ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

『FFCCCB』は「写真撮影ゲーム」としては面白い

ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー


ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー(以下FFCCCB)』をクリアしました。
このゲーム、ムービー観賞中でもキャラクター操作中でも、場所を選ばずスクリーンショットを撮影することが出来るという面白い機能がついているとのことだったので(Wiiリモコンの2ボタンを押すだけ)、プレイ中はカメラマン気分でバシバシ撮影。




普通に撮影するだけでもキレイな風景がいっぱい撮れるけど……、










流石スクウェアエニックス。モブキャラに至るまで女の子がかわいいかわいいかわいい。カメラマンとしての腕が鳴るぜ!


え? アクションゲームとして面白かったかって?
キャラクターは魅力的(特に主人公のレイルはピカイチ)。グラフィックの美麗さテクスチャの細かさはWiiでNo.1。ストーリーはテンポが良くて常に先が気になる面白さ。ムービーの演出もカメラワークが巧みで見てて飽きない。それらはとっても素晴らしくて、「さすがFF」と唸るクオリティだったんだ。でも肝心の、Wiiリモコンを使ったアクションが、とてもつまらない。リモコンでポイントした物やモンスターを掴んで引き寄せ、それを投げて攻撃するという発想自体は悪くないんだけど、これが面白さに繋がってない。「戦闘が面白くない『ゼルダの伝説』」「筆しらべが面白くない『大神』」を想像してもらうと、大体そんな感じのゲーム。
もっと戦闘パターンに広がりを持たせたり、他の攻撃方法と組み合わせられれば面白かったかも。一回一回の戦闘フィールドを小さくして、強い駆け引きの要素を持たせていればメリハリがあったかも。面白くする方法は幾らでも思いつくのに、それが実装されていないのが歯がゆくてしかたない。『アンチャーテッド』『ベヨネッタ』、Wiiなら『罪と罰』と、最近傑作アクションが連発されていたことで『FFCCCB』を見る目が厳しくなるのは仕方ないんだけど、それにしても素人目で見たって、アクション部分に練りこみ不足な点が多すぎる。ラスボス戦さえつまらないとか、駄目すぎるだろう。

他に良い要素はいっぱいあるのに、肝心のリモコンを使ったアクションがつまらないことで、あえて2周目をする気にもなれない。もったいないもったいないゲームでした。キャラクターに萌えながらの「写真撮影ゲーム」としては、満点。


締めは最萌えキャラのアミダテリオンさんの写真で。Wiiとは思えないテクスチャの細かさと、田中敦子さんの麗しい声に、惚れる。