ゲーマーズライフ

ゲームとかアニメ

脚本:フィル・ロードの異常な愛情『スパイダーマン:スパイダーバース』

いよいよ本日3月8日から全国公開の映画『スパイダーマン:スパイダーバース』。IMAX上映館のみの先行上映で先週いち早く見させてもらった。

去る2月25日にはアカデミー長編アニメ映画賞を受賞したばかりということもあり期待値高めで鑑賞したのだが……期待を上回る面白さに全編興奮しっぱなし。クライマックスでは溢れる涙を抑えることができなかった。大傑作!

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ハマると関連書籍を買い漁りマン(あとサントラも買った)

 

本作は度々(2002年以降6度も!)実写映画化されてきた『スパイダーマン』シリーズの新作映画だが、続編ではない完全新作。そして他と大きく異なるのは初のアニメ映画であり、主人公がおなじみピーター・パーカーではなくマイルス・モラレスPS4の『スパイダーマン』にも登場した彼)だという点だ。

マイルスがやはり蜘蛛に刺され、スパイダーマンとして自覚し、痛みを乗り越え、成長する姿が描かれる……という大筋はいつものアレだが、大きなアクセントとなるのが多次元宇宙(スパイダーバース)という設定。平行世界から現れた5人ものスパイダーマンが時に友人として、師として、仲間としてマイルスを支え、キングピンと戦う姿は、いつも孤独に悪を討つピーターばかり見てきた身には新鮮に映る。

そこでどれどれコミック版も見てみよう、とダン・スロット著『スパイダーバース』を読んでみると更に驚かされるた。コミック版は100人近いスパイダーマンとインヘリターズ(映画には未登場)の血みどろの戦争が描かれており、マイルスに至ってはあくまで端役。映画はあくまでスパイダーバース設定を借りたオリジナルストーリーということなのだろう(未読だがマイルス周りの設定はUltimate Comics版を元にしているようだ)。

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コミック版には東映スパイダーマンからレオパルドンも!(『スパイダーバース』より)

 

とするとやはり立役者はやはり製作・脚本のフィル・ロード&クリス・ミラーだろう(脚本はフィルのみ)。近年数々の名作を送り出してきた彼らの作品はいずれも「大人になったら忘れてしまう、好きなものへの愛情」が尋常ではないほど満ち溢れており、そこにいつも胸を突かれてきた。彼らが製作を務めた『ブリグズビーベア』では着ぐるみ番組への、そして監督・脚本の『LEGOムービー』(これも大傑作だ!)はもちろんLEGOへの愛情だ。

本作へ注がれた彼らの愛情も過去作同様、いやそれ以上。コミック版『スパイダーバース』を換骨奪胎してマイルスのヒーローオリジンストーリーとして構成し直した脚本には並々ならぬスパイダーマンへ愛を感じずにはいられない。「誰もがヒーローになれる」というメッセージは様々なヒーロー映画で繰り返し語られてきたものだが、本作のそれは歴代のどれよりも熱く、純粋で、胸に沁みるものだった。

そして各スパイダーマンの個性やアレンジ、アニメーションに至るまでこだわり抜かれており、監督でないとはいえど彼らの血を強く感じる出来栄えだ。特にコミックや日本のアニメを意識したのであろう数々の表現――全編を通した背景のボカし、異色スパイダーマンノワール、ハム、ペニー)をより際立たせる個別のアニメーション表現、アニメ感を出すための低フレームレート――から、実写ではなくアニメ映画を選択した意義を強く感じる。こういった表現は日本こそ得意としていると思っていたので何歩も先を行かれたようで悔しい、が面白いのだからしょうがない。

彼らの今後の作品である、脚本を務めた『LEGOムービー2』(3月公開)、そして次の監督作と噂されているアンディ・ウィアー原作『アルテミス』も楽しみに待ちたい。もちろん叶うならば『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編も、だが。

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ペニー・パーカーのアレンジは鮮烈。ぜひ単独シリーズ化を!(映画秘宝4月号より)

 

