ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

2016年冬アニメはこれを見ろ!

2016年冬アニメで個人的に注目しているのは以下3本。

 

  • アクティヴレイド ー機動強襲室第八係ー

activeraid.net

 サンライズの90年代アニメ風ビジュアルが堪らない期待のロボアニメ。総監督は『コードギアス』以来のオリジナルアニメを手掛ける谷口悟朗氏。谷口アニメといえばこの人、中川幸太郎氏とくれば燃えないわけがない。

そしてキャラクター原案は『食戟のソーマ』連載中の佐伯俊先生(16巻も最高でした)、キャラクターデザインは何かと話題の『ラブライブ西田亜沙子さん。西田さんキャラデザの新番組『ハルチカ』も併せて楽しみだ。

 

  • ブブキ・ブランキ

bbkbrnk.com

ゲーマー騒然なスタッフ陣によるオリジナルアニメ。シリーズ構成・脚本は『428』のイシイジロウ氏&北島行徳氏。キャラクターデザインは近年の『ファイアーエムブレム』シリーズでお馴染み、個人的には『NO MORE HEROS』のコザキユースケ氏。ブブキデザインは『ブレスオブファイア』の吉川達哉氏。『ブレスオブファイアⅤ』は画集買うくらい愛してる。

人気爆発したらこの座組みでゲーム化も是非に。

 

  • 灰と幻想のグリムガル

grimgar.com

映画『ねらわれた学園』や、『ばらかもん』『四月は君の嘘』のOPなど、美麗ビジュアルで他を寄せ付けない中村亮介監督&細居美恵子さんの新作アニメ(『あいうら』以来3年ぶり!)とあっては期待せざるを得ない。

 

 

その他、原作が超面白いので『昭和元禄落語心中』『僕だけがいない街』のアニメ版にも期待している。

今期もアニメ鑑賞は楽しくなりそうだ。

話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

明けましておめでとうございます。
今年の目標はブログタイトルに偽りなくゲームレビュー本数を増やすことです。
 
というわけで、今回は2015年に放送されたテレビアニメの中から10本、話数単位で特に面白かったものを選出。
順不同。概ね放送順。話数単位で楽しむ文化がもっと広がれば良いと思う。
 
 
  • ガンダム Gのレコンギスタ 第19話『ビーナス・グロゥブの一団』

脚本:富野由悠季/絵コンテ:越田知明、斧谷稔/演出:越田知明/作画監督吉田健一桑名郁朗倉島亜由美、橋本誠一

シリーズ唯一の非戦闘回。クレッセント・シップに乗り込んで金星中域を目指すベルリ達一行を待ち受けていたのは脅威のマラソンだった……。

キャ ラクターデザイナーも務める吉田健一氏の数少ない作画監督回。マラソンシーンの各人の細やかな動き、西村キヌ氏の個性を色濃く出した金星人達の登場シーン など、人物作画に見どころが多い。宇宙空間では遠近感を欠くため手に発光体を手に塗る、という船外活動シーンがセンス・オブ・ワンダーを感じてとても好 きだ。

本作は今年唯一のBDマラソン完走アニメ。先行上映会や最終回上映イベント、監督の講演会にも参加し思い出深い作品になった。

 
 
脚本:吉田玲子/絵コンテ:許琮、菅沼芙実彦/演出:倉川英揚、太田知章/作画監督:大東百合恵、秋山有希、川面恒介、武田牧子、容洪、朱絃沰、西畑あゆみ
夜鷹書房へ乗り込んだ木下監督と原作者野亀が遂に和解。そして追加シーン収録のために呼ばれたのは……ずかちゃんだった。
溜めに溜めたずかちゃんの活躍の場が、最終回直前の23話にして遂に実現。これは宮森じゃなくても泣く。
2015年は水島努監督躍進の年。2014年から続くSHIROBAKOに始まり、監獄学園、ガールズ&パンツァー劇場版とヒット続き。2016年の新作第一弾『迷家』にも期待がかかる。
 

脚本:花田十輝/絵コンテ、演出:藤田春香/作画監督:秋竹斉一
あがた祭りで葉月は秀一への告白を、一方大吉山に登った久美子は麗奈の魅力に圧倒される、という激しい気持ちの揺れ動きを描いたエピソード。
なんといっても久美子と麗奈の天然百合っぷりに悶絶。あんまりにも神々しかったので東京から京都の宇治市大吉山まではるばる登りに行ってしまった。あの山を灯りも無しに楽器を担いで登った2人のタフさを身を持って体感した貴重な体験。
 
