かつての『ドラえもん』に育てられた全ての大人に観て欲しい『宇宙ショーへようこそ』

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フィルムもらえた!


「主人公たちと同世代の、小学生だった時代にこんな映画に出会いたかったな……」なんて考えが観終わってからふと頭をよぎったけど、よくよく考えれば出会っていた。藤子F不二雄先生が存命だったころの劇場版『ドラえもん』は、まさにこんな、異世界でドキドキワクワクの大冒険を味わえる、1年に1度のお祭りだった(個人的には『雲の王国』『夢幻三剣士』あたりが好き)。

というわけで、かつての劇場版『ドラえもん』シリーズに育てられた全ての大人達に観て欲しいのが昨日から劇場公開の始まった宇宙ショーへようこそ


過疎の村に住むたった5人の小学生たちが、しゃべる犬に連れられて宇宙人たちの住む世界に遊びに行ったはいいものの、地球にしかない「あるモノ」を狙って悪の宇宙人たちに狙われることに……、
とプロットだけを読むと、平凡な、子供向けの映画に思われがちだが、これを表現する圧倒的なビジュアルには始終開いた口が塞がらなかった。主人公5人が住む村の描写でさえ、夏の匂いが伝わってきそうな瑞々しさに溢れているが、高度な文明を持つ宇宙人の都市、そこに住む無数の種の宇宙人たち、クライマックスを彩るパレード……と想像の枠を超える宇宙人たちの世界にはワクワクさせられっぱなしだった。
主人公5人に関しては、それぞれ欠点があってもみんなで補いあえる本当に良い子たちだなあ、なんて導入こそ大人の目線で見守っていたが、物語が進むに連れいつしか子供達の目線になって、ハラハラドキドキ、一緒に宇宙中を冒険している自分に気づかされた。そうそう、かつての劇場版『ドラえもん』では、劇場版補正が効いたのび太たちがやけにかっこよく大冒険を繰り広げて、そんな姿に憧れ自分を重ねて空想したものだった。

「ここじゃ私たち、スーパーヒーローだから!」

これは予告編でも印象的なメイン主人公・夏紀のセリフ。この映画はまさに、メインターゲットであろう子供たちはもちろん、大人でさえも童心に帰らせてスーパーヒーローを体験できる、かつての劇場版『ドラえもん』を彷彿とさせる大スペクタクルSF超大作


まあ多少説明不足だったり長すぎて伝えたい部分が散漫になってるようなーと気なる部分もなくはなかったけど、絶大なビジュアルインパクトやドキワク感に比べれば些細なもの。5年ぶりの舛成監督のアニメーション、楽しまないのは損だ。