トップをねらえ!ってアニメ面白いな…(劇場で4話まで見た
— ゆうき (@yukkii22) 2020年12月4日
トップをねらえ!を劇場で見たのでシンエヴァに向けた庵野秀明作品巡りをはじめようかと。まずはナディアから。序盤しか見たことないので今回ほぼ初視聴。今月中にナディアとエヴァは見終えたいけどどうなるやら。
— ゆうき (@yukkii22) 2020年12月5日
シンエヴァ公開まであと49日。 pic.twitter.com/QjSdjj2gqA
「シン・エヴァンゲリオン公開記念! 庵野秀明監督作品全部見る」という一人マラソン企画(もとい修行)を、『劇場版シン・エヴァンゲリオン』公開予定日2021年1月23日のきっかり50日前、劇場での『トップをねらえ!』観賞中に思いついたので実行に移すことにした。なお視聴困難な作品(『GAMERA1999』など)は気にしないことにした。
庵野秀明マラソン24日目。ついにナディア全39話見終わった!島編アフリカ編のあまりの内容に呆れてどうなることかと思ったけどラストで巻き返した。終わりよければ全てよし。最後はちょっと泣いた。エヴァQとの相似を感じる部分も多くて見ておいて本当によかった。残り27日。大丈夫か?次はTVエヴァ。 pic.twitter.com/HEiPONzQAh
— ゆうき (@yukkii22) 2020年12月27日
最も長時間(TVシリーズ全39話)に及ぶ『ふしぎの海のナディア』を24日目で視聴完了。半分近くの日数を消化していきなりピンチ。
庵野秀明マラソン35日目。TV版エヴァをBDで視聴完了。初回放送時、水曜夕方に家族の食事の場で父と共にエヴァを見てベッドシーンで気まずくなったのを思い出す。ラスト2話は当時受け入れ難いものだったけど、ゴールの一つとして受け入れられるようになったのは心の成長か、その先がある安心感か。 pic.twitter.com/BfE4S1U08i
— ゆうき (@yukkii22) 2021年1月7日
正月休みを使ってTV版『新世紀エヴァンゲリオン』を視聴完了(35日目)。
庵野秀明マラソン36日目。旧劇場版を観賞。いつか劇場で見れたらと思っていたのでこの貴重な機会に感謝。このとんでもない映画を、シンは超えるのだろうか。あと15日。 pic.twitter.com/ocDtZtqh4K
— ゆうき (@yukkii22) 2021年1月8日
もちろん『REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に』も観賞。
庵野秀明マラソン42日目。シンエヴァまで残り9日だった日。緊急事態宣言を受けて再び公開日が延期となってしまう。エヴァアプリと共に指折り数えていたけれどカウントダウンも休止。しかしここでマラソンは終えられない。今日はカレカノ9話まで。佐藤テンチョ的最終回8.5話は確かに良いものだった。 pic.twitter.com/SEQjuvHkao
— ゆうき (@yukkii22) 2021年1月14日
庵野秀明マラソン46日目。『彼氏彼女の事情』ラスト2話視聴終了。シンエヴァの中山勝一監督……誰!?って感じだったのがカレカノ25話を見てようやくコンテ演出作画監督中山勝一氏の腕前を知るに至る。
— ゆうき (@yukkii22) 2021年1月18日
42日目にはまさかの公開延期の報。1月22日までに見終える理由が消失して緊張の糸が切れかけるも、なんとか『彼氏彼女の事情』を視聴完了(46日目)。
庵野秀明マラソン50日目。円盤リリースされている最古の作品『帰ってきたウルトラマン「マットアロー1号 発進命令』で締め。熱核爆弾投下への反抗というシン・ゴジラのクライマックスを早くも持ち出していたのは素直に驚き。監督の若き日のパッションの塊でした。
— ゆうき (@yukkii22) 2021年1月22日
これにて庵野秀明マラソン完走! pic.twitter.com/HIoD9bkW5i
公開予定日(だった日の)前日、ついに完走!
マラソン中に考えたことなど
- 目標を定めてそこに向けて行動するのは大事だと改めて痛感。今回の一人企画がなければこれまで積みに積んだ円盤(BD、DVD)を消化できなかったことだろう。いくら眠い日でもやり遂げようという意志力でなんとかなる。エヴァに限らず実践していきたい。
- エヴァ旧シリーズ(TVアニメ版及び旧劇場版)を通しで見るのはこれで3度目。新劇場版開始当初こそ旧シリーズで完結してるのに今更どうして?と思ったものだが、今見返すと庵野監督によるオタク批判や裏返っての自己批判、そこからの救済といったものが濃縮されていて大変厳しい気持ちになる。2000年代前半にはオワっていたエヴァを後世に残るエンタメ作品として作り直したくなった監督の気持ちが今ならわかる。
- よく知られている話だが庵野監督作品の最終話は決まってSF小説のタイトルから拾っている。「まごころを、君に」だけは聞いたことがないので気になってググってみたら、SF小説『アルジャーノンに花束を』の映画版の邦題だった。ちなみにシンエヴァの副題は「THRICE UPON A TIME」(時間SFの傑作『未来からのホットライン』の原題)。時空改変を示唆している…?
