ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

スペースインベーダーエクストリーム

公式サイト

スペースインベーダー』といえば大昔に流行ったアーケードゲーム、なんだろうけど、私は如何せんその時代を知らないので、どうにも塹壕に隠れながらチマチマと敵を倒していくあのゲームには良い印象を持っていなかった。もちろん何度か触ったことはある。しかし何度やっても面白さを感じるほどにはハマることもなく、せいぜいが暇つぶし程度のゲームだと思い込んでいた。

その認識が覆ったのが昨年秋の東京ゲームショウ。開催直前のファミ通に載っていた『スペースインベーダーエクストリーム』が、記事を見る限りでもどうやら映像と音に力を入れたかなり意欲的なタイトルらしいと伝わってきたので、実際に触ることにした。するとこれがまあ想像を遥かに超える面白さで。音と映像がギラギラ尖っているのは既報の通りだったのだけれど、それ以上にパワーアップアイテムで一気に敵を殲滅する爽快感と、次々と敵が切り替わるスピード感が素晴らし、繰り返し並んで何度かプレイさせてもらうほどだった。


そして満を持して迎えたDS版の発売日。体験版で感じた面白さが製品版で下がるわけもなく、ゲームシステムを理解したうえでのプレイはスコアをガンガン伸ばすことができて体験版プレイ時よりも更に熱い。熱すぎて指がおかしくなる。ここで説明を挟むと、『スペースインベーダーエクストリーム』は漫然とプレイしていても割とボロボロ敵がアイテムを落としていくので充分爽快感を味わうことができる。がしかし、
同色の敵を4体2組、つまり計8体倒す→ピカピカ光るUFO登場→倒すとミニゲーム→成功でパワーアップ→黄色UFOで高得点
という流れを頭に叩き込んで常に意識するようになると、途端にインベーダーでも何でもない、何か全く新しいバリバリのスコアアタックゲームへと変貌する。


この流れは何かに似てるなー、と頭を抱えていたら、ABAさんが良いこと書いてた。
単発だと中型機が超硬いスペースインベーダーエクストリーム(ABAの日誌)
シューティング+ピンボールのアプローチをいろいろ考えたい(ABAの日誌)
ああそうだよなー、確かにこの役を作ってミニゲームしてハイスコアってのはデジタルピンボールによく似ている。デジピンってDSでもあんまり出てないぐらいマイナーなジャンルなんだけど、『メトロイドプライムピンボール』みたいに非常に変で、且つ良く出来ているゲームもあるし、インベーダーと繋げれば面白スコアタゲーにもなると(どちらも珍しい振動カートリッジ対応ソフトなのは偶然?)。やっぱり歴史がある分、侮れないジャンルだ。


でもこれ何が悪いって、ジャケット地味すぎる。スクウェアとくっついてから良いソフトに絞って出すようになったんだし、あとは売り方もどうにかしないと。こういう触らないと良さが分からないゲームこそ、体験版をプレイしやすい360で配信してくれればワールドワイドでの売り上げが期待できそうなんだが。