年末恒例企画「話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選」。今年は「aninado」さんが引き継ぐとのことなので懲りずに参加してみる。
過去記事:2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2013年
今年選んだのは以下10本
映像研には手を出すな! 第3話「実績を立てろ!」
脚本:木戸雄一郎 絵コンテ・演出・作画監督:五十嵐祐貴
年始の話題をさらったアニメ映像研。中でも第3話終盤のマチェット少女のラフなアクションには心底シビれた。あそこは松本憲生パートだっただろうか。次点は第1話「最強の世界!」、第8話「大芝浜祭!」。
とある魔術の超電磁砲T #13「SYSTEM SYSTEM(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」
脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:滝川和男、そ〜とめこういちろう、長井龍雪 演出:八瀬大蔵、藍崎灯 総作画監督:冨岡寛 作画監督:上田みねこ、佐野はるか、北島勇樹、重松佐和子、奥田哲平、小渕陽介
菅原裕幸
実に7年ぶりの新作といえどギャップを感じさせないレールガン。13話は黒子vs警策看取のアクションがキレキレでGOOD。次点は#20「Ha det bra」。
本好きの下克上 第二十三章「収穫祭のお留守番」
脚本:石山優子 絵コンテ:川崎芳樹 演出:加瀬充子 総作画監督:海谷敏久 作画監督:スタジオダブ、中澤あこ
マイン念願の本が23話かかって遂に完成。この偉業を称えたい。
かくしごと 第12話「ひめごと」
脚本:あおしまたかし 絵コンテ・演出:村野佑太 総作画監督:山本周平、西岡夕樹、遠藤江美子 作画監督:玉利和枝、sataりすく、山本周平、西岡夕樹、遠藤江美子
スラップスティックなギャグにミステリー要素を仄めかしていた作風が遂に逆転。これまでの伏線を見事に回収。1クールアニメにおける物語の完成形をそこに見た。
デカダンス 第2話「sprocket」
脚本:瀬古浩司 絵コンテ・演出:立川譲 作画監督:栗田新一
1話でベタな人間対モンスターモノと思わせておいて、突然のカートゥーンスタイルをぶっこむ衝撃。
ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE 第26話「Re:RISE」
脚本:むとうやすゆき 絵コンテ:綿田慎也、大槻敦史 演出:綿田慎也 キャラクター作画監督:斉藤香戸、井田珠里 メカニック作画監督:松田寛、久壽米木信弥、山根理宏、高瀬健一
ロー気味なテンションで始まった当初こそ不安にさせられたものの、宇宙SFとして舵を切った中盤から面白さが加速、そして遂に爆誕した4体合体リライジングガンダムによる最終決戦と興奮はうなぎ登り。近年のガンダムシリーズでも群を抜いた傑作が誕生した。
ミュークルドリーミー 第19話「お誕生日ゆめちゃん合宿中」
脚本:金杉弘子 絵コンテ:鈴木行 演出:海宝興蔵 作画監督:坂本哲也
自分の本当の気持ちに気づかないゆめちゃんの言動にひたすらヤキモキ。今年一番のダークホースはミュークルドリーミーだったかもしれない。次点は第17話「恐怖のプチトマトマン」。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第6話:笑顔のカタチ(〃>▿<〃)
脚本:田中仁 絵コンテ:京極尚彦 演出:ほりうちゆうや 総作画監督:横田拓己、冨岡寛、吉岡毅、渡邊敬介 作画監督:石川慎亮、加藤明日美、栗原裕明
天王寺璃奈回。虹ヶ咲はキャラクターの掘り下げがべらぼうに上手く、この話数ではじめてラブライブキャラに恋心を抱いてしまった。次点は第11話「みんなの夢、わたしの夢」。
ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN 第6話「復讐の猟犬」
脚本:浦畑達彦 絵コンテ:久保雄介 演出:菅原尚 総作画監督:サトウミチオ、小野田将人 作画監督:牛島希、石山正修、重本和佳子 エフェクト作画監督:岩崎安利、小川隣 メカ作画監督:宝谷幸稔
こちらも6年ぶりの新作からはバルクホルンとハルトマン回を。次点は第2話「結成ストライクウィッチーズ」、第9話「ミーナの空」。
呪術廻戦 第13話「また明日」
脚本:瀬古浩司 絵コンテ・演出:田中宏紀 総作画監督:西位輝実 作画監督:田中宏紀、伊藤進也、北村晋哉
田中宏紀先生ありがとうございます回。今年1番の作画アニメの集大成。次点は第1話「両面宿儺」。
今年はコロナウイルスによるTVアニメへの影響も大きく、放送中断、延期が多発。一時はどうなることかと思ったが、振り返ると例年並みに粒ぞろいだったように思う。
一方で休止の穴を埋めるために再放送となるケースも多く、これ幸いに旧作にも珍しく手を伸ばした一年だった。以前から課題だった『未来少年コナン』『赤毛のアン』『ふしぎの海のナディア』を完走できたので、来年はいよいよ『少女革命ウテナ』『銀河英雄伝説』あたりに手をつけたい。