ユウキズ・ダイアリー

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VCA『スターブレード』レビュー

J.J.エイブラムス版『スタートレック』を観て来ました。
私は熱心なトレッキーでもないばかりか「スタートレック」と名のつくものは観たことがなく(パロディー映画の『ギャラクシークエスト』は傑作だと思うが)、まっさらな気持ちでの観賞。しかしながらシリーズ初心者にとっても分かりやすく、ILMの豪華CGでも隠し切れないB級臭さも心地よく、1本の純粋な宇宙モノ・時間モノSF映画として十二分に楽しめました。J.J.お見事。


この映画を観て、「最近こんな純SFで名前の似てるゲームをプレイした気が……」と思い起こしてみたら、そうそう、VCAの『スターブレード』をクリアしたばかりでした。
VCAはWiiで古いアーケードゲームがプレイできる配信サービスで、6/7現在まで18本、バンダイナムコセガが中心となってサービス開始以来毎週のように新作を配信中。その中でも『スターブレード』は、特にWiiリモコンの操作に最適化された主観視点のシューティングゲーム
このゲームにはシューティングゲームらしい小難しい部分は一切なし。映像は20分間ノンストップで宇宙戦争の最中を駆け抜けるので、自分に襲ってくる敵機やビームを撃つべし撃つべし。まあ逆に撃たれまくって撃墜されまくるけど。そこはコインたくさん積めば大丈夫。無限コンティニュー可。
Wiiリモコンで直接敵機に狙いを付けて、バシバシと打ち落とすのがなんとも直感的で気持ち良い。同じくVCAで配信されている『ソルバルウ』は若干の「避け」要素もあるために過剰に難度が高かったが、『スターブレード』は「避け」要素を排除した潔い仕様で、純粋に撃ちまくるだけ、ちょっとしたSF映画のクライマックス気分で気軽に楽しめる。部屋を真っ暗にすればなお気分も盛り上がる。
若干古いゲームとはいえ、『スターブレード』で提示された「映像演出に凝った自動スクロールシューティング」は、Wii用ゲームとして1つの解ではないかと。


となると、カメラの演出にやたらと凝っている『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』(年内発売予定)は、ある種『スターブレード』の直系になるわけで。こちらも楽しみ。