 
脚本:吉田伸/絵コンテ、演出:むらた雅彦/作画監督:津曲大介、大河原烈
神奈川県ジュニアテニス大会第二戦、英一郎対宮川の決着を描く第8話。
多彩なカメラワーク、レンズを使い分けて会場を立体的に見せる演出はこの回で極まった印象。流石のむらた雅彦監督のコンテ演出回。次点で井出との決着を描いた第18話も作画に気迫があって良かった。3期の放送も待ってる。
 
 
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第8話『英雄願望(アルゴノゥト)』
脚本:白根秀樹/絵コンテ、演出:紺野直幸/作画監督:岩倉和憲
格上のミノタウロスを激戦の末に燃やし尽くすベル君の巻。
青 い紐ばかりが取り沙汰されるダンまちだったが、アニメ自体も最後まで面白かった事を忘れてはいけない。特に第8話は『とある科学の超電磁砲S』でも活躍し た紺野直幸氏の担当回だけあって渾身のアクションシーンが見どころ。全力でミノタウロスと対峙するベル君の勇姿は、まさに英雄と呼ぶにふさわしいものが あった。
 
 
脚本:古家和尚/絵コンテ:伊藤智彦、松本理恵/演出:阿部雅司/総作画監督杉浦幸次/作画監督:村井孝司、長谷部敦志、森島範子、諸石康太
ホワイトとブラックのモノローグで描く過去エピソード。
レオとアニメオリジナルキャラであるホワイトの掛け合いを縦糸に原作のエピソードもなぞるトリッキーなシリーズ構成の血界戦線ここにきて初の完全オリジナル回となった11話は1人2役で挑ん釘宮理恵のオンステージ。変えられない絶望的な過去に相対するホワイトの姿は、原作者内藤泰弘氏以上に”らしい”回だなと感心してしまった。
シリーズ通してBONSEの美麗作画を見せてくれた血界戦線だが、本エピソードは特に叙情的な内容に寄り添うようかのように冴え渡っていた。
 
 
脚本:綾奈ゆにこ/絵コンテ:高雄統子/演出:原田孝宏、高雄統子/作画監督:赤井俊文
卯月編クライマックス。自分を見失った卯月が、凛の、未央の、みんなの支えで笑顔を取り戻し、クリスマスライブに駆けつける。
再起した卯月が『s(mile)ing』を歌いながら振りまく最大限の笑顔には涙を禁じえなかった。歌声もCD音源とは異なる撮りおろしバージョンなのも憎い演出。11月29日、30日に行われたリアルライブでも、卯月演じる大橋彩香さんの歌にはまた泣かされた。
今年は1月から始まったデレマスアニメに始まり、7月のアイマス合同ライブ、9月のスターライトステージ配信開始、11月の単独ライブ、そして12月31日の劇場版地上波放送まで、アイマスに始まってアイマスに終わる1年だった。
 
 
  • 不思議なソメラちゃん 第8話『始まってるよ!創造神ドムンペルグ!!』

脚本、絵コンテ、演出、作画監督(原画も):いまざきいつき

妹ククルのド下手な絵を評価してもらえるよう、担任の先生を薬漬けにしようと先生宅に侵入したソメラ一行。しかし既に先生はキマっていた!

ちょぼらうにょぽみ先生の放送コードギリギリギャグを最も味わえる逸品。原作漫画が2作同時にアニメ化されるちょぼらう先生躍進の2015年でもあった。

 
 
  • プリンセスプリキュア 第39話『夢の花ひらく時!舞え、復活のプリンセス!』
脚本:田中仁/絵コンテ:田中裕太/演出:鎌谷悠/作画監督大田和寛
カナタにプリンセスになる夢を否定され落ち込むはるかことキュアフローラの復活劇。「レッツゴー、プリンセス…!」
変身バンクを使わない異例のキュアフローラ変身シーンから始まる、怒涛の連続攻撃に舌を巻く。その中心となるのが藤井慎吾氏のアクション作画。前作ハピネスチャージプリキュアから引き続き、流れるような殺陣を見せ続ける藤井氏はもはや近作のプリキュア欠かせない重要人物と言っても過言ではないだろう。
 