というわけでとにかく最高の映画なので、普段海外アニメ、ヒーロー映画に興味がない人も、偏見を捨てて一度見てほしい。アカデミー長編アニメ映画賞は伊達じゃない。

そして最後になるが、本作は既に公開中の『アリータ:バトルエンジェル』と同様に3D演出が非常に巧みで、爽快感抜群の映像に一役買っているのは間違いない。観るなら是非とも、3D版で。

 

『テトリス99』でようやくバトロワ理解した

この週末、そろそろ未着手の『キングダムハーツ3』を始めるかはたまた購入したばかりの『キャサリン フルボディ』をサクッとクリアするかと目論んでいたのに、結局『テトリス99』に全てを持っていかれてしまった。人類の生産性を著しく低下させる悪魔のソフトウェアだということがわかったのでもうアンインストールしたい。

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任天堂の悪魔

テトリス99』は先週2月14日に突如発表と同時に配信されたテトリスの最新作だ。配信元は『テトリスDS』以来約13年ぶりとなる任天堂、開発は『テトリス ザ・グランドマスター』シリーズで知られるアリカ。任天堂のオンラインサービスNintendo Switch Onlineの加入者向けに無料で配信中だ。

 

最大の特徴は99人で同時対戦するバトルロワイヤルモードに特化していること(逆に1人用の他のゲームモードは搭載していない)。無料ということもあってか本作は99人対戦なのにサクサクマッチングするのでいくら負けても次はきっと勝てる!という根拠のない自信に突き動かされて延々とプレイしてしまう。

大人気の『PUBG』に『Fortnite』、スマホの『荒野行動』、突如現れた新星『Apex Legends』と世はバトロワゲームの戦国時代だが、いずれもTPS/FPSということもあって私自身はあまりやってこなかった。けれどテトリスなら得意、とまでは言えないがそこそこ遊べるので、多人数で同時対戦するバトロワゲームの面白さにようやく触れられたような気がする。昨年発売された『テトリスVR』で音と映像のシャワーを浴びるの大好きだが、他人と無限に遊べる『テトリス99』は更にハマり度が高い。テトリスバトロワの組み合わせを考えた人は間違いなく天才だ。

 

なおテトリスに対戦のイメージがない人もいると思うが、本作では列を消した分だけ相手の最下段に送る(せり上げる)ことができる。またその攻撃により相手を倒すとバッジというものを入手でき、バッジの量により攻撃の威力(送る列の数)も増加する。

99人も対戦相手がいると任意に相手を指定するのは困難だが、ランダム、カウンター、バッジねらい、とどめうち、という4種の作戦をワンボタンで切り替えることで、自動的に相手を選択することができる。面倒に思えるかもしれないが、ドラクエのさくせんコマンドみたいなものと思えば簡単だ。

 

不満点としてはカウンター時のギラギラがまぶしいことと、フレンド対戦ができない点。要改善希望。曲と壁紙は有料でもいいから追加課金させてほしい。時間がドロドロに溶けてしょうがないのでもうやめたいのだが、最高順位が未だ5位というのが悔しいので1位になるまで頑張りたい。 

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ドン勝はまだ遠い

 

不在の存在感『犬フェス』

去る2月2日、フライングドッグ10周年記念ライブ『犬フェス』を観賞してきた。

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開催地・武蔵野森総合スポーツプラザ最寄り飛田給駅の愛が強すぎる案内

ランティスキングレコードもレーベル縛りライブをやってきたので(今春サクラレコードも予定)、それに続けとフライングドッグも今回初開催ということだろうが、10周年を冠するということもあり集まったのは錚々たる出演者。 私がアニメを熱心に見るようになってからちょうど20年になるのだが、中でもフライングドッグ(旧 日本ビクター)制作の作品は主題歌、劇伴が好みな作品が多いということもあり、今回のようなイベントは正に熱望していたものだった。

以下は出演者(出演順)

遠藤正明(シークレットゲスト)

May'n

ナノ

梶浦由記 / FictionJunction YUUKA

新居昭乃

ALI PROJECT

中島愛

May'n × 中島愛

Fire Bomber(シークレットゲスト)

AKINO with bless4

石川智晶

See-Saw梶浦由記 × 石川智晶

Trident(シークレットゲスト)

