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任天堂への思いが込み上げる! 一度では楽しみ切れない「ニンテンドーミュージアム」観覧レポート&攻略法

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今年10月に京都府宇治市小倉町にオープンした「ニンテンドーミュージアム」。関東圏から行くには少々遠いものの、11月5日に大阪で「トミフェス」という、私が偏愛して止まない富野由悠季監督作品『Gのレコンギスタ』ファンの奇祭集いが開催されることを思い出し、両方行けば新幹線代は実質無料じゃん!と思いついて足を運ぶことにした。

ゲーム会社には珍しい常設展示施設ということで開館前から大変楽しみにしていた「ニンテンドーミュージアム」。行ってみて自分が読み取った建設意図は「任天堂のものづくりの歴史と思想を、体系的な展示を目で見て、特製ゲームを実際に遊んで、もっと任天堂を好きになってもらうための施設」というものだ。

とはいえこれはあくまで自分の想像でしかない。通常の博物館や展示会にあるような、開催側によるメッセージや各展示品の解説さえないのだ。観覧者それぞれが見たものを調べて、感じ取るしかないというのはやや高度にも過ぎるが、何も言わなくとも楽しんでくれるだろうという観覧者への信頼の篤さも感じる(ファンとしては、ここでしか読めないテキストも楽しみだったのだが笑)。

ここからは館内の様子を、写真を交えながらレポートしてみる。

 

中庭

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敷地内に入るとまず広がっているのが中庭だ。点在するフォトスポットは広い空間ごと楽しんでほしいという意図だろう。


本館と別館

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建物は展示施設・ゲームプレイ施設・グッズ売り場を有する本館と、食事と花札体験ができる別館で構成されている(外観がわかるミニチュアは本館1階に展示されている)。


本館入場→2階へ

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ルート的には本館1階のゲートを通過して、エスカレーターで2階から入場する形(すぐに2階に行かず、ゲート前の受付で花札体験の予約や、グッズ売り場に直行もできる)。

2階に入るとミュージアムのメインである展示施設になっており、任天堂の歴史が「遊び」「商品」を軸に体系的に展示されている(なおここでの写真撮影は禁止)。任天堂についてはまあまあ詳しいつもりでいたが、見たことも聞いたこともない商品が大量に展示されていて驚かされたし、思い入れのあるハード・ゲームの前では長く足を止めて思い出に耽ってしまった。

時間の都合もあって1時間弱ざっと見ることしかできなかったが、半日いても飽きないほどの展示量だった。

 

本館1階
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1階はゲームプレイ施設になっていて、来館時に付与されるコインを使って遊ぶことができる(この1階施設と2階展示施設は自由に行き来できる)。アナログ時代から続く歴代の任天堂商品を今の技術を交えて復活させた、ここだけのゲームばかりなのでテンションが上がらないわけがない。

自分が遊んだのは「しぐれでんSP」「ウルトラマシンSP」「ラブテスターSP」「ゲーム&ウォッチSP(ボール)」「ビッグコントローラー(スーパーマリオワールド)」の5つ。1番のおすすめは、十字キーとボタンを二人で分担してプレイする「ビッグコントローラー」だ。

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並んでいる間に前列の人たちのプレイも見えるので「こんなの楽勝だろう」「なんでクリアできないの!?」なんて思っていたが、見るとやるとでは大違い。大画面を見ながら、十字キー役の人と意思疎通しながらボタン操作するのはあまりにも難しく、あっという間に制限時間の2分半が終わっていた。ままならなさは楽しかったが、何とかクリアしたかった……。

「ビッグコントローラー」はファミコンスーパーファミコン、64、WiiリモコンバランスWiiボードが用意されており、スーパーファミコンだけでも『スーパーマリオワールド』『スーパーマリオカート』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』が選択できるようになっていた。全てを体験、ましてやクリアするには何度も来館しないといけなさそうだ。


別館

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最後に紹介するのが別館。1階はカフェになっていて飲食ができるようになっている。カフェのメインディッシュであるハンバーガーは、自分でセレクトしたオリジナルバーガーが食べられるそうだ(時間の都合で残念ながら今回はパス)。カフェ内に展示されている『ゼルダの伝説』ステンドグラスは必見!

