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『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』ゲームinゲームを一通りプレイしたところで感想

公式サイト

「ウィズマン」は「パックマン」。「デーモンリターンズ」は「スーパーマリオブラザーズ」だし、「トリオトス」は「テトリス」? 「ガディアクエストサーガ」は「ドラゴンクエスト」ライクで、「課長は名探偵」はディスク用アドベンチャーだからきっと「ファミコン探偵倶楽部」。


ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』は、有野課長が数々のレトロゲームに挑戦する人気ゲーム番組「ゲームセンターCX」のゲーム化第2弾。テレビ番組のゲームというと安直な内容を想像しがちだが、有野というキャラクターに頼るでもなく、レトロゲーを適当にチョイスして収録したコレクション的ゲームにもしなかったというところが面白い。
プレイヤーは、ファミコンならぬ「ゲーコン」から「ゲーコンmini」「スーパーゲーコン」へと繋がる架空の80年代ゲーム史を順繰りに辿るという、ノスタルジーに浸れそうで浸れない、どこかで見たことがあるようなないようなゲームをプレイし続けることになる。


これがあんまりノスタルジーに寄りすぎた実在のレトロゲーコレクションだったなら、80年代当時にゲームに触れていなかった私にとっては「きっと操作性悪くて理不尽な難易度のゲームばかりで、最後まで遊ぶ気にもならない」という思いで手にもとらなかった気がするが、このソフトに収録されているゲームは懐かしい装いでありながら、全て新規ゲーム。
だから操作性も良く、ゲーム内で提示されるノルマ「魔王アリーノーの挑戦」もそんなに難しくない。レトロゲームっぽい理不尽さは感じられず、快適にプレイすることができた。


ゲームの内容も、ただただ有名レトロゲーの表面をなぞっているわけではない。「ウィズマン」は「パックマン」タイプのドットイートゲームなのは明らかだが、「ドルアーガの塔」のようなステージ毎の隠し要素を配置。「デーモンリターンズ」は「スーパーマリオブラザーズ」的ジャンプアクションに、裏返した敵を移動手段に使う要素をプラス。「トリオトス」はチェコの数学者が開発というトンデモ設定から「テトリス」の影が強いが、「ぷよぷよ」と「テトリス」を無理やりミックスした強引なルールが心地良い。
どのゲームも「ただ真似しました」では終わらずに、オリジナル敬意を払いながらも多数の要素をプラスすることで『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』独自のゲームに生まれ変わっている。


しかしながらどのゲームもクセが無い代わりに、毒にも薬にもならない微妙な面白さなのは難だが! まあ気楽にダラダラと2Dゲームを遊びたいときにプレイするには悪くない。「くぐれ!ギリジャンMAX」と「トリオトス」「ガンデュエル」あたりは比較的お気に入りだ。