ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

俺のおすすめアニメはまちがっていない2016年夏

結果的に間違っていることもありますが、自分の信じるアニメを信じて紹介していきたいと思います。

 今夏は気になるアニメ少なめ。

 

91days.family

『デュラララ‼︎』シリーズを見事完結させた新興スタジオ「朱夏」の次なる作品。完全オリジナルアニメ。

設定からして『バッカーノ!』を彷彿とさせるものの、監督は鏑木ひろさん、キャラクターデザインは岸本洋氏という『となりの怪物くん』コンビ。期待大です。

7月8日(金)深夜より放送開始。

 

mobpsycho100.com

ワンパンマン』に続くONE原作漫画のアニメ化作品。

キャラクターデザイナーが『ワンパンマン』の久保田誓氏に負けず劣らずなスーパーアニメーター亀田祥倫氏ということで、どんな作画アニメが繰り広げられるのか。 目が離せないこと間違いなし。

7月11日(月)深夜より放送開始。

 

私からは以上です。

 

さよなら現実、ようこそVR PSVRを予約

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6月18日明け方の新宿西口。現実を超えるデバイスが手に入るまで、あと少し。

 

遡ることPlayStationVR(以下PSVR)の予約開始前日、6月17日22時ごろに友人のけーずくんから突然のLINEが。

け「ユーキさんなんでヨドバシ並んでないの?」

ユ「Oculus Riftがもう手元にあるし(まだセットアップしてないけど)、PSVRは余裕で買えるようになってからでいいかなー、って」

け「サマーレッスンが出来ないメガネとかありえなくない? 現実逃避舐めてる?」

ユ「……」

 

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煽られたおかげで深夜から並んで予約してしまいました、PSVR。新宿ヨドバシ西口では130台限定とあって、深夜1時には予約打ち止めの人気っぷり。思えばPS4もけーずくんに煽られて発売当日に買ってしまったのでした。

とりあえず買うからには全力で楽しむ所存。ローンチのサマーレッスン、Rez infiniteが楽しみで仕方ない。 

一番くじスプラトゥーンのジャッジくんぬいぐるみを手に入れた話

普段は一番くじなんて引かないんですけどね、スプラトゥーンと聞いたら引かないわけにはいきません。そしたらなりゆきで手に入ってしまいました、ジャッジくん。

 

  • どこで引けるのか

一番くじは主にセブンイレブンで引けるのですが、どの店舗にも置いてあるわけではありません。お目当のくじが引ける店舗は公式サイトの店舗検索ページで探しましょう。

http://bpnavi.jp/s/kuji/sp/searches

なお今回のくじは6月10日ごろから始まったので既に完売している店舗も多いようです。私はセブンイレブン渋谷上原2丁目店で引きました(もうありません)。

 

  • 何枚引いたのか

1回620円、決して安くはないくじです。予算的に10枚買うと決めて向かいました…が店舗の残り枚数は16枚。まあ全部買っちゃうよね…。

一番くじに必要なのは運ではありません。財力です。

 

  • 何を引いたのか

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ラストワン賞 ジャッジくんぬいぐるみ

というわけで手に入れました! かわいい! 今回一番の成果です。

 

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C賞 ヤキフグ8bitホワイト 1枚

 

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D賞 インクタンク型ペットボトルケース 1枚

 

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E賞 スタンプブロック〜ブイヤベース編〜 5枚(1枚ダブり)

 

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 F賞 コレクションしないか!? ラバーチャーム 6枚(2枚ダブり)

 

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G賞 クツした 〜ウミウシデザイン〜 3枚(1枚ダブり)

 

  • 最後に

既にA賞B賞がなくなっていたので全部の賞が制覇できたわけではありませんが、概ね手に入りましたし、何と言っても最後のくじを引いた人の特権、ラストワン賞が手に入ったので大満足。我が家の家宝にしたいと思います。

まだ手に入れていない人は、頑張りましょう。私は今日12日の夜に行って買えました。都内であろうと、まだあるところにはありますよ。

『GAME ON』でゲームの過去と未来を垣間見た

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先週5月29日、会期終了間近ということで、日本未来科学館で開催されているゲームの展示会『GAME ON』に行ってきました。お目当ては何と言ってもPlayStatonVR(以下PSVR)。

 

というわけで開場1時間前から並んでPSVRの整理券をゲット。会場では4種類のゲームの何れかをプレイできるのですが、迷いなく選んだのが『Rez Infinite』です。

