30時間一気にプレイさせる『ニーアレプリカント』の魅力

世界樹の迷宮3』のプレイ中だというのに発売日に買ってきたPS3RPGニーアレプリカント』。マルチエンディング、って噂だしまずは一周だけでも、と思って始めたら購入から1週間と少しで、A・B・C・Dの全4エンディングをコンプリート!GWでゲームし放題だった、てのもあるけど、社会人になってからこんなにのめりこんで一つのゲームに集中したのは久しぶりかも。

  • ゲームシステム

ゲームジャンルとしてはRPGになるのだろうけど、アクションアドベンチャーに近い。『ゼルダの伝説』シリーズや『ロックマンDASH』、最近の作品だと『FFCCTCB』みたいな。等身大の箱庭セカイでたくさんのボスキャラを倒していって、病気の妹を救う方法を探していくのがざっくりとした目的。最初は独特なシステムとやれることの多さに戸惑って雲を掴むような感じでプレイしていたけど、『ゼルダ』っぽい何か、って意識でプレイすればゲームの全体構造が見えてくる。製作者側もそれを狙ってか、明らかに『ゼルダ』オマージュなネタも仕込まれていたり……。
そんなアクションものだからこそ、触って楽しい、という基本が完璧だったから飽きずにプレイすることができた。スクウェア・エニックスのアクションものというと、どーにも操作性とかカメラワークの悪さが気になりがち。けれど『ニーア』はちょっと速すぎるぐらいに足が速いからゲーム展開がスピーディ、カメラが引っかかることはない、3種の武器と8種の魔法はどれも特徴的で使い分けが楽しい(個人的には武器「槍」と魔法「手」が好み)、とケチの付け所無し。

  • ストーリー

何書いてもネタバレになってしまいそうで迂闊なことが書けない、けれどこのゲームの魅力の大部分は、超個性的なキャラクター(主にカイネ(CV田中敦子))と、謎の多い深遠なストーリー。これがあるから、2周も3周もしてエンディングをコンプリートしたい、という気にさせられた。エンディングを見れば全てが明らかに、とはいかないけれど、知り得た情報を噛み砕いて、2ちゃんの考証スレを眺めると朧気ながらセカイの構造が見えてくる。全てを語らない、想像の余地が大きいのは最近多い「小難しい設定押し付けRPG」っぽくなくて良い。この想像の余地の大きさは、退廃的な雰囲気と相まって『ワンダと巨像』にも通ずるものがある気がする。

  • 総括

取っ付きの悪い見た目と、触るまでよくわからないゲームシステムから万人受けはしそうにないけど、変なゲーム好きとしては超好感触。個性だけならGOTY候補。
あと何度でも言うけど、カイネほど魅力的なゲームキャラクターはなかなかいない。彼女に出会えたのがこのゲームをプレイした最大の収穫かと。こんな魅力的な女性になら、是非ともピー音入りで罵って頂きたい。