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富野由悠季とは何者なのか?ー劇場版『Gレコ』や新企画の情報も飛び出した『富野由悠季の世界』オープニング記念トーク&展示会レポート

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祇園山笠の準備でにわかに活気付く博多駅前ーそこから電車で15分とほど近い福岡市美術館にて、巡回展『富野由悠季の世界』が6月22日より始まった。幸運にも応募倍率6倍にもなったというオープニング記念トーク富野由悠季とは何者なのか」に参加することもできたので、展示内容と併せてこちらの内容も紹介する。

 
富野由悠季の世界』について

まず『富野由悠季の世界』について紹介する。これは『機動戦士ガンダム』をはじめ、多くの作品を手掛けてきた日本を代表するアニメ監督・富野由悠季の担当作品を網羅した初の展示会である。福岡を皮切りに兵庫、島根、青森、富山、静岡と今年から来年秋にかけて日本各地での開催が予定されている(今のところ東京での開催予定はないので注意)。

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ダイターン3がお出迎え(展示場内は撮影禁止)

代表作『機動戦士ガンダム』こそ『機動戦士ガンダム展』(2014~2015年に開催)にて現存する多くの資料が公開されたが、今回は監督の真骨頂である"ガンダム以降"のあまり陽の目を見ない作品や、初公開資料の展示が多くを占めている。膨大な展示数はその数なんと3000点。もともと2時間ほどの観覧を予定していたのだが全く時間が足りず、翌日さらに5時間滞在したほどだ。これから観覧を予定している方は朝から夕方まで丸一日使うつもりで行くことをお勧めする。

展示内容は作品紹介に留まらない。こうしたアニメ関係の展示会でありがちな作中で使用した原画展示はむしろほとんどなく、大半を占めるのが富野直筆の企画資料やラフデザイン、デザイナーとのやりとりを記したメモ、そして膨大な絵コンテだ。特に絵コンテはモニターに映される当時の映像と比較しながら見る事により、大胆で的確な富野の演出意図に気づかされる。時に"絵が描けない"などと言われる富野だが、実はその非凡な発想力に筆が追いつかないだけで、脚本、キャラクター、メカ、美術―作品を構成するあらゆるものに目を走らせ、各部門と密接に連携しながら意図した画面を作り上げきた映像作家としての自負が、その膨大な資料からうかがい知れる構成になっている。

 

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逆シャアの絵コンテは必読(図録より)

また作品を彩ってきたポスターやジャケット原画の展示もあり、特に安彦良和安田朗の油絵は見所。できれば図録でも読むことができる濃密な作品解説は後にまわして、図録ではどうしても小さくなってしまう安彦らの原画鑑賞やコンテ&映像展示(逆シャア』に限りなんと絵コンテ全編展示!)、図録未収録が多い企画書の読み込み(『Gレコ』企画書には脚本:岡田麿里の記載アリ)、見る機会の少ない貴重なアニメの観賞(『しあわせの王子』『闇夜の時代劇』が全編公開!)に時間を割くべきだろう。

音声ガイドはベルリとアイーダによる富野台詞盛りだくさんの内容なので『Gレコ』ファンは必聴、ファンでなくとも作品解説の補足にぜひ。ベルリの「展示会開催期間中に、僕たちとスクリーンで会えることを期待して待っていてくださいね!」は涙なしでは聴けない。

 

 

オープニング記念トーク富野由悠季とは何者なのか?」

ここからは書き留めたメモを元に講演会の様子を紹介する。なお富野語を再現できずに要約していたり不足している箇所も多々あると思うが、ご容赦願いたい。

・開会のことば

(幕が左右に開くと2枚重ねの座布団に正座する富野)

富野由悠季(以下 富野):富野が主役なのにゲストとして呼ばれるのはおかしかろう、ということでこういう形で始めさせていただいきました。これからゲストとして展示会の企画チームをお呼びします。彼らがいたおかげで今回の展示会が開かれたましたが、私は一切感知しておりません!

