Nintendo Switchにはサードパーティーが戻ってくるかもしれない

f:id:massan-222:20170122192202j:image

昨日1月21日はNinetendo Switchの予約解禁日。予約開始時こそ混乱が見られたものの、ヨドバシカメラでは無制限に予約を受け付けていたという話もあり、購入希望者には充分に行き渡ったのではないだろうか。

さてNintendo Switchは、発売当初は『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド』や、夏発売の『スプラトゥーン2』が牽引してそれなりのスタートを切ると思われるが、それ以上の、これまで任天堂の家庭用ハードを買ってこなかった層に訴求するためにはサードパーティー任天堂以外のメーカー)によるソフトの拡充が必須だ。PlayStationの登場以降、任天堂の家庭用ハードにはサードパーティーが付いてこないのが常となっていたからだ。

けれども今回のNintendo Switchは、今までの任天堂とは一味違う。サードパーティーが戻ってくるのではないか、と予想している。

 

  • 特殊、ではない入力インターフェース

近年の任天堂の家庭用ハード、とりわけWiiWii Uは特殊な入力インターフェースを採用していた。Wiiはリモコン型コントローラ、Wii Uは画面付きのタブレット風コントローラだ。これらのコントローラは特殊な形状ゆえに、そのハードに特化した新鮮なゲーム体験を提供できるのがウリではあるが、そんな体験を提供ができるのは結局ハードを開発した任天堂自身でしかなかった。WiiWii Uも、発売当初こそサードパーティがソフトを供給していたものの、1~2年も経つと、売れない・作りづらい・他ハードより手間がかかる、ということを認識してか、撤退していってしまった。

しかしNintendo Switchは違う。コントローラの形状は、家庭用モードでは一般的なゲーム機と同様の形状だ(尚且つ、分離してモーションコントローラにもなるが)。また外で使用するときこそWii Uのようなタブレット風になるが、Wii Uのようにテレビとコントローラの同時2画面出力ではない。あくまで1画面を使うだけであり、携帯ゲーム機然としている。これなら他のハード向けに開発したものを容易に移植できるし、逆もまた然りで、Nintendo Switch向けに先行販売したものを他機種向けに移植するのも容易だろう。サードパーティーとしては労力をかけず供給先を増やせるならメリットは大きいに違いない。

 

  • PS Vitaの後継機としての位置づけ

そしてもう一つが、PS Vitaの後継機としての位置づけだ。現在携帯ゲーム機市場には任天堂3DSソニーのPS Vitaがあるが、PS Vitaは非常に元気がない。これは海外市場では全く売れていないことと、2011年12月の発売から既に5年以上が経過し、流石にハードの性能が物足りなくなり、他ハードの移植が困難になっているからだと思われる。

「魔界戦記ディスガイア5」とNintendo Switchは好相性。日本一ソフトウェアの新川社長に話を聞いた - 4Gamer.net

新川氏:

ディスガイア5の場合,発表時からお話していたように,スペック的にPlayStation Vita版を出すことを諦めていました。その点,手軽にディスガイア5を携帯ゲーム機で遊んでもらえる環境として,Nintendo Switchが非常にマッチしていたので,これは出すしかないなと。

Nintendo Switchと同時発売ソフトとして『魔界戦記ディスガイア5』が予定されているが、本作は、前作『魔界戦記ディスガイア4』が発売されたPS Vitaには供給されていない。日本一ソフトウェアの新川社長曰く、ハードスペックに起因するものだ。

魔界戦記ディスガイア5』が発売されることや、海外向けには『Steep』の発売が告知されていることから、Nintendo SwitchはPS4やXBOX Oneと同等の性能を有していると想定される。またUnreal Engine 4がサポートされたのも強みだ(Wii Uは対応していなかった)。これによりUnreal ENgine 4製の『ドラゴンクエスト11』が出ることになったし、もしかしたら『キングダムハーツ3』だって出るかもしれない。

Nintendo Switchは、高性能の携帯ゲーム機としてPS Vitaのお株を奪おうとしている。

 

サードパーティーによるソフトの拡充予想だけに焦点を絞って書いてきたが、もし拡充されたとしても、心理的な購入障壁は残る。Wii Uの発売からNintendo Switchまで、たったの4年しか経過しておらず、Wii Uの発売1年後に登場したPS4は未だに現役、そして現在トップを走る家庭用ハードである。

Wii Uを持っている人に買い替えを促せるか、PS4を持っている人には2つめのゲーム機として購入させることができるのかは、やはり任天堂自身による完成度の高いソフトが、どれだけの魅力を放つかにかかっている。

体験会で触った限りでは、そこに不安はないが、触っていない人に魅力が伝わるには時間がかかることだろう。微力ながら、今後もネットの隅で書き綴ることで応援していきたい。