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そもそもこのゲームの元となった『Rez』は、PS2ドリームキャストセガから発売されたレール移動式シューティングゲーム。当時すでに殆ど発売されなくなっていたジャンルでありながら、テクノサウンドを奏でるように敵を打つのが非常に爽快で、大好きなゲームでした。

今回試遊できた『Rez Infinite』は、『Rez』の映像そのままに、PSVRを被ることで360度視点移動が可能になったVRバージョン。ワイヤーフレームで構成されたかのようなバーチャル映像空間とVRの親和性はとんでもないだろうと事前に想像はしていましたが、まさにその通り。自分の周り全てがRez世界というのは、まるで自分がネットワークの世界に入り込んでしまったかのような映像体験で、現実に帰りたくない、もっとこの世界に浸りたいと思う没入感を実現していました。電子ドラッグです。

操作方法についても触れると、今回もシューティングサイトを移動して×ボタンでシュートするだけのシンプル操作。大きく変わったのはサイトの移動方法で、従来通りのスティックだけでなく顔の動きにも追従するので、より直感的に、顔をぶんぶん振り回しながら敵に狙いを付けられるようになりました。ボス戦ではダイナミックに敵機が移動するので、敵の動きに合わせてすかさず自分も体ごと後ろに振り向く、というアクションが非常に楽しく、家族にこんな姿を見られたら赤面ものだなあと想像してしまうものでした。

PSVRは2014年、2015年の東京ゲームショウと合わせて3度目の体験でしたが、触る度に顔とのフィット感、映像の精度、ゲームとしての体験、全てがレベルアップしてきているので、今年の発売がより楽しみになりました。『Rez Infinite』は絶対買います。

 

  • その他のゲーム

他にも大量のゲームが展示されていたのですが、来場客も多く全てを遊び尽くすことなど到底出来そうになかったので、遊ぶ機会の殆ど無い古いもの、大型筐体ものを中心にプレイしました。

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今回初めて知った&触ったゲーム『Space Wars』。1977年頃に生まれた史上初めてのベクタースキャンを用いたゲーム、らしい。こちらの解説が詳しいです。操作方法を理解するころにはゲームオーバー。

 

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伝説のATARI版『スターウォーズ』。展示当時はエミュレータが展示されてるだなんだで一騒動ありましたが、その後「本物の」実機に変更になったものです。タイ・ファイターを打ち倒してデススターにプロトン魚雷を放り込んでやりました。1983年に既に3Dシューティングが成立していたということに驚きです。

 

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アーケード版リッジレーサーの実質最終バージョン『Rave Racer』。何度か触ったことがあるのですが大好きなので久しぶりにプレイ。

見知らぬ小学生男子とのレースになったので、ボコボコに負かせて泣かせてしまおうかと腕まくりして臨んだものの、えらくデッドヒートした挙句、両者ともにゴールイン間近でタイムアップとなってこっちが泣かされてしまいました。小学生を見くびってはいけないと猛省。

 

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『鉄機』! 初代XBOXの伝説のゲームです。伝説の所以である馬鹿でかいコントローラを駆使して今回初めて遊びましたが、この馬鹿でかコントローラを触るだけで得も言われぬ幸福感が……。これは発売当時に欲しかった。戸惑いながらもなんとか一面をクリアできました。

 

  • 展示全体を振り返って

PSVRや珍しい筐体を触れたので個人的には楽しめたものの、ゲームの企画展という珍しいもののためか、不満な点はいくつもありました。

最も大きいのが「無駄に」海外版のソフトが多いこと。これはコンピュータゲーム自体、海外から発祥のものですし、私自信よく遊ぶので海外産ゲームを置くのは全く構わないのですが、日本版が発売されているのに、海外のハード、ソフトを展示しているゲームがちらほら見受けられました。

一番気になったのは『パラッパラッパー』。リズムゲームなのに音声が殆ど聞こえない劣悪なプレイ環境も問題ですが、海外版ソフトなので、「決定が×ボタン」「キャンセルが◯ボタン」なんですよ。自分の前でプレイしている方は海外版ソフトは◯×が逆だなんていうのは知るわけがなく、ゲームを始めることさえ出来ずに困っていました。せめて、百歩譲って操作方法を書いておくべきでは。今回遊んだ『Space Wars』も操作方法の解説がなく、最初は全く思うように動かせませんでした。

また混雑してくると並ばないと遊べない状態になり、展示されているゲーム全てを知る、学ぶ、ということができる状態ではありませんでした。とはいえゲームは遊んでなんぼですし、遊べる形で展示されるのを否定するわけではありません。今回の展示でも『The Beatles: Rock Band』を初めて触るであろうプレイヤーが、拙いながらも周りの観客を、私を、見惚れさせてしまうプレイをやってのけていて、ゲームの力というもの強く感じました。