 
  • ワンパンマン 第12話『最強のヒーロー』
脚本:鈴木智尋/絵コンテ、演出:夏目真悟/作画監督久保田誓/アクション作画監督:小田剛生
最強ヒーローサイタマVS自称宇宙最強ボロスの最終戦。
全編に渡って高クオリティを維持した驚異の作画アニメワンパンマン。マッドハウスだけに8~11話の怒涛の川尻善昭氏コンテ回も見どころだったが、やはりスペース☆ダンディでも猛威を奮った夏目真悟監督担当回のやんちゃっぷりには目を見張るものがあった。13話で見せた宇宙規模のハイスピード格闘アクションは後世に語り継がれるに違いない。
 
 
以上。
ちなみに1月11日にはリアルイベント「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を語る会も実施されるとのこと。行きたい。行くと思う。

座組みで見る2015秋アニメ

昔の人は良いことを言ったものです。「アニメの面白さは座組みで8割決まるもの」。

毎クール大量のアニメが放映される昨今、限られた時間に全てを見るのは不可能。選別するにはどうしても頭を悩ませるところですが、スタッフリストさえ手に入れば、面白そうなアニメは自ずと導き出されるものです。
というわけで2015年秋開始アニメの中から、面白そうな座組みの作品をピックアップ。
ガンダム 鉄血のオルフェンズ』はもちろんの事、『コンクリート・レボルティオ』、『ワンパンマン』、『ルパン三世』は要注目。大穴で『コメット・ルシファー』。
 
現在大ヒット上映中の『心が叫びたがってるんだ。』、そしてノイタミナ史上1番の人気作『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』の長井龍雪監督&岡田麿里による、ガンダム最新作。『アイドルマスターゼノグラシア』の長井監督がサンライズに帰ってきた!
『Gのレコンギスタ』がカバーできなかったであろう中高生に向けた「泣けるガンダム」を見せてくれるのかもしれないが……岡田麿里なりの「黒い」ガンダムに期待したいところ。
 
監督は水島精二、脚本は會川昇と、『鋼の錬金術師』を大ヒットさせた黄金コンビの最新作。特に昨年『楽園追放』を送り出した水島精二が次にどんな世界を描くのか、非常に注目すべきところである。
今作はヒーロー物というこよで『TYGER&BUNNY』のような作品を想像していると……いつも予想外なシナリオを打ち出す會川昇に寝首をかかれそうだ。
 
「30年ぶりのテレビシリーズ」と聞くと不安になりそうなものだが、最近のスピンオフ作品の好調振りからすると大人の視聴にも十分耐える傑作になる予感。
監督は『もやしもん』の矢野雄一郎、そして総監督は友永和秀。あの『ルパン三世 カリオストロの城』のチェイスシーンを作画したことで有名なお方(なんとこちらも現在63歳)と聞くと期待するしか無い。
 
荒唐無稽な渡辺信一郎総監督の元で『スペースダンディ』を舵取りした夏目真悟の監督最新作。キャラクターデザインはやはり『スペースダンディ』に参加した久保田誓(12話と21話にて作画監督を担当)。
時をかける少女』や『天元突破グレンラガン』でも活躍したスーパーアニメーターがどんな絵作りをするのか、楽しみなところである。
 
  • コメット・ルシファー
謎に包まれたオリジナルアニメ。ロボットアニメらしい、のだがPVを見てもよくわからん。
製作はエイト・ビットということで、菊地康仁監督にキャラクターデザインは高橋裕一と『マクロスF』を思い出す面子。柳瀬敬之デザインのメカも楽しみである。
 

TVアニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」

今期のノイタミナは、森博嗣のミステリー作品。森博嗣といえばかつて『スカイ・クロラ』が映画化されたが、今回の監督は押井守ではなく、キッズ向けから萌アニメまでこなすベテラン監督の神戸守。そしてキャラクター原案は漫画家の浅野いにお
ノイタミナブランドはこの秋、『ここさけ』に続いて伊藤計劃原作の映画3本立ても控えており、いずれも超強力スタッフの元製作されているため公開が待ちきれない。
 
