昔の人は良いことを言ったものです。「アニメの面白さは座組みで8割決まるもの」。
毎クール大量のアニメが放映される昨今、限られた時間に全てを見るのは不可能。選別するにはどうしても頭を悩ませるところですが、スタッフリストさえ手に入れば、面白そうなアニメは自ずと導き出されるものです。
というわけで2015年秋開始アニメの中から、面白そうな座組みの作品をピックアップ。
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
現在大ヒット上映中の『心が叫びたがってるんだ。』、そしてノイタミナ史上1番の人気作『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』の長井龍雪監督&岡田麿里による、ガンダム最新作。『アイドルマスターゼノグラシア』の長井監督がサンライズに帰ってきた!
今作はヒーロー物というこよで『TYGER&BUNNY』のような作品を想像していると……いつも予想外なシナリオを打ち出す會川昇に寝首をかかれそうだ。
「30年ぶりのテレビシリーズ」と聞くと不安になりそうなものだが、最近のスピンオフ作品の好調振りからすると大人の視聴にも十分耐える傑作になる予感。
- ワンパンマン
『時をかける少女』や『天元突破グレンラガン』でも活躍したスーパーアニメーターがどんな絵作りをするのか、楽しみなところである。
- 不思議なソメラちゃん
原作ちょぼらうにょぽみに、監督・キャラクターデザインがいまざきいつき……。これなんて『あいまいみー』。
あと藤田陽一監督の『おそまつさん』も面白そう。『ヘヴィーオブジェクト』はせっかくの鎌地和馬原作なのに、渡部高志が総監督なのがネック。イシイジロウがシリーズ構成を務める超人気ソシャゲ原作『モンスターストライク』なんてのも。
その他続編ものとして『うたわれるもの 偽りの仮面』『ノラガミ』『ハイキュー』『蒼穹のファフナーEXODUS』『終物語』『K』『てーきゅう』あたりも注目作。
しかし座組ではわからない面白さを突然見せてくれるのもアニメの醍醐味。評価が固まる12月に、上記作品はどのような結末を見せてくれるのだろうか。