遊べるもの以外に、もっと見て楽しめるもの、それこそテキストや映像展示を増やすなり、プロプレイヤーの実況プレイコーナーなんてあれば、並ぶだけの時間を減らせて、もっと誰もが楽しめる会になったのでは?と思いました。

今回の企画展はイギリス発祥の世界巡回展だからということもあってか、上記のような弊害が出ているように思えたので、次にまたこういう機会があるのなら、日本発の、日本らしいゲーム展が見てみたい、と思うものです。

 

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展示会場近くのガンダム。今日も凛々しい。

2016年春アニメはこれを見たらいいと思う

アニメジャパン2016、行ってきました。やはりさくらちゃんは神。

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前クールのアニメがことごとく不発に終わってすさんでいた気持ちがすっかり浄化されました!
BSプレミアムで再放送開始です。
 
……もうここで終わっておきたいところですが、その他の注目アニメも少しだけ紹介。
 
 
  • 甲鉄城のカバネリ
ノイタミナ枠の新番組はなんと『進撃の巨人』以来となる荒木哲郎監督の最新作。美樹本晴彦氏がキャラクターデザインを務めるという点も『機動戦士ガンダム0080』が大好きなおっさん世代直撃過ぎる。
ギルティクラウン』の雪辱を晴らすことができるのか。今期間違いなくNo.1の期待作です。
 
 
  • クロムクロ
岡村天斎監督の手掛ける初の巨大ロボットアニメが始まります(巨大じゃない『メダロット』『人造人間キカイダー』も手掛けていますが)。
DARKER THAN BLACK』の影のある人間ドラマや濃厚なSF精神、『世界征服 謀略のズヴィズダー』のシニカルな笑いなど、作品ごとに様々な顔を持つ岡村天斎監督が今回は何を見せてくれるのか、大いに期待しています。
 
 
  • 迷家
2014年から2015年にかけて放送された『SHIROBAKO』は東京アニメアワードフェスティバル2016でアニメオブザイヤーテレビ部門で1番となるグランプリを獲得、昨年11月に公開された『ガールズ&パンツァー劇場版』は現在まで大ヒット公開中という、今最も日本で注目されている水島努監督の最新作。
水島監督の村ものサスペンスといえば『BLOOD-C』を思い出してしまうところですが……、今回はリベンジしてくれることでしょう。
 
 
  • 僕のヒーローアカデミア
原作1巻発売時に読んだ時から「これは絶対にアニメ化するやつだ!」と確信していたら本当にアニメ化しました。あの時の確信は間違っていませんでした。
少年ジャンプ連載中の本作を手掛けるのは『ガンダムビルドファイターズ』の長崎監督&脚本家黒田洋介氏に、『ハートキャッチプリキュア』のキャラクターデザイナー馬越嘉彦氏。大人の視聴に耐えるキッズ向けアニメを任せたら最強のタッグということで、ジャンプアニメの枠を打ち破るすごいアニメになるのでは。
本日夕方より放送開始です。
 
 
『僕のヒーローアカデミア』と同じくアニメスタジオBONES製作の本作は、『桜蘭高校ホスト部』『STAR DRIVER 輝きのタクト』を手掛けた五十嵐卓哉監督&脚本家榎戸洋司氏コンビによる最新作。
2人の作品には必ずあるケレン味と、笑いが大好きなので、原作未読だけれど大好きになれそう。
 
 
  • 宇宙パトロールルル子
ウルトラスーパーアニメタイム枠で始まりました! 既にニコニコ動画で視聴可能なのでリンクを貼っておきます。
いやはやなんとも、今石洋之監督作品としか言いようがないハイテンションブラックコメディ。視聴者が期待しているのは『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』でしょ
うが、こっちの監督も大好物なので毎週楽しみにしたいと思います。
 
 
最後に。
先行放送された1話を見る限り、『マクロスF』の縮小再生産にしか見えなかったので、大きな期待は寄せていませんが、マクロスシリーズの新作を見ないわけにはいきません。最後まで付き合ってみたいと思います。今夜放送開始です。
 
 
私からは以上です。

2016年冬アニメはこれを見ろ!

