ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

『Shadow Complex(シャドウ・コンプレックス)』ノーマル難易度クリア後レビュー

公式サイト
私、任天堂の探索型2Dアクションゲーム『メトロイド』シリーズが大好物なのだが、このシリーズは難易度の高さやらSFな見た目が起因してか日本国内での人気はいまいちパッとしない。近年では「FPA(ファーストパーソンアドベンチャー)」にジャンルを変え、GCWiiでシリーズ展開しているが、主観視点のせいで更にとっつきが悪くなってしまったような。いやFPAなメトロイドも2Dシリーズに負けず劣らずの面白さなのだが。


今回クリアした『Shadow Complex(シャドウ・コンプレックス)』は、『ギアーズ・オブ・ウォー』で有名なEpic Games製でありながら、ガチガチの2Dアクションゲーム。最新のグラフィックで2Dアクションを、といえば同じく360で配信されている『バイオニック・コマンドー』と同様の思想だが、『シャドウ・コンプレックス』が特徴的なのは「探索型」2Dアクションゲームであること。そう、まさにプレイ感覚はメトロイド。「メトロイドと呼ばれる主人公のロボットを操り、機械の建造物の中をねり歩く。敵は銃で倒す」という有名な(?)フレーズを思い出すぐらいメトロイド
閉塞的な基地内をねり歩きながら、一つ一つ装備を増やし、手に入れた装備で新たなエリアを開拓し、最終目標を目指す。武器が増える度に感じる「あそこで使えばあそこに行けるのか!」という小さな発見が嬉しいし、少しずつ行動範囲が増えていって最終的には全てのエリアが勝手知ったる自分の庭になる、というこの、マップを征服していく感じが、探索型ゲームの気持ち良いところ。


メトロイド』なり『悪魔城ドラキュラ』なりを聞いたことがあっても、難しそうという先入観でプレイしたことがなかった人には、是非『シャドウ・コンプレックス』から入ってもらえたらと思う。ただただメトロイドコピーなわけでもなく、要所要所に主観視点の固定砲台シューティングエリアがあったり、銃で敵を倒すよりも気持ちの良い必殺格闘攻撃があったりと、今風に、簡単、爽快にする味付けが各所に。ノーマルをクリアするだけならごり押しでなんとでもなる難易度のゆるさもピカイチ。木曜洋画劇場風な頭の悪くなりそうなストーリーも良し。あれだけの超兵器を用意されたら最終ボス戦で興奮しないわけがない。もう、これ以上ない初心者向けメトロイド
『シャドウ・コンプレックス』はきっとEpic Gamesなりの任天堂へのラブレターなのだがら、任天堂もそろそろ重い腰を上げて、DSで2Dメトロイドをですね……。