乳搾りができると聞いて東京ビッグサイトで開催中の「Nintendo Switch 体験会2017」にやって来た。現地からレポートを書いている。
-
1-2-Switch 「ミルク」
乳搾りとは任天堂がこの春発売する最新ゲーム機「Nintendo Switch」用の新作タイトル『1-2-SWITCH』内の1ゲーム「ミルク」のことだ。このゲームは新型コントローラJoy-ConのHD振動という機能が活かされていると聞いて真っ先に体験してみた次第。
Joy-Conはこんな形。Wiiリモコンのように縦持ちもできれば、横持ちもできるし、2つくっつけてノーマルなコントローラとしても使える。モニタに繋げて携帯機のように外でも使用できる。ミルクでは縦持ちして使用する。
でミルクである。会場では農場のおっさんに扮したおっさんとタイマン乳搾りバトルを体験できた。こちらも恥ずかしい格好(麦わら帽子とタオルを装備)をさせられたので負けるわけにはいかない。
この会場のスタッフは格好からしてみんなガチである。
操作方法は、人差し指から小指にかけて乳を握る感じに順にボタンを押しつつ下げるというもの。そしてHD振動機能の効果か、乳が絞り出ている感触が手の平に伝わって来る。まさに乳搾り…! ただコントローラが小さいだけに、他の家庭用ゲーム機向けコントローラと比較すると振動が控えめにも感じた。個人的にはもっと派手に震えてくれる方が好きだが仕方ないか。
なお農場のおっさんには負けたミルク缶カウント5対7で負けた。悔しい。買った暁には乳搾りのプロになると強く誓う。
-
1-2-Switch 「大食いコンテスト」
さらにもう一本遊べるということでエプロンを装備して「大食いコンテスト」にも参加してみた。
このゲームはやはり新機能であるIRカメラを活かしたもので、口をパクパクした回数がカウントされてサンドウィッチを食べる。それだけであるが楽しい。相手をしてくれるコンテスト主催者のおっさんのなんと盛り上げ上手なことか。食べ過ぎて今日のベストと言われる12個を完食してしまった。
IRカメラと聞いたときには何に使うかわからなかったし、サンドウィッチを食べる以外の用途を未だ思いつかないけれど精度はなかなかのものだ。
-
ARMS
新作タイトル『ARMS』。「力が欲しいか?」ではない。ノーチェックなものの、遊んでみたら今日1番の面白さだった。
『Wiiスポーツ』のボクシングのパワーアップ版とでも言えばいいのか。某ワンピースのルフィよろしく伸び縮みする腕で殴り合うボクシングゲーム。パンチ、ガード、投げの三すくみと、キャラクターごとに異なるグローブの能力の組み合わせで戦略の幅はかなりありそう。
メカニカちゃんが可愛いので買わないわけがない。
-
ウルトラストリートファイター2
サードパーティのタイトルも遊んだ。スト2のHD版。海外向けに発売済みのものに新規キャラを加えたバージョンか。操作感を確かめたくて遊んでみた。
触ったのはJoy-Conを2つ繋いだコントローラ。操作感は意外と悪くない。ボタンは3DS並みのプチプチ感。スティックはVitaみたいなクイックさ。昇竜拳波動拳は問題なく出せた。屋内外問わず遊べる丁度いい大きさを狙った感じに思える。
スト2は当時ちょっと触った程度なので買うかわからないけども、PVにはグッときたので惹かれている。
-
その他会場の様子
-
Nintendo Switchを今すぐ予約したい
任天堂の新ハードを買わないという選択肢はないのだけれども、触ってみてやはり購入するしかないと感じた。
今日は特に新しいコントローラの機能、操作感を気にして遊んでみたわけだが、新機能は新鮮で、操作感も携帯機としても兼用すると思えば満足いくものだった。操作感は別売りのコントローラで更に向上することだろう。
またソフト面でも、今日触れなかったやり込み要素満点の新作タイトル、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』『スプラトゥーン2』『ゼノブレイド2』『スーパーマリオオデッセイ』が今年中に発売が予定されていると思うと楽しみで仕方ない。
このハードがどれだけ売れるのかは未知数だが、会場の盛り上がり、特に大人の多さを見るとまずまずのスタートダッシュは切れると思う。やはりWii Uの「テレビ視聴を邪魔しないで遊べるハード」を先鋭化させた「外でも遊べる家庭用ゲーム機」というコンセプトは明快だ。Wii Uに感じていた中途半端さ、停滞感が今回は払拭されるのではないだろうか。
Nintendo Switchは発売日に買う。買いたい。今すぐにでも予約させて欲しい。