2016年冬アニメで個人的に注目しているのは以下3本。

 

  • アクティヴレイド ー機動強襲室第八係ー

activeraid.net

 サンライズの90年代アニメ風ビジュアルが堪らない期待のロボアニメ。総監督は『コードギアス』以来のオリジナルアニメを手掛ける谷口悟朗氏。谷口アニメといえばこの人、中川幸太郎氏とくれば燃えないわけがない。

そしてキャラクター原案は『食戟のソーマ』連載中の佐伯俊先生(16巻も最高でした)、キャラクターデザインは何かと話題の『ラブライブ西田亜沙子さん。西田さんキャラデザの新番組『ハルチカ』も併せて楽しみだ。

 

  • ブブキ・ブランキ

bbkbrnk.com

ゲーマー騒然なスタッフ陣によるオリジナルアニメ。シリーズ構成・脚本は『428』のイシイジロウ氏&北島行徳氏。キャラクターデザインは近年の『ファイアーエムブレム』シリーズでお馴染み、個人的には『NO MORE HEROS』のコザキユースケ氏。ブブキデザインは『ブレスオブファイア』の吉川達哉氏。『ブレスオブファイアⅤ』は画集買うくらい愛してる。

人気爆発したらこの座組みでゲーム化も是非に。

 

  • 灰と幻想のグリムガル

grimgar.com

映画『ねらわれた学園』や、『ばらかもん』『四月は君の嘘』のOPなど、美麗ビジュアルで他を寄せ付けない中村亮介監督&細居美恵子さんの新作アニメ(『あいうら』以来3年ぶり!)とあっては期待せざるを得ない。

 

 

その他、原作が超面白いので『昭和元禄落語心中』『僕だけがいない街』のアニメ版にも期待している。

今期もアニメ鑑賞は楽しくなりそうだ。

話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

明けましておめでとうございます。
今年の目標はブログタイトルに偽りなくゲームレビュー本数を増やすことです。
 
というわけで、今回は2015年に放送されたテレビアニメの中から10本、話数単位で特に面白かったものを選出。
順不同。概ね放送順。話数単位で楽しむ文化がもっと広がれば良いと思う。
 
 
  • ガンダム Gのレコンギスタ 第19話『ビーナス・グロゥブの一団』

脚本:富野由悠季/絵コンテ:越田知明、斧谷稔/演出:越田知明/作画監督吉田健一桑名郁朗倉島亜由美、橋本誠一

シリーズ唯一の非戦闘回。クレッセント・シップに乗り込んで金星中域を目指すベルリ達一行を待ち受けていたのは脅威のマラソンだった……。

キャ ラクターデザイナーも務める吉田健一氏の数少ない作画監督回。マラソンシーンの各人の細やかな動き、西村キヌ氏の個性を色濃く出した金星人達の登場シーン など、人物作画に見どころが多い。宇宙空間では遠近感を欠くため手に発光体を手に塗る、という船外活動シーンがセンス・オブ・ワンダーを感じてとても好 きだ。

本作は今年唯一のBDマラソン完走アニメ。先行上映会や最終回上映イベント、監督の講演会にも参加し思い出深い作品になった。

 
 
脚本:吉田玲子/絵コンテ:許琮、菅沼芙実彦/演出:倉川英揚、太田知章/作画監督:大東百合恵、秋山有希、川面恒介、武田牧子、容洪、朱絃沰、西畑あゆみ
夜鷹書房へ乗り込んだ木下監督と原作者野亀が遂に和解。そして追加シーン収録のために呼ばれたのは……ずかちゃんだった。
溜めに溜めたずかちゃんの活躍の場が、最終回直前の23話にして遂に実現。これは宮森じゃなくても泣く。
2015年は水島努監督躍進の年。2014年から続くSHIROBAKOに始まり、監獄学園、ガールズ&パンツァー劇場版とヒット続き。2016年の新作第一弾『迷家』にも期待がかかる。
 

脚本:花田十輝/絵コンテ、演出:藤田春香/作画監督:秋竹斉一
あがた祭りで葉月は秀一への告白を、一方大吉山に登った久美子は麗奈の魅力に圧倒される、という激しい気持ちの揺れ動きを描いたエピソード。
なんといっても久美子と麗奈の天然百合っぷりに悶絶。あんまりにも神々しかったので東京から京都の宇治市大吉山まではるばる登りに行ってしまった。あの山を灯りも無しに楽器を担いで登った2人のタフさを身を持って体感した貴重な体験。
 
 
脚本:吉田伸/絵コンテ、演出:むらた雅彦/作画監督:津曲大介、大河原烈
神奈川県ジュニアテニス大会第二戦、英一郎対宮川の決着を描く第8話。
多彩なカメラワーク、レンズを使い分けて会場を立体的に見せる演出はこの回で極まった印象。流石のむらた雅彦監督のコンテ演出回。次点で井出との決着を描いた第18話も作画に気迫があって良かった。3期の放送も待ってる。
 