ワルキューレ

坂本真綾

 

会場に着くとステージ横のモニターではフライングドッグ制作のアニメ主題歌映像が10年分どころかビクター時代を含め30年分以上(一番古いところでは『メガゾーン23』か)が流れており、もうそれだけで自身のアニメ遍歴を振り返ってるかのような気がして感極まってしまった。

特に熱中していた20年ほど前の作品(『トライガン』、『エクセルサーガ』、『地球防衛企業ダイガード』、『ノワール』、『ラストエグザイル』、etc…)については会場内から歓声が湧き上がり、同世代が多いことが嬉しく、心強く感じた。

 

いざライブが始まるとあっという間だったが、全29曲、作品数換算で23作品分(しかもこの20年間で全作見てきた!)を生で聴くというのはこれ以上ない至福の体験だった。

特に印象的だったのが、今回残念ながらインフルエンザで欠席となった作曲家・菅野よう子。いないのに続々と歌われる菅野よう子ソング! 『マクロスF』からは「射手座☆午後九時 Don't be late」、「ダイヤモンドクレバス」、「星間飛行」、「ライオン」、『マクロスプラス』から「VOICES」、『創世のアクエリオン』の「創聖のアクエリオン」、そして『カードキャプターさくら』の「プラチナ」。今回特に00年代に活躍していたアーティスト中心だったこともあってか、そこに残した彼女の爪痕の大きさをまざまざと見せつけられるようだった。

トリの坂本真綾は「逆光」、「Be mine!」だけで感涙ものだったが、最後の「プラチナ」では観客のコールと共に「菅野よう子~ふざけんなよ~♪」菅野よう子~おだいじにね~♪」と歌う場面もあり、愛の深さを感じるばかり。

 

終演後に告知されたのは今秋の犬フェス2開催。10周年だから、と言わず今後も定期的に開催して、今回不満だった1人あたりの曲の少なさ(2~3曲だけ)は解消してほしい。

そしてもちろん、菅野よう子を待っている。

 

軌道エレベーターに萌えろ――『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』

人は誰しも、広く遠い空に憧れを抱く時があるだろう。

20年前、学生時分だった私はアニメに傾倒してからというもの暗い自室で往年の名作を片っ端から再生する日々を過ごしていたが、そこで一本の映画に出会った。『マクロスプラス MOVIE EDITION』だ。エレクトロミュージックをバックに描かれるイサムとガルドの血が滾るドッグファイトに魅せられた私は部屋を抜け出し大空を翔けるパイロットを目指し勉学に励み出し……たわけではなく、ゲーム店に向かって空を飛ぶゲームを物色し、そこで更に出会ったのがエレクトロミュージックをバックに架空戦闘機とドッグファイトを繰り広げるSFシューティングゲームエースコンバット3 エレクトロスフィア』だった。「アニメで見たやつを自分で体験できるじゃん!!」と衝撃を受けて今度はゲームに傾倒することに……。

そんな思い出と共にシリーズを追いかけ出した私にとって、2007年発売の『エースコンバット6 解放への戦火』以来12年もの間待ちわびてきたナンバリング最新作エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』が発売された。

一通り遊び終えて思うのは、本作が伝統と革新の両面を打ち出した野心作であるということだ。

 

  • 「伝統」のキャンペーンモード

まずゲームのメインであるキャンペーンモードに触れると、良くも悪くも『エースコンバット4』から『同6』までのプレイフィールと何ら変わらない。実在の軍用機に搭乗し、360度広がる広大な空間で敵機との空中戦を楽しむステージクリア型のフライトシューティングゲーム(フライトシミュレーターほどに難解ではないが、縦/横スクロールシューティングよりは操作が複雑)という基本は一緒。あてにならないブリーフィングや、やたらと多い対地爆撃ミッションも残念ながらいつも通り。無線通話を通して英雄のように持ち上げられのはいつも通りで、気持ちが良い。