(ここで各美術館の学芸員の方々が入場し自己紹介&展示担当作品を紹介)

山口洋三(以下 山口)…福岡市立美術館/担当:学生時代、『ガンダム』、全体の調整

村上敬(以下 村上)…静岡県立美術館/担当:『キングゲイナー』、『ガンダムF91』、『Vガンダム

工藤健志(以下 工藤)…青森県立美術館/担当:『イデオン』、『ザブングル』、『ダンバイン』、『Gのレコンギスタ

岡本弘毅(以下 岡本)…兵庫県立美術館/担当:『ライディーン』、『ラ・セーヌの星

小林公(以下 小林)...兵庫県立美術館/担当:『ガーゼィの翼』、『リーンの翼』、『∀ガンダム』、『リング・オブ・ガンダム

川西由里(以下 川西)…島根県立石見美術館担当『Zガンダム』、『ガンダムZZ』、『劇場版Zガンダム

 (富山県立水墨美術館の若松基は欠席。担当は『逆襲のシャア』、『ブレンパワード』)

 

・各々の感想

(以降は山口が司会を担当)

――監督の感想は。

富野:やってもらって良かったです。スタジオにしかないものが美術館に並べられることで今まで気づかなかった発見があったから。奴(富野)は今こうなんだと、劣化の歴史がわかる。ここに来るまではこいつら(企画チーム)を罵ってたんだけどね(笑)。

――展示内容をお任せすると監督に言われたことの重さを強く感じました。各担当者からもお願いします。

小林:大きな仕事をされた方なので、とにかく資料が膨大でした。また今回は担当者ごとに作品を振り分けたので、他の6人との勝負。私が担当した『∀ガンダム』は展示後半になるためセオリー通りだと不利と感じて、油絵を頭に持ってくるという構成にして変化球を狙ってみました。

富野:そんな理由を並べるんじゃなくて、『∀ガンダム』だから当然油絵からはじめましたって言ってればいいのよ!

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安田朗の油絵(図録より)

 

川西:概念の展示は可能かという宿題に悩みましたが、いつも通りの展示をこころがけることにしました。メカは苦手なのでどう解釈をすればいいかと悩みましたが…監督のメモが残ってるものを中心に展示をまとめてみました。特に印象的なのがガンダムMk2のメモガンダムは好男子!」で、これを見たことでキャラクターが好きな私もガンダムとの距離が縮まった気がしました。

富野:『Zガンダム』はいろんなデザイナーが入った結果、悪相があがってきました。ガンダムはキャラクタライズされてるものだから、本物のメカを作るつもりではいけないよ、という意図で書いたものです。

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ガンダムは好男子!(図録より)


岡本:私は『ライディーン』、『ラ・セーヌの星』を担当しましたが、資料があまり残ってなくて困りました(苦笑)。テレビまんがからアニメへと移り変わる過渡期に富野監督が撒いた種を展示し切れなかったのが、反省点です。

富野:『ライディーン』ではね、ガンテとドローメを出したらテレビ局からクレームが来たんです。メカニカルなものに作り直せと。もう2話まで作ってたから制作費を出せるのか!と喧嘩しました。予定通り活躍していたらマジンガーZくらい有名になっていたはずです。……そういう経緯があるからこれらは未だにデザイナーが不明だったりします。

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ガンテとドローメ(図録より)

 

工藤:私はイデオン直撃世代で、当時高校生でした。月刊OUTで動画マン募集で落ちたりもして……それが今や監督の展示会に関われたのでアガリかなと思っています(笑)。今回は解釈論にはならないように、なるべく見られてこなかった資料を展示するようこころがけました。

ところで監督にお聞きしたいのですが、『Gのレコンギスタ』のイメージボードでは監督ご自身がデジタル彩色に挑戦されていました。なぜPhotoshopを使用されたのでしょうか?

