ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

☆☆

『フリクリ プログレ』は誰がためのフリクリか

また懲りずに期待を込めてフリクリTシャツで挑む著者近影 映画『フリクリ プログレ』が9/28に公開された。本作は2000年から2001年に発売された前6巻のOVA『フリクリ』の続編企画として制作された映画のひとつで、内容的にもOVA『フリクリ』の続きとして描い…

退屈なカットに拙いドラマ。ツギハギ・ハリボテ『フリクリ オルタナ』

耐え難きを耐える苦痛の135分。まさかフリクリの名を冠する新作に、こんな気持ちにさせられるとは……。 新品のフリクリTシャツを着て映画館に駆け付けた私の心を返して欲しい 映画『フリクリ オルタナ』の劇場公開が始まった。本作は2000年〜2001年にリリース…

オチだけは凄い『宇宙船ダムレイ号』

『GUILD02』シリーズの第3弾として配信された『宇宙船ダムレイ号』は、名作『かまいたちの夜』を手がけた麻野一哉・我孫子武丸の新作3Dアドベンチャーゲーム。 主人公が目覚めると、そこはロックのかかったコールドスリープ装置の中で……、という導入部こそ、…

シューティングゲームを期待してはいけない『虫けら戦車』

アニメ『ガールズ&パンツァー』を見ていると、砲塔の唸りに、地響きに魂が震えるのが男のサガなわけで、戦車ゲーに手を出してみたいと思うのもまたゲーマーとしてのサガ。3DSで配信された『GUILD02』シリーズ第2弾『虫けら戦車』に、最近『ガールズ&パンツ…

『ロリポップチェーンソー』クリア後レビュー

グラスホップマニュファクチュアを率いる須田剛一氏のゲームの魅力と言えば、常人には理解できない支離滅裂なシナリオ、奇抜なキャラクター設定、日本のゲームとは思えないエロ&グロ。最新作『ロリポップチェーンソー』にもそういうところを期待していたのだ…

未完のCGムービー集『アスラズラース』

「キャラゲーに名作なし」と言われた時に反例として真っ先に挙げたいのが『NARUTO ナルティメットストーム』だ。福岡のデベロッパー、サイバーコネクト2(CC2)の手がけたこの作品は、ナルトたち忍者の戦いを3D対戦ゲームとして再現するだけでなく、木の葉の里…

『Transformers Dark of the moon』ゲーム版感想

日本での公開まで残り1ヶ月を切った『Transformers Dark of the Moon(邦題:トランスフォーマー ダークサイド・ムーン)』。待ちきれないのでゲーム版を買ってきた。 前回の映画のゲーム『Revenge of the Fallen』や、トランスフォーマーゲームの前作にあたる…

「大丈夫じゃない、問題作だ」『エルシャダイ』クリア後感想

昨年秋の東京ゲームショウで触って以来嫌な予感がしていたのだが、予感は的中した。あれだけ「大丈夫だ、問題ない(cv.三木眞一郎)」と言っていたのに、『エルシャダイ』は大丈夫じゃなかった。問題作だ。 大丈夫な点 1.音楽:全般的にかなり良かった。なに…

『THE LAST STORY』にガッカリしたごく個人的な感想

昨夜『THE LAST STORY(ラストストーリー)』をクリアして肩の荷が一気に下りた気分でいっぱいだ。後半は殆どクリアするという義務感に衝き動かされてプレイしていたので。何でこんな気持になったのかというと、プレイ前の期待感との齟齬が大きすぎたためだと…

『FRAGILE さよなら月の廃墟』クリア後レビュー

公式サイト 「ひとりで旅をして、ひとりで月を見上げるのはもうたくさんだよ!」 主人公セトがPVの最後に吐く、印象的な台詞。 PVを見ている段階では、これだけ熱い言葉を吐かせるなんてどれだけ孤独な旅を強いられるゲームなのだろう、若しくはこんな台詞を…

アヴァロンコード

HACCANの絵に惹かれ、マトリックス開発ということで信頼して手を出してみたDS用ソフト『アヴァロンコード』。けれどプレイしてみると気になるところが多すぎて……。 ・下画面を「預言書」に見立て、「コード」を弄ってキャラやモンスターの属性や強さを操作す…

ききマスター

公式サイト 配信日4月10日〜4月23日 ゲームセミナー2007第三弾はタッチペンききとりアドベンチャー『ききマスター』。 人との会話において「相手の話を聞く」ことは最も重要であるからして、「台詞の入ったバルーンが最大に大きくなったタイミングでタッチし…

メタルギアソリッド ポータブルオプス

来年は年明け早々任天堂の看板対戦ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』にメーカーの垣根を越えて参戦し、続けてシリーズ完結編『メタルギアソリッド4』も発売予定。日本が世界に誇る大ヒットゲーム「メタルギア」シリーズのPSPにおける3作目が『メタルギ…

アイドルマスター XENOGLASSIA

声優交代。なぜかロボットアニメ。舞-Himeまんまの暗い展開。誰がこんな形のアニメ化を望んだのだろうか。地球存亡の危機まで風呂敷を広げてしまったが、「アイドル」なんだしもっと地に足ついた話を見せてほしかった。

傀儡后

帯の「日本SF大賞受賞」の文字とラノベ風の表紙に釣られてよく調べもしないで買ってみたのだが失敗。近未来の大阪が舞台のSFジュブナイルが展開!・・・・・・していきそうなミステリアスな序盤にはわくわくして読み進めていくも、物語は悪い意味で予想を裏切…

ラッキー・ワンダー・ボーイ

少ない色数で表現された超未来的映像、シンプルなゲーム性。表現力が未熟だろうと容量が少なかろうと、レトロなアーケードゲームには何物にも変えがたい魅力があった、らしい。らしいというのは私自身はインベーダーなりパックマンが流行っていたころの時代…

『スパイダーマン3』

公開から一ヶ月ほど経って、さすがに客もまばらな平日の昼間に行ってまいりました。 以前はアメコミ映画に興味を持てなかったので、一作目を観たのは叔父の家にたまたまDVDがあったからなんですが、そのまっすぐなストーリーと魅力的なキャラクターにすっ…