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2階は花札体験施設になっていて、花札遊びと花札作りができる(入場後に有料の時間指定予約が必要)。自分の体験した花札作りは、配布される紙素材と施設内の画材を使って、昔ながらの手法で花札を作ることができるというもの。花札作りの難しさと、自分の絵筆使いの拙さをとことん味わわされた。

口を開けてれば遊びが降ってくる現代社会に甘やかされてるだけじゃだめだよね……人間のもつクリエイティブ心を忘れないための施設だと感じた。


反省点と、これから行く人に伝えたい攻略法

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今回は4時間滞在したのだが、展示施設はじっくり見れず、一番遊びたかった「ザッパー&スコープSP」もプレイできずと、とにかく時間が足りなかった。さらにはグッズ売り場でも目当てのコントローラー型ビッグクッションも買えず。一度で体験しきれない予想を立てていたとはいえ、反省点も多く残る観覧となった。

自分への備忘録&これから行く人のため、いくつか攻略法を残しておきたい。

  1. ビッグクッションは今回入場した祝日の13時時点で64コントローラーしか残ってない状況(夕方にはそれも完売)。度々再入荷しているようだが、確実に入手するには早い時間に入場して、観覧前に購入する必要がありそうだ。
  2. 花札体験予約を後回しにしていると予約が埋まる。体験したいものがあれば、入場したら本館1階受付ですぐに予約を。
  3. ゲーム体験は夕方になるほど混む(ミュージアムのチケットは入場時間指定の予約制だが、滞在時間の長い客が多いせいか、夕方に近づくほど館内人口が増えるため)。展示施設にはいつでも戻れるので、目当てのゲームを先にプレイした方がいい。
  4. 任天堂が好きな人ほど、展示施設で時間が溶ける。滞在時間には余裕を持つこと。
  5. 解説が何もないので、任天堂好きと行った方が詳しいことがわかる(とはいえ何も知らずに行っても楽しいはず!)
  6. 複数回行くのを前提にして欲をかかないこと。見る/遊ぶものを絞って次回にまわすのも手。

レポート&攻略法は以上!

長々と書いてみたが、ここは色々な楽しみ方が見つけられる施設。みんな実際に行って学んで、何度も足を運ぶべき。自分も近いうちにまた行って、今度はじっくり展示物を観賞したいと思う。

ファイナルファンタジー16をプレイしたらリアスピーカーSA-RS5の音質が向上して天井から水滴が落ちてきた件

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今更ながら、昨年発売の『ファイナルファンジー16』を購入した。

Amazonで激安だったのでもうすぐ『ファイナルファンタジー7リバース』発売なのでテンション上げようと思って買ったのだが、始めてみると「声がぼわぼわ反響っぽく聞こえる」「後ろから音が聞き取りづらい」というのが気になった。

以前本ブログで書いたように、現在「サウンバー HT-A5000」「サブウーファー SA-SW3」「リアスピーカー SA-RS5」という構成で視聴環境を整えているのだが、「天下のFFがこんな音で妥協してるわけがない!」と思い、このゲームをベンチマークとして音響設定を見直してみた。

 

結論から書くと、以下の設定に変更したことで最適化できた。

PS5の設定

HT-A5000(SA-RS5含む)の設定

  • 設定する→詳細設定→マニュアルスピーカー設定(距離、側壁までの距離、天井までの高さを入力)

ボワボワ聞こえた件については、PS5の3Dオーディオが邪魔していたらしく(本体機能で独自に3Dっぽく聞こえるようにする設定のよう)、OFFにしたら聞こえが良くなった。

また後ろからの音が聞き取りづらい件、これは以前から映画鑑賞時などに気にはなっていたのだが、SA-RS5のAmazonレビューを見ると同様の指摘があったのでまあ機器の性能がこんなものなのだろうと思い込んでいた。しかし今回は「もしかして音場設定がうまくいってないのでは?」と勘繰ることにして、通常は機器がオートで行ってくれる音場設定を、わざわざ部屋内の機器間距離をメジャーで測って入力してみた。するとどうだろう、めちゃめちゃ音が立体的に聞こえる!!

