくと荷物はこわれ、川の深みにはまると荷物は流される。

必死に歩きやすいルートを模索し、置きやすい足場を観察して、歩を進めていかなくてはいけない。

 

けれどプレイを進めていくと、ネットワークでつながった世界中のプレイヤーとの協力要素が出てくる。お互いの姿は見えないけれど、他人の通ったルートが見えるようになり、残していったハシゴやロープを融通し合うことができる。素材集めを協力しながら橋や国道を建築することさえできるようになる。

プレイにかかった時間は44時間ほど。およそ半分は孤独にさいなまれていた時間だけれど、長く苦しんだ分、他のプレイヤーに助けられたときのありがたみは忘れられないものになった。

 

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そして最も面白いのは、コントローラを置いたあとのこと。外の世界に一歩足を踏み出すと、なんと道が平らじゃないか! 右足と左足の置き場を考え、バランスをとらなくて済む! 道路って、実はすごい。

当たり前に目の前に存在していると思っていた世界は、当たり前ではなかった。道路が、ひいては建物も、街も、社会も、配送網も、たくさんの人の汗と時間とで出来ているということに改めて気付かされた。視野が広がり、これまで見えていなかった世界が見えるようになった気さえする。

 

思い返すとゲームにはじめて触れたころは『ポケットモンスター』にしろ『ファイナルファンタジー(WSC)』も『ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ(GB)』も、『R4』も『真・三國無双2』も『SSX3』だって、どんなゲームも想像力を鍛え視野を広げてくれる娯楽作以上の存在だった。

けれどいつしか感動することは減り、ましてや気づきを得ることなんてとんと無くなっていた。たくさんのゲームに触れていくうちに、不感症になっていた。多くのゲームを、実は自分こそが時間潰しにしていたのかもしれない。

 

 

はしごとロープで道をゆく『DEATH STRANDING』はまさに現代の『ドンキーコング』。ゲームの原体験を思い起こし、視野を広げてくれる存在だ。

ゲームはやはり、時間潰しじゃない。 

 

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写真を撮ってくださった小島秀夫監督とキャラクターデザイナー新川洋司さん。神&神。

 

2019年秋アニメ全部見た

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2019年秋アニメ1話目を見れるだけ全部見た。39本。まだ『僕のヒーローアカデミア(第4期)』『PSYCHO-PASS 3』『ちはやふる3』『ハイスコアガールⅡ』があるけどとりあえず。

以下視聴継続予定作品16本。

 

あひるの空

原作未読。総監督が草川啓造とあってか丁寧な作劇。主題歌がthe pillowsなのは高ポイント。

 

慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~

原作未読。駄女神様の顔芸が良い。

 

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません

原作未読。監督は本郷みつる。書痴が本のない異世界に転生した結果、無いものは作ろうの精神で本を作る話。異世界転生の枠にはまらない展開が面白い。中世ヨーロッパは本当は臭い・汚いという異世界ファンタジーで無視されがちな設定をきちんと描いてるのも好印象。あと音楽、主題歌全般良い。古き良きビクターアニメ感。

 

放課後さいころ倶楽部

原作既読(一巻だけ)。OPからして『ナンジャモンジャ』や『ごきぶりポーカー』などボードゲーマーお馴染みのゲームが出てくるのでうれしい。高野麻里佳のテンション高い芝居が好き。瞳の描き込みが細かくて吸い込まれそう。

 

ゾイドワイルドZERO

監督は加戸誉夫。自ら監督したXEBEC時代のゾイドのような正統派ジュブナイルな話運びが好印象。

 

アイカツオンパレード!