大きく進化を遂げたのは雲の表現だ。これまではあくまでちょっとした背景程度だった雲がハードウェアの恩恵をうけてグレードアップ。見た目のモコモコフワフワ感に加え、雲に入ると視界が封じられ、時には雨や雷も猛威をふるうことで存在感が大きく増しており、雲マニアには堪らない。敵機のミサイルを振り切れるという利点もあり、ゲームとしては新たなアクセントになっている。

またエースコンバットといえばストーリーも大事な要素。今作はシリーズ屈指の人気作『エースコンバット04』、『同5』のイベントシーンを手がけた片渕須直氏が再び脚本を手がけている。片渕須直氏といえば監督作である映画『この世界の片隅に』(2016年の公開以来未だロングラン上映中!!)で注目を浴び一躍時の人となったが、私自身は『エースコンバット04』の情緒的なアニメーションに感銘を受けて以来ずっと追いかけてきた方なので凱旋を見ているかのようで感慨深いものがある。今作はプレイヤーの航跡を敵味方両軍の視点から追いかける形をとっており、過去作ともまた違った趣に最後まで楽しませてもらった。特に終盤の畳みかけるような展開が非常に熱い! 片淵ファンとしては、主に原作付き作品を手がける氏による完全オリジナルストーリーが楽しめるのも嬉しいところ。スタジオカラー所属で今作ではシネマティクスディレクターを手がける吉﨑響氏(日本アニメ(ーター)見本市『ME! ME! ME!』監督)によるCGと実写取り込みを織り交ぜた特異な映像も、盛り上がりに一役買っているように思う。

ただ表面的な変化は大きいものの、12年待ったとは思えないほどエースコンバット6』からの内面的変化は乏しい。小回りに旋回しながら敵機のロックオンを引き剥がし、豆粒大の標的にロックオンしてシュートする繰り返し。懐かしさこそ感じるが、新たな駆け引きは感じられない。大きく変え、それ故に批判の声も大きかった外伝作品『エースコンバット アサルトホライゾン』からの反動だろうとも思うが、過去作にあった僚機への指示やアクションマニューバも無くなったことで戦略性もコントローラ操作もシンプルになった。雲を利用してほしいという開発側の意図は感じるが、ステージにより配置も形状も異なる雲を使いこなすのはなかなかに困難だ。

もちろんハードの進化と共に見た目がグレードアップしているので実在の軍用機に乗れるだけで楽しい!という層には響くだろう。しかし多くのプレイヤーに向けて、機体やスキンの収集、高難易度やハイスコア狙いといったいつも通りのリプレイ要素以外に、もっと繰り返し遊びたくなる新鮮な要素が欲しかったというのは本音だ。

 

  • 「革新」のVRモード

一方で驚きを覚えたのがVRモードだ。エースコンバットVR化しただけで操作方法もほとんど変わりないのに、目の前に広がる全てが新しく、楽しい。

PS VRを被るとそこに見えるのは狭い操縦席。機体にすっぽりと包まれたような気分になり自然と体が動かせなくなるが、ぐるり360度見渡せるのが新鮮。しかし適当に飛び回っていると雲に突入してしまい前後不覚になり、視界が晴れたと思ったら直後海面に突撃して爆死……死の棺桶に乗るとはこういうことかと身をもって体験したら笑いが止まらなくなってしまった。

そしてドッグファイトがやたらと楽しいのは目で敵機を追えるようになったからだろう。普段の操作ではボタン長押しで敵機を正面に捉えていたのが、 VRでは自身の目で周囲をぐるぐる見回し敵機を追える。『劇場版カウボーイビバップ 天国の扉』でスパイクがやってたやつである。この操縦感には興奮するしかない。

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スパイクがやってたやつ

VR化しただけ、とはいえそうそう単純なものではなく、操縦席内のモデリングはキャンペーンモードのそれよりさらに詳細に描画されているし(なにしろ見渡せる範囲がグッと広い)、敵機がやたら接近戦を仕掛けてくることから察するとおそらくアルゴリズムも独自のもの。激しく動くがVR酔いを感じることもなく、VR ZONEやサマーレッスンで培われたバンダイナムコの技術の粋が結集しているのを感じる。