 
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第8話『英雄願望(アルゴノゥト)』
脚本:白根秀樹/絵コンテ、演出:紺野直幸/作画監督:岩倉和憲
格上のミノタウロスを激戦の末に燃やし尽くすベル君の巻。
青 い紐ばかりが取り沙汰されるダンまちだったが、アニメ自体も最後まで面白かった事を忘れてはいけない。特に第8話は『とある科学の超電磁砲S』でも活躍し た紺野直幸氏の担当回だけあって渾身のアクションシーンが見どころ。全力でミノタウロスと対峙するベル君の勇姿は、まさに英雄と呼ぶにふさわしいものが あった。
 
 
脚本:古家和尚/絵コンテ:伊藤智彦、松本理恵/演出:阿部雅司/総作画監督杉浦幸次/作画監督:村井孝司、長谷部敦志、森島範子、諸石康太
ホワイトとブラックのモノローグで描く過去エピソード。
レオとアニメオリジナルキャラであるホワイトの掛け合いを縦糸に原作のエピソードもなぞるトリッキーなシリーズ構成の血界戦線ここにきて初の完全オリジナル回となった11話は1人2役で挑ん釘宮理恵のオンステージ。変えられない絶望的な過去に相対するホワイトの姿は、原作者内藤泰弘氏以上に”らしい”回だなと感心してしまった。
シリーズ通してBONSEの美麗作画を見せてくれた血界戦線だが、本エピソードは特に叙情的な内容に寄り添うようかのように冴え渡っていた。
 
 
脚本:綾奈ゆにこ/絵コンテ:高雄統子/演出:原田孝宏、高雄統子/作画監督:赤井俊文
卯月編クライマックス。自分を見失った卯月が、凛の、未央の、みんなの支えで笑顔を取り戻し、クリスマスライブに駆けつける。
再起した卯月が『s(mile)ing』を歌いながら振りまく最大限の笑顔には涙を禁じえなかった。歌声もCD音源とは異なる撮りおろしバージョンなのも憎い演出。11月29日、30日に行われたリアルライブでも、卯月演じる大橋彩香さんの歌にはまた泣かされた。
今年は1月から始まったデレマスアニメに始まり、7月のアイマス合同ライブ、9月のスターライトステージ配信開始、11月の単独ライブ、そして12月31日の劇場版地上波放送まで、アイマスに始まってアイマスに終わる1年だった。
 
 
  • 不思議なソメラちゃん 第8話『始まってるよ!創造神ドムンペルグ!!』

脚本、絵コンテ、演出、作画監督(原画も):いまざきいつき

妹ククルのド下手な絵を評価してもらえるよう、担任の先生を薬漬けにしようと先生宅に侵入したソメラ一行。しかし既に先生はキマっていた!

ちょぼらうにょぽみ先生の放送コードギリギリギャグを最も味わえる逸品。原作漫画が2作同時にアニメ化されるちょぼらう先生躍進の2015年でもあった。

 
 
  • プリンセスプリキュア 第39話『夢の花ひらく時!舞え、復活のプリンセス!』
脚本:田中仁/絵コンテ:田中裕太/演出:鎌谷悠/作画監督大田和寛
カナタにプリンセスになる夢を否定され落ち込むはるかことキュアフローラの復活劇。「レッツゴー、プリンセス…!」
変身バンクを使わない異例のキュアフローラ変身シーンから始まる、怒涛の連続攻撃に舌を巻く。その中心となるのが藤井慎吾氏のアクション作画。前作ハピネスチャージプリキュアから引き続き、流れるような殺陣を見せ続ける藤井氏はもはや近作のプリキュア欠かせない重要人物と言っても過言ではないだろう。
 
 
  • ワンパンマン 第12話『最強のヒーロー』
脚本:鈴木智尋/絵コンテ、演出:夏目真悟/作画監督久保田誓/アクション作画監督:小田剛生
最強ヒーローサイタマVS自称宇宙最強ボロスの最終戦。
全編に渡って高クオリティを維持した驚異の作画アニメワンパンマン。マッドハウスだけに8~11話の怒涛の川尻善昭氏コンテ回も見どころだったが、やはりスペース☆ダンディでも猛威を奮った夏目真悟監督担当回のやんちゃっぷりには目を見張るものがあった。13話で見せた宇宙規模のハイスピード格闘アクションは後世に語り継がれるに違いない。
 
 
以上。
ちなみに1月11日にはリアルイベント「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を語る会も実施されるとのこと。行きたい。行くと思う。