ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

☆☆☆☆

アズールとアスマール

今日まで渋谷シネマ・アンジェリカで上映中の、ジブリがプロデュースしたフランスのアニメ映画。ストーリーは極めて古典的で、どこかありそうな御伽噺。アズールとアスマール、2人の青年が寝物語に聞かされていた囚われの王女の存在を信じ続け、彼女を救い…

ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト

「箱庭ゲーム」と云われるタイプのゲームがある。 定義は様々なのでどれが箱庭でどれが箱庭じゃない、といったことは一概に言い切れないのだが、「CGポリゴンで構成されたフィールドを自由に動き回れるゲーム」を指してこう呼ぶ場合が多いのではないかと思…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

朝6時半に新宿ルミネ1に着くと、朝早くだというのに既に3〜400人に及ぶ長蛇の列。最終的に列は800人を超え、開場後も増え続ける人たちによって1000人を収容するルミネ1でさえも立ち見が出るほどの大盛況。 そんな熱心なファンの中にはいかにもなオタク的…

トムソーヤ

今日で夏も終わり。夏と言えば冒険。冒険といえば『トムソーヤーの冒険』! というわけで今日紹介するのは、暑い夏にどこへも行けなかった悲しい大人たちに少年の頃の気持ちを思い起こさせるべくして生まれた現代の童話『スクウェアのトムソーヤ』・・・・・・じゃ…

ファミコン文庫 はじまりの森

SFC時代最末期である1999年に生まれ、ニンテンドウパワーというローソンのSFC書き換えサービスでのみ配信されていたため、任天堂のソフトとしては非常にマイナーなタイトルなのだが、今夏WiiのVCによって遂に再び日の目を見ることとなった。私も…

ピアノの森

日本の深夜アニメを語るうえで外せない監督といえばマッドハウスの小島正幸、と言っても知らない人は少なくないだろう。 日本テレビは深夜アニメが始まった当初から大人向けの原作付きアニメに積極的に取り組んでいるのだが、ベルセルク以来断たれることのな…

『ベルカ、吠えないのか?』

この小説の筆者、古川日出男が以前描いた傑作ファンタジー小説『アラビアの夜の種族』は「嘘のような伝説を翻訳したもの、を騙ったフィクション」という一風変わった形式をとっていたが、それ以来の書き下ろし長編であるこの小説は、それを意識してのことか…

『もやしもん』

たとえ見えなくても、生活のあらゆる場面に菌は存在する。知識としては理解していてもついつい忘れがちな事実だが、このマンガの主人公・直保はそれを忘れることはない。なぜなら彼は菌が見えるのだから。 ファンシーな菌たちと共に描かれる農大学術系青春ス…

『燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2』

今月号のNintendoDREAMの付録冊子、DSソフトオールカタログを見てみると、シリーズ一作目の『押忍!闘え!応援団』の累計販売本数は6.8万本。それに対して今作の累計販売本数は11.4万本。未だに2万本ペースで売れているようなので、累計20万本も…

『ドンキーコング ジャングルビート』

革新的インターフェイス 今の任天堂を支えるニンテンドーDSやWiiといったハードは、その革新的で直感的なインターフェイスによって人気を獲得しているが、任天堂が革新的な操作方法を考案したのはこれがもちろんこれが初めてのことではない。それこそ日…

『たったひとつの冴えたやりかた』

星野の北方に位置し、星の密度が低いためにまるで黒雲が広がっているかのように見える地帯―通称「リフト」の周辺で起こった3つの歴史的事件を収録した作品集。体内にまで侵入可能な超小型エイリアンから1つ目4本腕のエイリアン、ワープ航法に超高速通信、…