3ステージしかなく、機体も3機までと少ないのが残念な点ではあるが、 VRに特化したまるで別のゲームが入ってると考えると十分すぎるぐらいだ。

 

  • シチュエーションに萌えるなら

ここまで書いてきたように本作は大きく2つの要素で構成されており(他にオンライン対戦モードもあるが)、合わせて遊ぶと伝統と革新の両面を堪能することができる。

……できるのだが、VRモードはPS VRを持っていないと遊べないのが最大の難点だ。本作はXBOX ONE版も発売されており、来月にはPC版も発売予定だが、それらのバージョンにはそもそもVRモードが搭載されてすらいない。私自身は上述の通り遊び倒したが、どれほどの人がVRを体験できたのだろうか。環境により体験に大きな差が出るのは間違いないのでこれから遊ぶ人はぜひPS4版を、そしてPS VRの購入も一緒に検討すべきだ。今さら買うのに躊躇するとか言わないでくれ。『Rez Infinite』と『TETRIS EFFECT』さえ買えば元は取れるので安心してほしい。

とはいえ広い空を飛び、戦地を転々としてエースとして成長していくいつも通りの疑似体験は他のゲームでは味わえない格別の楽しさだし、何より宇宙エレベーターを目の前にして空を飛べるというシチュエーションで鼻血が出るのでフライトスティックごと買ってよかったという気持ちしかない。

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軌道エレベーターに萌えろ

だから次は12年も待たせないでほしい。おかえりエースコンバット

 

ゲーマーズライフのゲームオブザイヤー2018

昨年のベストゲームはこれ!という記事を毎年書こうと思いつつ、ここ数年は未クリアゲームが多かったり網羅的に遊べてなくてさぼっていたのだが、人間遊べるゲームに限りがあるのはしょうがないのだからと割り切って久しぶりに書いてみる。

昨年遊んだものから選定、順位は完全主観でハマったゲーム順。

 

1位 Fate/Grand OrderiOSAndroid

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2018年を通して最も長時間のめり込んだのはFGOこと『Fate/Grand Order』。長年の間序盤で放置していたものの、第1部をクリアしないと遊べないイベントの登場をきっかけに再開したところ、第1部終盤のシナリオに胸を打たれ、それ以来全ての期間限定イベントも第2部以降もプレイ。年間通して楽しませてもらった。

ゲームシステムに面白みはないのだが、世界と時空と全人類を巻き込んだ壮大で長大なテキストがとにかく面白い。以前こそTYPE-MOONがなぜソシャゲーを?という疑問を抱いていたものだが、この規模にもなると家庭用ゲーム機での再現は困難であろうし、長編テキストアドベンチャーが今の時代に流行るとも思えないのでソシャゲーの形を借りたのは最適解だったのだろうと納得。

推しキャラはケツァル・コアトルなので何故かクリスマスイベントで推されたのは嬉しい限り。第1部第7特異点のTVアニメ版にも期待。

 

2位 Dead CellsSwitch、PS4Xbox One、Steam

ローグライクメトロイドヴァニア、つまりは自動生成ダンジョン探索ハクスラ2Dアクションゲーム。ハイスピードな忍者アクションムーブが気持ちよく、自分の知恵とテクニックの上昇と、ランダムに手に入る多種多様な強力な武器を駆使して着実に歩を進めるのがじわりと楽しい。ベストオブ中毒ゲーム。

 

3位 スパイダーマンPS4

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ゲームが映画、超えちゃったな?という瞬間に幾度も遭遇。オープンワールドゲームとなるとどうしてもゼルダの伝説BOTWと比べてしまうところだが、圧倒的な密度で再現されたニューヨーク、そして縦横無尽のスパイディアクションには比肩するだけの魅力が確かにある。原作愛を随所に感じるシナリオ、テキストも心地良い。

 

4位 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALSwitch

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スプラトゥーンインクリング参戦が嬉しいシリーズ最新作。スマブラの一番いいところは、普段格闘ゲームをやらない人でも対戦の駆け引きを楽しめる敷居の低さだと思っているが、今作はさらにSwitchのハード特性を活かしていつでもどこでも、ちょっと遊ぼうよとコントローラを渡せるのが嬉しい。最強のパーティゲーム

