ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

GEOMETRY WARS RETRO EVOLVED 2

相変わらず面白すぎる。止め時が見つからない。


元々はレースゲームに収録されていたミニゲームでありながら、そこからスピンアウトして配信されたXBLA用ソフト『GEOMETRY WARS RETRO EVOLVED』(レビュー)、さらにDS・Wiiでパッケージ用ソフトとして発売された『GEOMETRY WARS GALAXIES』(レビュー)と、たった2本のスティックしか使わないお手軽ゲームとは思えないほど順調にシリーズを重ねてきたジオメトリーウォーズシリーズ。その決定版ともいえるのが、今回配信されたばかりの『GEOMETRY WARS RETRO EVOLVED 2』。

以前プレイした『GALAXIES』はパッケージソフトらしく大量のステージやサブウェポンまで詰め込んだ満干全席状態で、それはそれでアリではあるけれど、1つのステージをストイックにやりこむジオメト独特の純粋な面白さが薄れちゃってどうもなー、と今後の方向性に一抹の不安なんかも抱えちゃったのだが、杞憂だった。正統な続編たる『RETRO EVOLVED 2』は大丈夫。超面白い。


おなじみEVOLVEDモードは敵の種類を増やすだけではなく、エンジンのかかるまでに時間のかかった前作とは違い最初からクライマックス状態。急激な難易度上昇曲線で殺しにかかってくる。ショットがパワーアップしなくなったのでよりストイックではあるが、敵が吐くアイテムを獲得していけばスコア倍率がガンガン上がるのでインフラ気味のスコアには爽快さを感じないでもない。つまりどっちもどっち。前作にも今作にも、EVOLVEDモードにはそれぞれの良さがある。

それより何より更に5つ増えた独自のモードが今作の特徴。DEADLINEモードは3分間タイムアタック。『パックマンCE』みたいだが短時間でパッとやってパッとやめられるので時間のない社会人も安心。EVOLVEDモードを長時間耐えられる猛者でも安心。
PACIFISMモードは『エブリエクステンド』風味。バーベル状の敵をくぐって誘爆させ、周りの敵を巻き込んでスコアゲット。自機が弾を撃てないのが逆に新鮮で、敵を誘って誘って一気に大量の敵を駆逐!の爽快感。中毒性は随一。
他にもKING、WAVE、SEQUENCEと全6モードがあり、それぞれルールが違うのでどれも新鮮。『GALAXIES』はステージ数こそ多いもののどれもステージの形や敵のパターンが違うだけで冗長だったので、モードをきっぱり6つに絞って、しかもそれぞれ違う遊び方を用意したのは、いかにもジオメトらしい正しい進化の仕方。


次作を作るなら、評判の良かったモードは残しつつ、更に面白いモードと、念願のオンマルチ搭載で。