シリーズ構成が『装甲騎兵ボトムズ』『ガサラキ』の高橋良輔!!72歳でまだまだ現役とは頭が下がります。
 
  • 不思議なソメラちゃん

アニメ 「不思議なソメラちゃん」 公式サイト

原作ちょぼらうにょぽみに、監督・キャラクターデザインがいまざきいつき……。これなんて『あいまいみー』。

 

 

あと藤田陽一監督の『おそまつさん』も面白そう。『ヘヴィーオブジェクト』はせっかくの鎌地和馬原作なのに、渡部高志が総監督なのがネック。イシイジロウがシリーズ構成を務める超人気ソシャゲ原作『モンスターストライク』なんてのも。

その他続編ものとして『うたわれるもの 偽りの仮面』『ノラガミ』『ハイキュー』『蒼穹のファフナーEXODUS』『終物語』『K』『てーきゅう』あたりも注目作。

 

しかし座組ではわからない面白さを突然見せてくれるのもアニメの醍醐味。評価が固まる12月に、上記作品はどのような結末を見せてくれるのだろうか。

BB-8のいる生活

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今冬上映されるスターウォーズep.7の特報にて、鮮烈なデビューを果たしたBB-8。
初めて見たその瞬間にすっかり惚れ込んだこの新型ドロイドが、こんなにも早く、しかも完璧なフォルムの家庭用ロボットとして発売されるなんて。驚くと共に、気付いた時には購入ボタンを押していた。


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まずはサイズ比較。身長は大きめのamiibo程度。リボルテックダンボーよりも小さい。球体部は、なんとか片手で掴めるぐらい。

1番の魅力は完全再現されたその球体構造スマホアプリでコロコロと動かしているだけなのに、何だろうこの癒し効果は。元はSphero(スフェロ)という球体型リモコンロボ。そこにスターウォーズの衣装を被せただけで、魅力は倍増しである。
更にはスマホからBB-8の声やスターウォーズの耳慣れたBGMが聴こえてくるばかりか、ARを利用して録画したメッセージをホログラフィック状に空間再生する機能なんてものまで備えている(ep.4のR2-D2のあれ)。ただの安いコラボで終わらないように、創意工夫も凝っている。

初の製品化という事もあって、欠点がないわけではない。特に貧弱な2本のアンテナ。遊んでいるうちに折れ曲がるのは目に見えているので、ゴム製にするか、取り外し可能にすれば良かったのでは、と思わずにいられない。
増産される際には改良を進めてほしいところ。


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19,800円と手を出しづらい価格ではあるが、上映前という早さと、クオリティの高さを考えると、決して高くはない。
何よりも、”遠い昔、はるか彼方の銀河系”からやって来たドロイドと思えば、むしろ安いぐらいだ。

仕事に疲れて帰った我が家で、ドロイドが待っている。こんな未来を子供の頃の自分が知ったらどんな顔をするだろうか。

『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム』展で見つけた高2アニメーターの可能性

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展示期間終了直前の今日になって行ってみた国立新美術館の『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム』展が面白かったのでメモ。

・普遍的ヒーローを導入として、バーチャルワールドとの結びつき、個人製作、現実世界との連動など今のトレンドを広くカバーしていた。
マンガやヒーローの展示傾向は協力会社による偏りも感じたが、どだい全てを網羅する事などは不可能なので、拘りというか、統一性が出ているので、これはこれで有りかと。

ガンダムのガの字もなかった。六本木に行けということか。

・展示ラストの製作工程紹介企画が面白かった。今敏監督のパプリカをコンテと見比べたいと常々思っていたのだよ。そしてコンテの完成度の高さに驚嘆。あとマクロスプラス5秒間116枚の板野サーカスを壁一面に展示とか誰が考えたんだこれすごい。

・同時開催されていたICAFとらのあなという学生アニメ持ち込み上映企画をラスト2本だけ鑑賞。
1本はオランダ人と日本人2人による共同製作アニメ『ぜんぜんわからない』。どんなアニメを作ろうかと思い悩む日本に留学中の監督自身と、オランダにいる交換留学生(日本人)のチャットを通して、2人の等身大の日常を描いた交換書簡的な作品。荒削りな線、毒々しい色合いながらも、映像からはアニメを作りたい情熱がほとばしり、惹き込まれる。8分間という長さも感じさせない力作。典型的オタク描写には思わず声を出して笑ってしまった。