富野:そのほうが早いだろうと思ってやっただけです。少しやってみて、あんまり手間がかかるんでやめました(笑)

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富野とフォトショの邂逅(図録より)

 

村上:私は担当することになった『Vガンダム』のDVDボックス買ったんですが、帯に監督のコメントが書いてあって。「このDVDは見られたものではないので買ってはいけません!」と(笑)。でも決してそんなことはなく、19世紀風の重厚さがある作品と感じました。今回の展示では、カテジナを主人公として見てもらい、復権させたい、そして成仏させたいという気持ちで構成しました。

ところで監督にお聞きしたいのですが、今回図録に「富野自身も毒気に当てられたように消耗し」と書いたところアンダーラインが引かれて監督から戻されました。これはどういう意図だったのでしょうか。

富野:アンダーラインを引いたのはもちろん意味があるからです。カテジナのようなキャラを作るとキャラクターの身体性、霊がよりかかってきます。目が見えなくなる運命を描くというのは、戦死させるよりも消耗するんです。でもそれぐらいしないとお客さんには読み取ってもらえないんですよ。だから誰でも簡単にキャラクターが作れるとは思わないでもらいたいんです。 

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毒気に当てられた富野(図録より)

 

――キャラクターについてもう少し教えてください。『ガンダム』ではブライトとミライが素晴らしいと思いました。監督のキャラクターがバラエティーとリアリティを持ち得た理由を教えてください。

富野:そんなのまぐれ当たりです。わかってたら大成しています(笑)。『ガンダム』がうまくいったのは、アムロの父をああいう風に設定したからです。ブライトとミライの関係が良いというが、あれはステレオタイプで、むしろうまく書けたと思ってるのはカムランとミライですね。

――そういったキャラクター造形は、高校時代に書かれた散文などからはとても飛距離を感じますが。

富野:それは絵空事、メディア媒体に見合うものを作ってきただけのことです。メカやギミック、巨大ロボを黙らせるためには人間ドラマを構成して足場を組まないといけません。必要なのは18メートルのロボを立たせるだけの、絶対的で過酷なドラマ。そこに見合うようなキャラクターをつくればいいだけのことです。バイプレイヤーにならないように"ダーッ!"と属性を重ねれば良いんですよ。

――その"ダーッ!"がわかりません(笑)

富野:例えば『ガンダム』のハヤトみたいなつまらない名前のキャラが操縦者になるというだけでキャラクターになります。設定を全部作りこんでから書くなんてことはしていません。これはどういうキャラクターで……なんて解説は後付けでされてるだけです。

けれど『Vガンダム』のカテジナは最初から設定を決めて、エンディングにもあのように据えました。『Vガンダム』は「俺がやれと言ったことはやれ」という偉いやつがいて…まだ生きているので誰とは言いませんが……それに反発してああいったキャラクターを設定したところもあります。

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学生時代の貴重な作品も多数展示されている(図録より)

 

・コンテについて

――ここからは監督のコンテについて伺いたいと思います。

工藤:監督はよく「顔はマルチョンでいい」とおっしゃっておりますが、『逆襲のシャア』のコンテでは顔を修正までされていましたが?

富野:覚えてるわけないじゃないの。僕の書いた『赤毛のアン』のコンテを高畑勲さんが直されたのだって昨日まで見たことなかったぐらいなんだから。

(この貴重な修正コンテも会場で見ることができる)

 

岡本:ライディーンのOPでは歌詞とコンテのシンクロ具合に工夫を感じました。

富野:OP、EDのコンテはいつも秒数への恐怖観念があります。そのせいで作品理念と合わないことも往々にしてあります。

 

小林:今回の展示では『∀ガンダム』のラスト6分のエピローグを展示しましたが、コンテは映画版、モニター映像はTV版としました。それぞれセリフのタイミングが違う部分があるからなのですが……監督の意図と、この展示構成が正解かどうかを教えていただきたいです。