音で敵の位置がわかるだけでなく、何より驚いたのが敵の砦に入った時の出来事。なんと天井から滴ってくる水滴の音が本当に上から聞こえる!!びっくりして思わず天を仰いでしまった。音響機器はとことん設定を追い込むのが大事だと、改めて思った次第。

 

FF16のおかげで音響機器設定を見直せたので、これからの自宅映画鑑賞が楽しみで仕方ない。もちろんFF16をプレイするモチベも上がったし、FF7リバースも最高の環境で楽しめそうだ。

地デジ・Switchのボケ感を解消するBRAVIAの「リアリティークリエーション」機能が優秀すぎるのでダンジョン飯で検証してみた

先日アップした2023年振り返り① 買ってよかった編(家電、デジタルゲーム、ボードゲーム) - ユウキズ・ダイアリーの追記。

前述の記事でSONYの4K有機ELテレビ BRAVIA「XRJ-65A80K」を取り上げた際に「地デジのボケ感が気になる」と苦言を呈したのだが、その後「SONYの技術力ならもうちょい何とかなるんじゃないのか?」と訝しんで設定をいじったところ見事に解消することができた。前言撤回の意も込めて記事として残しておく。

 

まずどうしてボケ感が生まれるかについて書いておくと、映像がくっきりはっきりするかはテレビサイズと映像ソースの解像度(画素数)に左右される。代表的な解像度を挙げると以下の通り。

数値だけだとわかりづらいのでこちらの記事中の図を参照してもらうと良いのだが、ようは4Kテレビに対してSwitchやアマプラは28%程度、20%程度しか解像度がないので、テレビ側が頑張ってアップコンバートしているのである(単に拡大表示するだけでなく、良い感じに見えるよう画像処理しているらしい)。

とはいえアップコンバートにも限界があるので、どうしても低い解像度の映像はボケっとした映像になっていた(くもりガラスを1枚挟んでるような感じで、主線がにじんでしまう)。

 

そしてこれに対抗する機能が何かないものか、と設定をいじっていたところようやく辿り着いたのが「リアリティークリエーション」だ。

DRCとは 「デジタルリアリティクリエーション」 ディーアールシー: - IT用語辞典バイナリ

このリアリティークリエーションは標準では「オート」になっているのだが、「マニュアル」に切り替えることで0~100まで設定することができる(標準値は画質モード「スタンダード」で65、「シネマ」は20)。あまり高い値にするとノイズが乗ってくるため、同時にデジタルノイズリダクションもいじる必要があり苦慮したが、最終的に以下の設定に落ち着いた。

以下は検証用にテレビ映像をスマホで直撮りしたもの。

地デジのDR録画映像・リアリティークリエーション0

地デジのDR録画映像・リアリティークリエーション80



Amazonプライムビデオ(HD)・リアリティークリエーション0

Amazonプライムビデオ(HD)・リアリティークリエーション50

 

Nintendo Switch・リアリティークリエーション0

Nintendo Switch・リアリティークリエーション50

 

スマホからだとパッと見わからないレベルなので拡大画像もあげておく。


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地デジDR録画をリアリティークリエーション0→80で比較。手前のデカライオスの主線のにじみが消えて、後ろのちっちゃい冒険者たちの輪郭がはっきりしてるのがわかるかと思う。

ささいな違いに思えるかもしれないが、実際の65型の大画面で見ると「視力が上がったか!?」と錯覚するほどの劇的な違いだ。ボケ感が気になってるBRAVIAユーザーの方には映像設定を見直してもらいたいし、未所持の方には買い替え時の検討事項にしてもらいたい。

というわけでBRAVIA XRJ-65A80Kへの不満がなくなったので心の底から言えるようになった。買ってよかった!