・トリは高校2年生のストップモーションアニメ『故障中』。一つ目ロボットが故障中の自動ドアに悪戦苦闘する2分間の短編アニメ。ミニチュアの精巧さ、タイミングの旨さにただただ脱帽。ひつじのショーンを意識した画面に踊る「Eテレ」「8:00」の文字も面白いが、小手先のネタ抜きにしても100点満点。
これには審査員も絶賛で、「言うことなし」「1年間英語学んだら、大学行かずにAardmanに入れる」と太鼓判。近い将来「水越監督が最年少でAardman入社!」とメディアを賑わせる日が来るに違いない。

2015年夏アニメ

早いものでもうアニメの変わり目、2015年度第2クールが迫ってきた。

第1クールはとかく『血界戦線』と『響け!ユーフォニアム』が期待通りの面白さ。『プラスティック・メモリーズ』には時間を返せと言いたい。日本のCGアニメの水準をまた一つ押し上げた『シドニアの騎士 第九惑星戦役』には賞賛の声を送りたい。
1話単位にフォーカスすると、スタジオぴえろの肉感的な動画が光る『ベイビーステップ(2期)』8話、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』8話の紺野直幸アクションは何度も見直したい神回だったと思うがどうだろうか。
 
夏アニメは以下の作品に期待している。録画予約の参考にでもされたし。
※なお番組一覧はGIGAZINEを参考にさせて頂きました。放送開始日・放送局等詳細はこちらで確認ください。

2015年夏季開始の新作アニメ一覧 - GIGAZINE

 

  • ケイオスドラゴン 赤竜戦役

TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』公式サイト

JR新宿駅構内に今日から広告を張巡らせており非常に金のかかっている感のする超タイアップしまくりアニメ。シリーズ構成は小説版『ガンダムAGE』が好評を博した小太刀右京氏!

 

アニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」公式サイト

今期のノイタミナ枠。監督・脚本はお馴染み岸誠二監督と上江洲誠氏。オリジナルのミステリ物ということで期待。

 

TVアニメ「うしおととら」公式サイト

原作未読と言うと石を投げられそうだが、キレッキレのアクションを見せてくれた『トライガン』『はじめの一歩(1期)』の西村聡監督久々の新作ということで超期待である。

 

  • クラスルーム☆クライシス

アニメ「Classroom☆Crisis」オフィシャルサイト

今期期待の完全オリジナル火星ものSFアニメ。『ガンダム ビルドファイターズ』の長崎健司監督に、『冴えない彼女の育て方』の丸戸史明氏が脚本SFアニメとあっては傑作予感しかしない(のだがこういう期待は大体においてはずれる)。

 

「赤髪の白雪姫」TVアニメ公式サイト

早見沙織さんが主演どころかOP主題歌で歌手デビューするめでたい作品。ボンズ高橋久美子キャラの少女漫画もの、と傑作『桜蘭高校ホスト部』の臭いもするので楽しみな一作。

 

  • GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

TVアニメ『 GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 』公式サイト

人気WEB小説を『ラブライブ!』の京極尚彦監督がアニメ化。同じくアルファポリスからアニメ映画化された『虹色ほたる』は傑作なのでみんなもっと見よう。

 

  • 監獄学園 プリズンスクール

TVアニメ『監獄学園 プリズンスクール』公式サイト

『SHIROBAKO』も記憶に新しい水島努監督の新作アニメ。そんなことより劇場版『ガールズアンドパンツァー』を、と言いたくなるが、とはいえ本作も楽しみだ。

 

あとは『ミス・モノクローム(2期)』『うーさーのその日暮らし 夢幻編』『デュラララ!!×2転』『WORKING!!!』『ガッチャマン クラウズ インサイト』『てーきゅう(5期)』『のんのんびより りぴーと』『アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd SEAZON』と続編ものも楽しみじゃないでしょうか!以上! 

ついに来たWii Uを買うタイミング 『Splatoon』レビュー

ゲーム機を買うベストタイミングとは一体いつだろうか?