メトロイド信者としてはサムスを動かせるゲームが毎年のように出てくれるだけで嬉しいのにダークサムスにリドリーと2キャラも追加されて盆と正月が同時に来たような心持ち。

 

5位 モンスターハンターワールドPS4、Steam

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マップの繋ぎ目がないモンハンがいつか出ないものかと夢想して幾星霜、ついに夢が叶う時が来た。またモンハンシリーズではあえて残されていたストレスフルな要素が嫌で仕方なかったのだが、今作では狩りの快感はそのままにシステムが一新し改善。そしてグラフィックは超美麗に。言うことなし。

 

6位 スプラトゥーン2 オクトエキスパンションSwitch

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スプラトゥーン2用の追加ダウンロードコンテンツスプラトゥーン2本編の1人用モードは1作目ほど盛り上がれなかったがオクトは別物。

地下鉄各駅に配置されたちょいムズなミッションを自由に攻略していくノンリニアな進行が新鮮なのに加え、いざ地上を目指す段になってからのストーリー、マップ構成、ボス戦が熱すぎる。記憶のないタコ人となったプレーヤーが、地下世界から地上を目指して脱出を試みるというプロットはもはや『ブレスオブファイアⅤ ドラゴンクウォーター』の再現に相違ない。スプラトゥーン2プレーヤーはマストバイ。

 

7位 GorogoaSwitch、PS4Xbox One、Steam、iOSAndroid

4枚のパネルを置き換えて謎を解いていくよくわからないけどすごいゲーム。福岡在住時にベッドでごろごろしながらSwitch片手に世界の深淵に触れた時の感触が忘れられない。

 

8位 テトリス エフェクトPS4

Rez水口哲也があのテトリスVRに! というだけでもう面白いが、砂漠で一歩一歩踏みしながら歩いていると気づいたら月面に、そんな体験ができるテトリスが今まであっただろうか。Rezに並ぶVR随一のトリップゲーム。

 

9位 UNDERTALESwitch、PS4、PS Vita、Steam)

各ハードでも発売されてきたがようやくSwitch版が出たのでプレイ(2DゲームはなんとなくSwitchで遊びたいのだ)。シナリオが良いとは聞いていたのでなるほど確かにと唸ったが、それを彩るキャラクター、音楽の尖り方にも目が行く。SFC時代の往年のRPG群をも想起する秀作。

 

10位 ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ/Let's Go! イーブイ(Switch)

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ついに出たTVゲーム機向けポケモン本編。GB時代から夢想していた夢が叶ってしまった。2018年は夢が叶いすぎである。なんといっても悠木碧ボイスのイーブイがめちゃかわいい。モンスターボールを投げて捕まえる野生ポケモン戦が楽ちんで楽しいので次作にも引き継いで欲しい。

 

 

ゲーマーズライフの新年の目標は、①短くてもいいからマメに更新する、②買ったゲームはクリアする、③良い記事書いてバズる、ということで。今年もよろしく。

 

話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選

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毎年恒例の新米小僧さんの企画に乗っかる。

「話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選」参加サイト一覧: 新米小僧の見習日記

ルール

・2018年月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。

・1作品につき上限1話。

・順位は付けない。

 

選んだのはこちら。

TVアニメと呼べるかの議論の余地はあるがそれはさて置き。この話のために改めてデビルマンの映像化を、そしてWEB配信限定という流通手段をとったのではないかと思わせるあまりに激しく、倫理観を問われるエピソード。

 

今年最高のアニメからはめぐっちゃんとの別離を描いた5話が外せない。キマリとめぐっちゃんの語りと映像を重ね感動を増幅させる演出は匠の技。人はいつでも旅に出れる。スタートラインに立ちさえすれば。

 

騎士SDガンダムOVAを擦り切れるほど見て育ったのでクライマックスのスペリオルドラゴンパロに泣いた。『ポプテピピック』はネタとして消費され切ってしまった感はあるけれど、恐れを知らないパロディの乱れ打ちにはじまり、声優を変えて繰り返す放送形式や、地上波放送とWEB配信を同時に行い地方格差を無くすなど、アニメの枠を破壊しようとする大胆で戦略的な試みは非常に好印象だった。