 

2023年振り返り② 見てよかった編(映画、アニメ、ドラマ、バラエティ)

昨日の「買ってよかった編」に引き続き、2023年の見てよかったを振り返ってみる。

yuki222.hateblo.jp

 

映画ベスト10

  1. スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
  2. キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
  3. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
  4. ゴジラ-1.0
  5. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
  6. トランスフォーマー/ビースト覚醒
  7. マイ・エレメント
  8. ダンジョンズ&ドラゴンズ
  9. 窓ぎわのトットちゃん
  10. 君たちはどう生きるか

次点:『長ぐつをはいた猫と9つの命』『BLUE GIANT』『TAR/ター』『ライオン少年』『最後まで行く』『シン・仮面ライダー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『パーフェクト・ドライバー』『怪物』『イニシェリン島の精霊』『ザ・フラッシュ』『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』

今年見た新作映画51本の中からベスト10を選んでみた。CGアニメ映画は傑作揃いだったが中でも頭いくつも抜けていたのがスパイダーバースシリーズ2作目の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。スピード感と物量とエモさで前作の更に上を行く最先端の映像作品に進化していた。あまりにもピーキーなので人を選ぶかもしれないが、好きなものは好き。スコセッシ監督の新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は目を背けたくなるような重たいノンフィクションが題材にも関わらず、軽妙でハイテンポな語り口に有無を言わさず圧倒された。試写会で解説トーク込みで見れたのも得難い体験だった。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』はジェームズ・ガン監督のMCU最終作。前作から一転、ロケットを主役に据えた復讐劇に涙。カラフルな宇宙服や擬人化動物星の寂れっぷりなどセンスオブワンダーが随所に光る。MCU作品の中ではトップクラスに好き。他短評はフィルマークスにて。

ユウキさんの映画レビュー・感想・評価 | Filmarks映画

 

アニメベスト

  • お兄ちゃんはおしまい!
  • TRIGUN STAMPEDE
  • スキップとローファー
  • 天国大魔境
  • 呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変
  • 無色転生Ⅱ
  • オーバーテイク
  • 葬送のフリーレン

例年なら話数別にあげるところだが、今年は正直なところ各作品を通しで見切れてないので語る資格なし状態。作品別として上記作品をあげるに留めておく。

 

ドラマベスト

  • ロキ シーズン2
  • アソーカ
  • マンダロリアン シーズン3
  • VIVANT

ドラマ、特に地上波は全然見れてないのだけれど、『VIVANT』の地上波ドラマをはるかに超えるスケール感には毎週ワクワクさせられた。MCUドラマ初の2シーズン目を果たした『ロキ』は、これはもうMUCマルチバースもの完結編てことでいいんじゃないかな。『アソーカ』も『マンダロリアン』も不満がないわけではないけれど、アニメシリーズ『反乱者たち』を今年になって全話見たのも含め、SWに楽しませてもらった一年だった。

 

バラエティ番組ベスト

  • オールスター後夜祭'23秋
  • 水曜のダウンタウン「名探偵津田」「スベリ-1GP」
  • ニッポンおもひで探訪
  • 祓除

昨年末に見た『このテープもってないですか?』『カワシマの穴』に感化されてか、特に今年後半は各局のモキュメンタリーが熱かった。中でも『このテープ~』と同じく大森時生プロデュースの『祓除』は、事前番組→テレビ東京開局60周年の生イベント→事後検証番組という3段構えのホラーモキュメンタリーという特殊仕様。イベント配信という後に残らない映像番組ならではの仕掛けにゾッとさせられた。

ここ数年テレビ番組の逆襲が始まっているのか、エッジの効いた番組が次々と生まれているので来年も注目していきたい。

年明け一発目は佐久間宣行の『日本怪奇ルポルタージュ』に期待。

www.tv-tokyo.co.jp

 

以上! よいお年を。

2023年振り返り① 買ってよかった編(家電、デジタルゲーム、ボードゲーム)