私はいわゆるアーリーアダプターなので、気になったゲーム機は四の五の考えずにとりあえず発売日に買う主義なのだが、世の中そんな酔狂な人ばかりではないことは知っている。多くの人は何かと理由が積み重なって買うものだ。
でもそんな理由の最たるものは「"そのゲーム機ならでは"のソフトが発売されたから」ではないだろうか。かつてはニンテンドーDSの『脳トレ』や、GCの『ピクミン』が発売された時、新しいゲーム体験や斬新なキャラクターが大きな話題を呼んで、ゲーム機本体の売り上げを牽引したものである。
今週5月28日に発売されたWii U用ソフト『Splatoon(スプラトゥーン)』は、遊んで数時間、いや数分で、そんなかつての名作に比肩する"Wii Uならでは"のタイトルだと感じてしまった。だからみんなWii U本体ごと買うべきである。
……べきであるが、勢いに任せて買って後悔されても困るので、『Splatoon』がどんなソフトで、そしてWii Uは何が出来るのか、この際きちんと説明しておこうと思う。
 
1. 『Splatoon』って何だ?
  • 敷居の高いオンラインマルチプレイTPS
『Splatoon』を既存のジャンルに当てはめるなら、いわゆる「オンラインマルチプレイTPS」である。
TPSとはサードパーソンシューティング、つまりキャラクターの後方視点で撃ち合うゲームの総称(主観視点ならFPS)。『Splatoon』はキャラ同士が撃ち合う、しかも4対4のオンライン対戦モードがメインのゲームだ。ネットに繋がないと、ボリュームの少ないストーリーモードと、変則ルールの2人対戦しかできない。
だから任天堂と聞いて多くの人がイメージする、マリオのように1人で黙々と遊ぶアクションゲームではないし、テレビの前に集まってワイワイと遊ぶゲームでもない。1試合3分で終わる、顔も知らない人と競う対戦ゲーム、という前提は知っておいてもらいたい。
 
  • 敷居の低い『Splatoon』
『Splatoon』の1番の功績は、そんな敷居の高い殺し合いゲームを、誰でも遊べる、遊びたくなるカジュアルなゲームにまで敷居を引き下げたことにある。
敷居を低く感じる最たるところは、このゲームが「敵を倒す腕前で勝敗が決しないという」点だ。一般的なTPSは銃を手に戦う以上、どうしても敵を倒す事に重点が置かれてしまうのだが、『Splatoon』の銃に篭められているのはペイント弾。このペイント弾で、より多くの地面を自チームの色で塗る事が勝利の条件だ。
当然、塗るのを邪魔する敵を排除するのはチームにとって有益だ。しかしそんなことより、とにかく塗りまくる事がチームへの最大の貢献になる。銃が嫌ならローラーなんて武器まである(掃除に使うコロコロを思い浮かべてもらえば間違いない)。ローラーなら敵に照準を合わせる必要がないので、TPS初心者でもアクションゲーム感覚でプレイすることができる。
 
  • クールな外見と機能美を追求したキャラクター

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THE 地球防衛軍』シリーズや『新・光神話 パルテナの鏡』など、これまでも敷居の低いTPS/FPSがなかったわけではない。
『Splatoon』がそれらと一線を画すのは、クールな外見と機能美を追求した、任天堂ならではのキャラクターにある。
本作のプレイヤーキャラクターはイカガールとイカボーイ。ヒト状態ならペイント弾を手に塗りまくるが、ワンボタンでイカ状態に変身できる。イカ状態は攻撃こそ出来ないが「ペンキで塗った床/壁に潜れる」「潜行中はヒト状態より速く動ける」「潜行していると敵から発見されづらくなる」「壁に潜れば手の届かない所まで昇れる」といったゲーム上の利点が数多くあるので、常に切り替えながらプレイすることになる。「ペイント」×「イカ」の組み合わせは、どこでもフープとFPSを掛けあわせた『Portal』に勝るとも劣らない、TPS史上に残る大発明ではないだろうか。
そしてイカガールの外見が、これまた最高にイカしてる。セガの『ジェットセットラジオ』や『スペースチャンネル5』を彷彿とさせるポップでスタイリッシュなデザイン。良い意味で任天堂らしくないキャラクターには、任天堂の底力を垣間見た。
 