シリーズ未見だったけどバンナムフェスに行くのもあって見てみた。主人公が犬っぽくてかわいい。

 

・魔入りました!入間くん

原作既読。森脇真琴監督と原作のテンションが呼応しているかのようで楽しい。ヒロイン枠が朝井彩加なのはうれしい。

 

Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-

原作プレイ済み。シリーズ最高峰のエピソードの映像化だけにハードル高めに設定していたけどそれを超えるクオリティに驚愕。縦横無尽なアクションはFGOのCMシリーズの蓄積によるものか。OPがかっけえ。


TVアニメ「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」ノンクレジットOP 期間限定公開

 

ぼくたちは勉強ができない!(第2期)

原作未読。前期から引き続き安心して見れるラブコメ枠。

 

・バビロン

原作既読。原作表紙絵に比べると絵的な魅力は減じてるものの、原作の持つ恐ろしさはうまく表現されてる。しかしこれはやはり実写向きだなと改めて思う。同じ野崎まど原作なら『know』をアニメで見たい。

 

BEASTARS

原作既読。同じくオレンジ制作のCGアニメ『宝石の国』からさらに一歩踏み込んでキャラ絵の再現に注力してるように見える。べらぼうに面白い原作をどう料理するのか楽しみ。OPがかわええ。


TVアニメ「BEASTARS」ノンクレジット OP

 

ガンダムビルドダイバーズRe:RiSE

 YouTubeで配信。ついにテレ東でもやらないのか……と思ったが見てみると前作と何も変わらない。子供への訴求にはもうテレビは不要なのかもしれない。シリーズ構成は『機動戦士ガンダムUC』のむとうやすゆき。物語は前作よりむしろ好きかもしれない。メインガンプラにウォドムがいるのは◎。

 

・星合の空

赤根和樹監督のジュブナイルものということで『ノエイン』を思い出して懐かしい。が今回は得意のSFでなくソフトテニスの部活もの。題材には意表を疲れたものの、大胆なレイアウトや丁寧な芝居はやっぱり赤根和樹監督なんだなと。ニコニコして見てたら急転直下の1話ラストに肝が冷える。今期数少ないオリジナル作品なので2話以降も楽しみ。

 

無限の住人-IMMORTAL-

原作未読。Amazonプライムビデオで配信。『TEXHNOLYZE』の浜崎博嗣監督らしい静謐な演出にゾクゾクする。原作絵をそのまま動かしているかのようなクオリティの高さは今期ピカイチ。

 

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld

原作未読。前期から引き続き視聴。冗長な展開はどうしても2期までと比べてしまうけどキリトくんどーなっちゃうの!?というのが気になって見てしまう。

 

SUPER SHIRO

AbemaTVで配信。湯浅政明監督によるクレしんスピンオフ。遠いところまで行ってしまった湯浅監督の子供向けアニメがまた見られるのは嬉しい。監督らしい痛快なテンポはやはりクレしんにぴったり。

 

お気に入りはFate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』『星合の空』『無限の住人-IMMORTAL-』の三本。特にオリジナル作品の『星合の空』は応援していきたい。

『空の青さを知る人よ』雑感

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台風一過の日曜に映画『空の青さを知る人よ』を見た。

 

・原作は超平和バスターズこと監督長井龍雪、脚本岡田磨里、キャラデザ田中将賀のユニット。『あの花の名前を僕たちはまだ知らない。』、『心が叫びたがってるんだ。』以来3度目の結成。今作が一番好きかも。

・『あの花』は小学生時代と高校生時代のギャップを小学生幽霊めんまが埋める話。『空青』は高校生のあおいと、あかね・しんのすけら大人たちの間を生霊しんのが結びつける話。構造は似てるけどより上の世代にスライド。長井監督らの心境の変化を感じる。ジュブナイルの皮をかぶった大人向けドラマ。

・過去作ではしばしば共感性羞恥――見ていて恥ずかしくなるシーンに目をつむりたくなったものだけど今回は全く感じず。あれ苦手なのでよかった……。

・30歳を過ぎて何者にもなれなかったと思い悩むしんのすけ、意思をもって地元で生きるあかね。強く生きる二人の姿に立場は違えど自分を重ねてしまい、泣けて泣けてしょうがなかった。きっと沢山の、不器用に頑張ってる大人たちに刺さると思う。