今年は春先の引っ越しに伴い必要なものをばたばたと買いそろえてたら終わっていた1年だったので、まずは買ってよかった家電とゲームについて振り返ってみる。

買ってよかった家電

  • 4K有機ELテレビ(SONY XRJ-65A80K+HT-A5000+SA-SW3+SA-RS5)

yuki222.hateblo.jp

今年唯一気合を入れて書いたのが4K有機ELテレビについての記事。なんだかんだ言って今も生活の中心にあるので大変役に立っているが、使っていると65型は非常に難しいサイズだとも実感する。

地上波番組を見たりSwitchのゲームをやるには画面が大きすぎるし(画像がボケる、映像の密度が低い)、4K UHDやディズニー+で4Kの映画を見ても迫力がもう一つ足りない。となるとPS5ソフトをやるしかないわけだがそこまでプレイしなかったという……。もし10年後に買い替えを検討するときは地上波&ゲーム用の55型と、映画用のプロジェクターを用意する気がする。

などと書きながらふと調べてみたところ、最近のアップデートで画面サイズ調整機能が搭載されていた!!

大画面TVでFPSプレイしやすく、ソニーブラビア「画面サイズ調整」体験してみた - AV Watch

これは朗報。とはいえゲームモード限定の機能。Switchソフトの映像ボケ対策にはなるので嬉しいが、是非地上波放送にも適用できるよう更なる改善を図ってほしい。

※1/3追記:もうちょいどうにかならないかと画質設定を見直していたところ、リアリティークリエーションをオートから80に変えたら地上波の画質ボケが劇的に改善!もっと早く設定していればよかった

※1/8追記:リアリティークリエーションについて記事にまとめたので詳しくはこちらを参照してもらいたい

yuki222.hateblo.jp

 

花粉のひどい時期、雨の多い時期、昼間に洗濯をさぼったときなど、浴室で洗濯物を乾かすときにいつも最高のパワーを発揮してくれた。生活していて一番助けられたのはこの除湿器かもしれない。

 

  • こたつ(ニトリ リビングこたつ)

春夏はテーブルとして、秋冬はこたつとして活躍してくれている。末端冷え性には神。おかげでこの冬は未だにエアコンを使わずに済んでいる。

www.nitori-net.jp

 

  • コリコランワイド

年の瀬に電車内広告を見て衝動買いした期待の肩こり対策マシン。使用し始めて一週間ほどなのでまだ実感は薄いが、首を回すとバキバキなり始めたので多少血行が良くなってきてるのだと思う。半年後、1年後に再検証したい。

 

 

買ってよかったデジタルゲーム

後述のボードゲームとの差別化のためにデジタルゲームとしておく。

今年はほとんどデジタルゲームを遊べなかった。新生活への移行に時間を使った、英語学習を始めたので余暇が減った、暇さえあれば昨年から引き続きスマホゲーの『マーベルスナップ』ばかりやっていた、そもそも金がない、など言い訳はいくらでもできるが……年末になっておおいに反省。

そんな中でも時間を割いて遊んだのが上記3本。特に『ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム』は他の時間を犠牲にして1か月ほど一心不乱にプレイしてクリアした(その前月には前作『ブレス・オブ・ザ・ワイルド』をリプレイしたので2か月ゼルダ漬けだった)。前作はこれまでの人生のベストゲームと思ったものだが、今作も甲乙つけがたい面白さ。世界の広がり、ダンジョンの巧妙さ、物語の感動は確実に前作を超えていると思う。クリアを優先して放置したクエストは多いので、来年は時間を作って落ち穂拾いを行いたいところ。

ピクミン4』はやめ時がなく一気に遊んでしまったので面白かったのは確かなのだが、プレイ感が他のゲームに例えようがないのでどう面白いのか説明し難い。やることが多すぎず少なすぎず、コンプを狙いやすいところが好き。あとオッチンが可愛い。