 

実際のレース結果(1997年天皇賞)と重ね、ifを描くという、競馬をモチーフにしたアニメならではの練りに練ったエピソード。この回がきっかけで実際の競馬にも興味が湧き、実際に足を運ぶことになったのが思い出深い。

 

日常描写との落差激しい舞台演出。衝撃の幕開け。何が起こったのか理解できず、幾度も見返した。

 

悩みに悩んだが、どのカットもレイアウトがバキバキにキマって映像の快感を突き詰めた5話を推したい。久しぶりのヤマノススメは期待に違わずどの話数も珠玉の出来だった。

 

本渡楓演じる源さくらの見事なラップにノックダウン。ダークホースが大化けした瞬間に立ち会った感動。今年大活躍だったえーでちゃんに主演女優賞をあげたい。

 

  •  『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見るか』 第6話「君が選んだこの世界」

ループする甘美な日常と、決別。東山奈央演じる朋絵の告白シーンに震える。

 

  • 『色づく世界の明日から』 第9話「さまよう言葉」

愛しているのサインが目には見えないもどかしさ。

 

  •  『SSSS.GRIDMAN』 第9話「夢・想」

醒めない夢からの脱出。手垢のついたテーマではあるが、疾走感あふれる現実への帰還シーンにはあふれる涙が止まらない。『青春ブタ野郎』6話ともどこか重なる。

 

現状打破、旅立ち、ステップアップーー私自身が抱えているモヤモヤを解消してくれるアニメに心を打たれ、内省する。そんな1年だったように思う。

以前の10選はこちらから。

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ゼルダの伝説 コンサート2018

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先週12月14日は渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催された『ゼルダの伝説 コンサート2018』を観賞。

今回でゼルダの伝説オーケストラコンサートは4回目の開催とのことだが、聴きに行くのは初めて。最初の25周年コンサートの頃などは「ゼルダの伝説シリーズは好きだけどやったことないのも多いし…」と自分に言い訳していたものの、その後いくつかの旧作にも触れたので大丈夫だろうと意を決した次第。

実際行ってみると、演奏者の上に大画面が設置されており、曲に合わせた映像を映し出すという趣向が凝らされていた。遊んだことのない作品も十分楽しめるので、これなら今まで臆することなんてなかった!

 

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セットリスト(パンフレットより)。アンコールは近藤浩二氏によるピアノメドレーと、最後は「Nintendo Switch Presentation 2017 Trailer」

オカリナ、ハープ、アコーディオンという3つの楽器がフィーチャーされた今回の曲目だが、発売後初のコンサートということで『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の曲が気持ち多めで嬉しい。

特に感動したのは初めて遊んだゼルダの伝説シリーズ作の「夢を見る島メドレー」と、最新作から「ブレス オブ ザ ワイルド 英傑のメドレー」。映像付きで振り返ると泣くしかない…ミファー好き…。

そして「ブレス オブ ザ ワイルド メドレー -決戦-」はガノン城に入ってからガノンとの連戦、そしてエピローグで終わる胸熱メドレー。演奏前に青沼英二プロデューサーと藤林秀麿ディレクターの企画書解説コーナーもあってより昂まった。『ブレス オブ ザ ワイルド』のためにアーチェリーまで始めたという藤林Dの意識高い話や、初トレーラーでリンクが最後に見せる表情はドヤ顔だったのを、完成直前に青沼Pの一声でアンニュイな表情に直したという裏話も。宮本茂伝家の宝刀ちゃぶ台返しが引き継がれているのがわかるイイ話。


The Legend of Zelda Wii U Demo - E3 2014

 

音楽はゲームの一要素とはいえ、記憶を刺激し遊んだ当時の感情まで思い起こさせる、掛け替えのない要素だと再認識。次回も開催されるなら是非行きたい。

あと興奮冷めやらぬうちに『英傑たちの詩』をクリアしたい。する。そのうち。年末年始のゲームラッシュが落ち着いたら……。

 

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