・絵コンテは長井監督ひとりで担当。序盤の乗車カットに目を奪われ、その後も難しいレイアウトがばんばん挟まれるので作画オタ的に至福。終盤の爽快な飛行シーンは『天気の子』はもちろんのこと、先日「高畑勲展」で見たばかりの『かぐや姫の物語』がむしろ重なる。

・あかねのメガネフレームが良い。業の深いこだわりに『あの夏で待ってる』を思い出す。

・あかねを演じる吉岡里帆が上手い。『見えない目撃者』でも抜群に良かったので株がぐんぐん上がってる。

ご当地ソングライブを成功させるという筋書きなので結末は当然そこかなと思いながら筋を追ってたら……意外なとこで、いやしかし清々しい幕引き。

 

岡田麿里は重たい愛情を描くのが本当に上手いわねえ。

弟と最後に遊んだのがメガドライブミニになった話

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今朝弟が実家を出ていった。結婚して新居を構えたからだ。素直にめでたい。

 

弟とは昔からいつも一緒にゲームもしたしアニメも見ていた。仲の良い兄弟だったんだと思う。だから最後にゲームをしようと誘った。買ったばかりのメガドライブミニだ。

メガドライブを昔遊んでたから懐かしがって二人して泣いた……という美談ではない。メガドライブを遊ぶのは初めて。私がレトロゲーに触れたくて何となく買っただけだ。コントローラ2つ同梱の方を買ったのは弟とやりたくて、だったが弟が9月中に出ていくのは前々から決まっていたので、メガドラミニの発売が間に合って良かった。

 

遊んだのは『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』『ボナンザブラザーズ』『テトリス』『ぷよぷよ通』『ロードラッシュⅡ』『クイズパーティー MEGA Q』。

幽☆遊☆白書 魔強統一戦』は1番遊びたかったゲーム。幽白キャラの4人乱戦格闘ゲーム。お互い幽白は好きだから勝っても負けても笑いが絶えない。めちゃくちゃ楽しい。神。

ボナンザブラザーズ』はアーケードから移植のパーティーゲーム。簡単操作のミニゲームをクリアしていく。ミニゲームはバリエーション多くてシビアで楽しい。

テトリス』は言わずと知れたパズルゲーム。アーケードからの移植版だが、当時は権利関係の様々な問題により発売されず、今回新規に作り直され念願の移植となったらしい。アーケード版はこんな感じだったなーと思いつつも、テトリミノの色は違うしストックはできないしで『テトリス99』に慣れきっていると遊びづらいことこの上ない。でも2人でやるとなぜか楽しい。

ぷよぷよ通』は言わずと知れたパズルゲーム。SFC版を友人宅でやったなーと思い出す。しかし弟に全然勝てない。私が勝てないからクソゲーだが楽しい。

『ロードラッシュⅡ』はバイクレースゲーム。2人用モードはコマ落ちが酷くてやってられないので途中でやめて弟の1人用プレイを観賞。一人用だとグラフィックがなかなかすごい。敵を殴り倒したり派手にふっ飛ばされりめちゃくちゃで楽しい。

『クイズパーティーMEGA Q』は当時のクイズ番組風クイズゲーム。提供からスタッフロールまで凝った作り。「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」とか思い出す。当時の時事問題がまるでわからないから笑うしかなかった。接戦を繰り広げるも2人ともコンピュータに負け。でもめちゃくちゃ楽しい。神。

 

40本の収録ソフトのうち遊べたのはほんの一部だけど楽しいゲームか神しかなかった。とくに幽白は「もう一回!」「あともう一回だけ!」とどちらともなく言い出すやつなので本当に良くできてる。我が家は同世代と比べると家庭用ゲーム機がテレビにつながるのが遅かったから(初めて買ったのはPS2)、各タイトルにノスタルジーを感じるわけでもないけど、一番ゲームに熱中していた頃を思い出させてくれるものだった。メガドラミニありがとう。

 

弟もありがとう。どうか幸せになってください。

新居にはメガドラミニを持って遊びに行くよ。