『スイカゲーム』の中毒性は危険レベル。新規パズルゲームで久々にハマった。

来年はどれだけできるか……23年のやり残しゲーム『FF16』『スパイダーマン2』『アーマードコア6』『ホグワーツレガシー』『バルダーズゲート3』『スーパーマリオワンダー』『スーパーマリオRPG』『デイヴ・ザ・ダイバー』を遊んでから前に進みたい。

 

買ってよかったボードゲーム

最後にボードゲーム。今年はコロナを気にせずボードゲームやるぞと決めていたので各所に顔出したり自分で主催したり、とにかくボードゲームを遊ぶ場所を作った。そんな中で最も遊んで気に入ってるはが上記3本。

中でも『Splendor MARVEL』はこれまで遊んだ中で一番好きなボードゲームかもしれない。人気の拡大再生産ゲーム『宝石の煌めき』をベースに、マーベルキャラクターに変更&ルールに多少アレンジが加わったもの。マーベル好きには堪らない傑作。最近韓国限定のポケモンバージョンも発売されたと聞いたので、なんとか輸入してプレイしたい。

『チャレンジャーズ!』は今年発売するやいなや大人気のデッキ構築対戦ゲーム。最大8人で疑似カードゲーム大会を開いて最強を決める――ただし戦闘は超シンプルな坊主めくり方式、という枠組みとデッキ構築にしぼったデザインが美しい。

スターウォーズ/クローン・ウォーズ』はパンデミックスターウォーズ版。スターウォーズ好き同士で遊んだら楽しくないわけがない。

未プレイゲームはまだ山と積まれているので、来年も積極的にプレイしていきたい。

 

明日は「見てよかった編」を更新予定。

失なわれたものと残った輝き 映画『君たちはどう生きるか』レビュー

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見終わった印象は「宮﨑駿も楽しい夢を見せられなくなったのか」という残念さと諦念と、けれどどこか清々しさをも入り混じるものだった。

 

7月14日に公開された宮﨑駿監督・スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』は、事前PRなしという異例のPR戦略のもと公開された。どんな内容なのかと期待に胸を膨らまさせられたのでまんまと戦略にのってしまったわけだが、蓋を開けてみればオーソドックスな行きて帰りし物語だ。

舞台は第二次世界大戦の緊張感が走る昭和10年代の日本。火災で母を亡くした主人公の少年・眞人(マヒト)は、父の再婚相手である夏子の生家で暮らし始める。眞人はその家で出会ったしゃべるアオサギにいざなわれ、家の庭にある不思議な洋館、そして地下に広がる謎の世界へ向かうが…というのが序盤のあらすじ。

 

宮﨑駿のフィルモグラフィーを振り返ると、初期の『未来少年コナン』『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』は空想科学世界を描き、『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』では現実世界に空想が溶け込んだ世界を創造し続け、それらの集大成である『もののけ姫』が大ヒット。そして後期の『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』は現実世界から空想世界へ越境する物語へと変容を遂げた(後期作品の中では『ハウルの動く城』のみ断絶を感じるが、細田守監督予定作を救済した企画ゆえか)。

これを踏まえると今作『君たちはどう生きるか』も完全に後期作品の流れに乗った越境ものである。そして『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』ではあいまいな描き方にとどめいたが、今作ではあちら側を明確に死後の世界として描いている。場面によっては地獄とも極楽とも呼ばれており、生命の誕生を示唆するシーンもあったので生死全てを内包する世界なのだろう。

かつてのサービス精神旺盛な宮﨑駿なら、それでも賑やかで愉快なテーマパークのような世界を描いていたかもしれないが、今回のあの世はアルノルト・ベックリンの「死の島」で幕を開け、江戸川乱歩の「幽霊塔」で終わる。住んでるのはペリカンとインコばかり。レイアウトや演出も精細を描いており、かつて見た場面を想起させるものは多くとも新鮮は感じられなかった。狂気のような鳥の群像にこそ驚いたが、過去作に比べれば作画カロリーも抑え気味だ。

