BACCANO!


本当は上半期にWOWOWで放送されていた作品なのでここで挙げるべきではないのかもしれないが、2008年1月から東京MXテレビにて放送されていた再放送版で初めて観ることとなり、あまりのクオリティの高さに腰を抜かした。下半期で最も楽しめた作品。
シャッフルシナリオといえば『涼宮ハルヒの憂鬱』が取り入れて成功させた手法だが、『BACCANO!』の場合3つの時間軸を毎週ごちゃまぜに構成しており、膨大な登場人物と相まって話の筋を頭に描き出すのが大変困難。意図的に最も無茶な構成にしたのであろう第1話は、これから巻き起こる事件の大きさを匂わせているのだけはわかっても、小説未読の身には人物も事件の関係もまったくもって理解不能でしかなかった。
しかしそれが1話1話進む毎に、点と点でしかなかった出来事が次第に線を結ぶようになると面白さが加速。怒涛の最終話で最後のパズルが埋まった瞬間といったら! これこそ映画でも小説でもなく、このアニメでしか味わえない快感。ブレインズベース作品としては『かみちゅ』以来の大傑作。『ノエイン』以来の岸田隆宏キャラクターも◎。