2. Wii Uは何ができるのか?
最近はゲーム機を買ってまで遊ぶ人は減っていると聞くので、『Splatoon』のためだけにゲーム機に投資するのに尻込みする人も多いのではないかと思う。ここでは簡単にWii Uは何ができるゲーム機なのか整理しておく。
 
未だにWiiのオプションか何かだと思っている人もいるらしいのだが、Wiiの後継機である。ファミコンに対するスーパーファミコンである。Wiiよりも高性能になって、主に画面付きの巨大なコントローラーで遊ぶ。Wiiリモコンも使える。
 
任天堂のゲーム機なので任天堂のゲームが遊べる。裏を返すと殆ど任天堂のゲームしか遊べない。これは他メーカーの主流ハードであるPS4とXBOX ONEWii Uよりも高性能であり、低性能で2画面のWii U用に移植するのが大変だから。また任天堂の据え置き機では結局任天堂のゲームしか売れない、という実績をWiiの時代に築いてしまったため。任天堂専用ゲーム機と割りきって買うしか無い。
とはいえ発売から2年以上が経過して、それなりにタイトルも揃ってきた。コアゲーマー向けには『XenobladeX』『ベヨネッタ2』『ゼルダ無双』『零 ~濡鴉の巫女~』『ドンキーコング トロピカルフリーズ』『ドラゴンクエスト10』、ライトゲーマーやパーティープレイ向けには『マリオカート8』『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』『進め!キノピオ隊長』『ピクミン3』『スーパーマリオ3Dワールド』あたりを買っておけば間違いない。というかこれだけ遊べるのだからゲーム目的でも買って充分元は取れるはずだ。
 
  • Wiiのゲームが遊べる
Wiiのソフトが遊べるので、Wii UがあればWiiは捨ててしまって大丈夫だ(GCのゲームは遊べないので注意)。Wiiからセーブデータも移行できる。
また一部のWii用ソフトは有料配信されているので、特にWii末期のプレミア化しているソフト群は今から遊んでも満足度は高いはず。過去にレビューした『斬撃のレギンレイヴ』『パンドラの塔』も配信中だ。
 
  • 昔のゲームが遊べる
FC、SFCニンテンドー64GBA、DS、PCエンジンMSXのゲームが遊べる。まだまだ未配信のソフトは多いのでもっと力を入れてほしいところだが……。
なおGBAのダウンロード配信を行なっているゲーム機はWii Uのみである。『メトロイド フュージョン』『メトロイド ゼロミッション』は超オススメ。
 
  • 各種配信動画が見られる
Youtubeニコニコ動画、hulu、バンダイチャンネルが見られる(バンダイチャンネルが対応しているゲーム機は現状Wii Uのみ)。もちろんどれもPC、スマホで見られるだが、やはり映画やアニメはテレビで見たいもの。コントローラーのみに動画を表示することも可能だ。huluで全話配信中の『ブレイキング・バッド』は絶対見るべき。
 
  • カラオケができる
カラオケアプリを立ち上げれば、Wii Uの画面付きコントローラーがデンモクになる。あとは別売りのマイクさえ買えば部屋がカラオケルームに様変わり。1日歌い放題300円、1ヶ月歌い放題1,000円という価格設定も良心的だ。JOYSOUNDなので新曲ももちろん網羅している。(参考までに調べたところUNISON SQUARE GARDENの新曲『シュガーソングとビターステップ』もちゃんと配信されていた)
 
年内に発売予定のタイトルとしては、ファイアーエムブレムシリーズとアトラスのコラボ作『幻影異聞録#FE』や、自作ステージの作成・共有ができる『マリオメーカー』が予定されているし、今夜放送のNintendo Directで新作の発表もあることだろう。少なくとも新ハードが出るまでの数年間は、他ハード程に数は多くないといえども、継続的に新作は発売され続けていくはずだ。
 
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『Splatoon』の魅力とWii Uについて自分なりにまとめてみたのだが如何だったろうか。
スマホがあればそれでゲームは充分、という人にとってはWii U本体ごと買うのは敷居が高いはず。なのでよく知ったうえで購入してもらいたいと思い、こんな構成で書いてみた。
それでも踏ん切りが付かない……という人は、やはり百聞は一見に如かず。店頭や友人宅などで一度でもプレイしてみることをオススメする。きっと本作の魅力に取り憑かれること間違いなしだ。