富野:映画では直後にクレジットを入れるしかないから変えるしかなかったんですよ。……でもクレジットなんて、「次もよろしくね」っていうただの身内への営業論なんです。1分30秒までなら我慢しますが、本当なら3分も5分も入れたくありません。

 

川西:『劇場版Zガンダム』のクライマックスの戦闘シーンに注目しました。当初はTV版の切り貼りを予定されているようでしたが、後になって新たに描かれたコンテは、迫力あるものに変わっていました。そこが比較できるように今回は両方を並べて展示しています。

コンテには「バッと」や「グンと」などの擬音が多く使われていますが、そこはノッて描かれていたのでしょうか。

富野:TV版の映像をまとめるときは、1シーンだけ直すとそこだけ膨らむので、前後との流れを考えて変えるようにしています。ローラーを流してフラットにするという作り方です。このように編集版を作れる性能の良さは、撮り直しができない実写と違うのだから意識しないといけません。

――擬音は言いながら書いているんですか?

富野:僕はそんなに素頓狂ではありません(笑)。口に出すのは素人です。金田(伊功)くんみたいなアニメーターでもスタジオを飛び回ってませんでしたよ。

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迫力が伝わる劇場版Zコンテ(図録より)

 

村上:コンテには監督の書き文字が多く見られます。印象的だったのは「ヒーター座布団」、「お膝」、「シンシアうれしい」、「美しいサンドイッチ」。これは監督なりの演技指導でしょうか。

富野:作家になれなかった怨念です……というよりも形容詞を正しく使いたいからです。アニメーターはどうもアニメと漫画だけで覚えた言葉を書きがちですが、自分の言葉を持たない人にはアニメの世界には来て欲しくないんです。だから彼らが気付かない言葉遣いというのを、面倒でも使っています。

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美しいサンドイッチ(図録より)


・フリートーク

――ここからは自由に質問していただければと思いますが。

小林:『∀ガンダム』のリリについて監督にお聞きしたいです。初期のシナリオ案では番組後半でモビルスーツに乗る予定のようでした。ガンダムの作中でモビルスーツに乗るということは特権的なものと感じていますが、ではなぜリリが乗らなくなったのでしょうか。

富野:スケジュール上とりこぼしてしまったんだろうと……いや思い出してきました。彼女は動かしているうちに強い女になっていると感じて、放任してしまったんだろうと思います。

 

川西:監督の作品では女性が大きなテーマになることが多いと感じています。特に妊娠した女性は特別な力、聖性を持つもののように描かれ、『Vガンダム』では妊娠したマーベットしかシュラク隊で生き残ることができませんでした。一方で近作の『Gのレコンギスタ』では、主人公ベルリのウィルミットが実の母ではなかったことが劇中で判明し、独身の母親というものが描かれました。同じ独身女性としては救われた気持ちですが……監督の女性観に変化が生じたのでしょうか。

富野:母になれない女性を敵視してきたつもりもありませんでしたが……言われてみれば確かに『Gのレコンギスタ』まで描いてこなかったですね。今年公開予定の劇場版『Gのレコンギスタ』でもウィルミットには良いセリフを書いてるなと思っております(自画自賛)。

川西:他にも監督の作品ではバリエーションのある女性が描かれていますよね。個人的にはレコアさんとお友達になりたいと思っています。一緒に呑みたいです(笑)。

富野:レコアさんは、僕も"さん"付けしてしまいます。そういう印象のキャラクターです。

 

岡本:『ライディーン』の企画書にキャラの関係性を重視したと書いてありましたが、どういう意図で書かれたのでしょうか。

富野:そこには作為があったわけではございません。ただ、美形キャラは『ライディーン』で初めて描きました。美形キャラ―プリンス・シャキーンは、市川治さんがハイトーンの声がついたことで肉付けされたキャラクターです。『ライディーン』を通じて、声によって関係性が構築されるということを気付かされたんです。……誰とは言いませんが、「可愛い可愛い」と言い続けたって可愛くなるものではない、ということを知っておいてほしいと思います。

 