楽しい気持ちを持って帰ってもらおうという気はサラサラない、というかもはやそういったイマジネーションは枯渇し、深層心理に沈殿するかつて触れてきた文学と絵本と芸術の断片を必死に繋ぎ合わせた世界があれなのだろう。かつての輝きは既になく、人は老いるのだという現実を突きつけられるようだった。

 

ただそれが悪いことばかりでなく、宮﨑駿に残ったものが一層輝いて見えた。最も印象深いのが魅力的なキャラクターたちだ。主人公・眞人の利発さにはやられたし、サギやインコといったキャラクターのユニークさ、力強い父やお婆ちゃんたち、そして可憐なヒロイン。今回作画監督に抜擢された本田雄の助けが大きかったのは間違いないが、やはりここは宮﨑駿ならではとしか言いようがない。

そして現実世界の鋭い描写力だ。あの世が恐ろしかったのに対し、戦火が迫る昭和日本の当時ならではの活気と厳かさを、独特の光景と丹念な所作で描いていた。『風立ちぬ』でもこの点が非常に優れていると感じたが、今作でもその冴えはまだまだ衰えていない。

 

人は老いるが、築いてきた輝きは僅かでも残る。これが今作の物語上からも、宮﨑駿の筆致からも表現されているのだからなんと美しい映画ではないか。

君たちはどう生きるか』――随分と説教臭いタイトルを付けたなとは思ったが、見終わって振り返るとこれは説教ではなかった。「老いるのも悪いばかりではない」「これを見た君たちはどう生きるか」という、長年アニメを作り続け栄光を掴んだ老人からの問いかけなのである。

現実という地獄をどう生きて、死ぬか。酷な問いだが、各々受け止めて、考え続けるしかない。

 

SONYの4K有機ELテレビ BRAVIA XRJ-65A80Kを買ってはいけない(とことん追い込んで性能を引き出す気がなければ)

BRAVIA XRJ-65A80K パーフェクトモード

前回のエントリにも書いた通り先日SONYの4K有機ELモデルBRAVIA XRJ-65A80Kを購入し、それから1ヶ月かけて満足いく状態まで持ってこれたのだが、この1ヶ月のことを考えるとおいそれとオススメはできないなと感じている。

もちろん性能は非常に高いのだが、それを引き出すには金と時間がどうしてもかかるし、予期せぬ事態も待ってるかもしれない。それでも購入を検討している、BRAVIAが気になるという人に向けてメリットデメリットを書いてみる。

 

メリット

  • とにかく映像がデカくてきれい

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もうこの一言に尽きる。デカくてきれいな画面は正義。長年30インチの液晶テレビと向き合ってきた身からするともう別次元で、テレビというかもう向こうに別世界が広がってるんじゃないかと錯覚することさえある。

ただ注意は必要で、地上波デジタル放送だとどうしても映像がぼやっとしてしまう。これは地上波の画素数が1440×1080しかなく、3840×2160の4Kテレビはそれをアップコンバートして表示してるから。とはいえBRAVIAのアップコンバート性能は他社に比べて優秀らしいし、画面から離れればそこまで気にならない。

本領を発揮するのはやはり4K配信映像や4K UHD再生時。『シン・エヴァンゲリオン』も『シン・ウルトラマン』も最高の画質で楽しめるのでその点は文句なしだ。

 

デメリット

  • 初期設定がめちゃくちゃ

はじめて映像を映した時に感じたのが「色味キツくない?」「動き変じゃない?」ってことで、正直けっこうがっかりした。設定項目を触りまくってようやく理解したのが、初期設定の画質モード「スタンダード」は全然スタンダードじゃないということだ。「ダイナミック」は問題外。誰に向けてこんな設定を用意したのだろうか。

1ヶ月付き合ってみて納得いったのが以下の設定だ。

 画質モード:シネマ
 色温度:エキスパート1
 モーションフロー:OFF
 シネマドライブ:OFF

他の項目は個人の好みにもよると思うが、この4点はマストで変えるべき。画質モードと色温度で適正な色味になり、モーションフローとシネマドライブを切ることで余計な映像補完がなくなる。映像に違和感がある方はぜひ試してみてもらいたい。

 

  • 音がしょぼい

買う前からわかっていたことではあるが、テレビ本体の音がしょぼい。改善できるだろうとサウンドバーHT-A5000を購入したがまだ音がこもり気味。サブウーファーSA-SW3を付けたらようやくマシになって、リアスピーカーSA-RS5で完璧になった。元々追加機器を買うつもりではあったが、とはいえいきなりかなりの出費に……。
サウンドバー1本買えば済むなどとは思ってはいけないと肝に銘じることにした。

 

設定も音も時間となんとかなるが、初期不良が一番痛かった。起こり得るというのはわかっていてもどこか他人事に考えていたのが、自分の身に振ってきてようやく実感した。本当にある。保証書は絶対に大事に保管すべき。

私の場合2つも初期不良に当たったので解決までにかなりの時間を要してしまったし、メーカーとのコミュニケーションストレスはかなりのものだった。これがあるからオススメできないと言っていい。

 

初期不良①:センタースピーカー機能を使うとノイズが載る

BRAVIAサウンドバーとBluetoothで接続するのだが、更に音声ケーブルを接続するとTV本体のスピーカーから声のみ出力できるという機能がある。これの不良でケーブル接続した途端に音声にノイズが載ってしまい、到底聞けるものではない音声になってしまった。同様の不具合は私以外でも発生しているようだ。

bbs.kakaku.com

こちらについては修理サポートの方を呼び、基板交換をしてもらって解決した。

 

初期不良②:画面に黒い影が出る

BRAVIAの映像に概ね満足していたのだが、『ヱヴァンゲリヲンQ』の4K UHD再生時、冒頭のブースター点火のシーンで画面に黒い影が出て非常に気になる。同じ色味をPCのペイント機能で出力してみたところ、グレー(RGB100:90:100)で再現することがわかった。

この辺に黒い影が見える

これについてもやはり修理サポートの方にモニタを交換してもらったのだが、完全には解決しなかったので(別の位置にやはり影が出る)、結局別の新品と交換してもらうことになった。

モニタ交換後。左手の影は消えたが3本縦線が見える

新品交換後。影がない‼

モニタ製造元のLGが悪いのかSONYが悪いのか自分の運が悪いだけなのかわからないが、残念ながらBRAVIA…というか有機ELテレビ全般を信用できなくなってしまった。

なお新品と交換しても問題がないわけではなく、真っ白の画面だと輝度の違いがはっきりと出てしまい、中心と外縁で色味が変わってしまう。地上波放送を見ているとそういった画面が出ることは稀なのだが、ゲームや映画だとちょいちょい出くわすのでその度に気になってしまう。いずれ慣れるとは思うのだが……。

ポケモンスカーレット起動画面。中央は明るいが、画面端に行くほど暗くなってしまう

有機ELは黒が得意だが白が苦手」と聞いたことはあったので、目で見てようやく仕様として理解することが出来た(納得はしてないが……)。

昨今台頭してきたMini LEDはもしかしたらこの点が解決しているのかもしれないので、将来買い替え時には検討してみたい(黒が青みがかると聞いて今回はスルーしてしまったが)。

www.sony.jp

 

まとめ

というわけで長々と書いたが、BRAVIA XRJ-65A80Kは良いところと悪いところがある。概ね金と時間をかければ解決するが、仕様上どうしようもないところもある。高価だから買えば全部揃ってる最上のもの、というわけではないので、もし買う場合はその点を考慮して買うべきだ(これはSONY製品に限らずだろうが)。

自分の親が買うと言ったら全力で止めるか、初期設定につきっきりになるしかないが、親世代が安心して買えるTVは今もあるのだろうか。こんな心配させないで欲しいので、TVメーカー各社は初期設定を改めてほしい。あとサウンドバーとサブウーファーはセット売りすべき。TV単体で買うもんじゃない。