工藤:造形のラフスケッチを多く手がけられているのが今回の展示品からわかりますが、立体を把握してないと書けないものばかりです。こういった監督の発想の源はなんでしょうか。

富野宇宙のことを学んだ上で、アニメに落とすということをやっています。例えば『ガンダム』のルナ2やア・バオア・クーは、元々はただの石ころでしたが、それを敢えてわけのわからない形にしました。これは巨大ロボに並べるためにやってること。リアルではないとも言われますが、アニメだから勝手にやってるんです。

Gのレコンギスタ』でも、宇宙エレベーターは定時運行でなければ交通機関に成りえないと思ってそういう設定にしましたし、ワイヤー1本で支えきれるわけないので複線にしました。これは科学者に対する嫌みなんですが……どうやらJAXAから嫌われているみたいです(笑)。でもこういった視点があるから、『Gのレコンギスタ』は10~20年後には顧みられて、人気を得られるはずですよ。

ところで今朝決まったばかりですが……これは言っていいのかな? 8月にここ福岡市美術館で、『劇場版Gのレコンギスタ』を上映することが決まりました。

(突然の発表に驚き沸き起こる拍手喝采

TV版ではSF的な欠落があったことを反省しています。話が、移動場所がわからなくなるということです。これはたまたまTVで007最新作(『007 スペクター』か?)を見て気づいたんですが、街の景色をロングで映すから場所がわかりやすいんですよね。TV版ではエレベーターのどの位置にいるのか、ナット(エレベーターの中継基地)の色が同じだから分かりづらかったと気づきました。劇場版ではそこを大改訂しています。2、3カットの違いでも大きく印象が変わるはずです。

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大きく変わるというナット(図録より)

 

村上:美術館では市場原理に依らず、まだ芸術家として生まれてい人や、とっくに死んだ人を扱っています。そこに通じる『キングゲイナー』、『∀ガンダム』のような芸能、歴史に関わる作品がもっと見たいのですが……今後そういった作品は予定されていますか。

富野"認識力の問題が社会を作っているのか"ということを新企画のために調べ始めました。そこで鎌倉時代の北条政子の資料にあたったところ、どうやら昔の人は血縁関係で周りを認識していたようで、元々が蛮族の関東もそのころから家系図を意識するようになったらしい、ということがわかってきました。爺さん婆さんとひ孫、その間にいる自分、そういう認識です。

ところが近代の私たちは前後三代をも意識しなくなっています。そういった肉親のことを考える想像力がないから、北方四島で戦争をしかけようと言い出す政治家も出てくる。

未来を考える、孫のことを考える。それこそがニュータイプ論でないでしょうか。

これを本日最後の言葉として締めくくらせていただきたいと思います。

  

最後に

今回、飛行機に乗ってまでして福岡まで観覧に行ったわけだが、充実の展示内容は帰りの時間さえ忘れて見入ってしまうほどで、行った甲斐を十二分に感じるものだった。ちょうど今月23日まで開催されていた『河森正治EXPO』のように立体物やメカイラスト展示に特化したものではないので、富野作品をいくつか見ていないことには魅力が伝わりづらいものであろうと思われるが、ガンダムが作られる過程や、監督が具体的に何をしてきたのかが垣間見える展示は、きっと多くの人の胸に刺さることだろう。

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天候にも恵まれた福岡市立美術館。館外には大濠公園が広がっておりロケーション抜群。

地方巡回のみということで特に都内在住者にとっては困難を伴うものではあるが、会期は非常に長いので、観光ついでと思って足を運んでみてはどうだろうか。

なお会場には限定グッズも多く用意されているが、図録のみネット通販受付中だ。会期中に行ける見込みがない人、予習しておきたい人、重すぎて持ち帰れなかった人などはこちらからぜひ購入を。

【予約商品】富野由悠季の世界 | KINEJUN ONLINE

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いつでもどこでも富野とツーショットが撮れるアクリルスタンドは会場限定販売。発想が天才のそれ。