- 新劇場版エヴァ3作は劇場で見ることができた。序は4DX、破は通常上映、Qは通常上映とIMAX。QはIMAXの大画面・高精細・音響効果を手に入れたことでようやく真の姿をお披露目できた気さえする。これを見せられたらシンエヴァもIMAXで見ることを誓うしかない。
- エヴァQの初見時は、期待していた「破の続き」を見せてもらえなかったことで意気消沈したのをよく覚えているが、その後何度も見直し、また今回旧シリーズから続けて見たことで、「TVアニメ版20話~24話+旧劇場版」の要素を再構成したものでしかないことを認識でした。シンジがエヴァに取り込まれて、戻ってきて、カヲルと出会って、インパクトを起こす、と。ただ明確に違うのはインパクトが失敗に終わりシンジとアスカ以外のキャラクターも失われておらず、赤い大地でアスカは首を絞められず、逆にシンジを引っ張り上げるだけの活力があること。ここからが本当に誰も見たことない物語、おそらくは初期構想にあったというシンジとゲンドウの直接対決が見れるのではないだろうか。シンエヴァへの期待が高まる。
- 初見のナディアは高水準の作画に唸ることは何度もあったものの、そこまでは惹かれず。当初ライバルかのように登場するグランディス一味がすぐに味方に付いてしまったのが拍子抜けだったり(これはインタビュー集『パラノ・エヴァンゲリオン』でも貞本義行氏が指摘している)、作画もストーリーも破綻する島編でナディアの感情についていけなくなったり要因は様々あるが。エヴァQで変わり果てたNERV本部の原形に出会えたのはよかった(ナディアの故郷にある遺跡の形状がそのまんまで驚いた)。
- 『彼氏彼女の事情』が何度見ても面白い。初見時は中一だったのでもう刷り込みみたいなもので、一生好きでいると思う。カレカノで初めて作家・庵野秀明を意識したのかもしれない。
- カレカノの1シーンへの言及がプチ拡散されたりもした。
庵野秀明マラソン45日目。『彼氏彼女の事情』を一気に12話消化してガイナ版最終回と言われる24話まで視聴。あまりに綺麗な幕引きに感動してるところに唐突な富野由悠季へのエールが出てきてびびる(この24話初回放送は99年3月12日なので翌4月からの『ターンエーガンダム』放送開始直前)。 pic.twitter.com/rRunPACNKi
— ゆうき (@yukkii22) 2021年1月17日
- シンゴジ以外の実写作品は今回初観賞。意外と言っては失礼だがどれも面白かった。『キューティーハニー』だけはもう一つ、と言いたいところだが、スピンオフと名乗りつつその実リメイク作品であるOVA『Re:キューティーハニー』が傑作だったので問題なし。最終話では摩砂雪監督の手腕を思い知る。
- デンマーク産の人形劇映画『ストリングス〜愛と絆の旅路〜』は庵野秀明氏がジャパニーズバージョン監督と銘打たれていたので見たが、メイキング見る限りは音響監督を務めただけと思われる(詳細不明)。サンダーバード好きが高じてオファーが来たのだろうか。
- 『シン・ゴジラ』は何度となく見てきたが、コロナ禍の、しかも緊急事態宣言下で見るとまた格別。「根拠のない楽観は禁物です」「日本、いや人類はもはやゴジラと共存していくしかない」と言われたらこれはもうコロナウイルスに置き換えるしかないわけで。シンエヴァの再公開日程が決まったら公開直前に金ローで放送してはどうか。
視聴リストと現在の個人的作品評価
☆:面白い
☆☆:超面白い
☆☆☆:神
- 帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令(1990) :☆ ※初見
- トップをねらえ!【全6話】(1990):☆☆
- ふしぎの海のナディア【全39話】(1990-1991):☆ ※初見
- 新世紀エヴァンゲリオン【全26話】(1995-1996):☆☆
- REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997・1998):☆☆☆
- ラブ&ポップ(1998):☆ ※初見
- 彼氏彼女の事情【26話】(1998-1999):☆☆☆
- 式日(2000):☆ ※初見
- 流星課長(2002):☆ ※初見
- キューティーハニー(2004):☆ ※初見
- Re:キューティーハニー【全3話】(2004):☆☆ ※初見
- ストリングス〜愛と絆の旅路〜(2007) :☆ ※初見
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007):☆☆
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009):☆☆☆
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012):☆☆
- シン・ゴジラ(2016):☆☆☆
公開延期しちゃったけどこれからどうすんの
公開延期は残念だけど、せっかくできたロスタイム。監督として参加している鶴巻和哉作品や前田真宏作品も見返していくことで緊急事態宣言を乗り越えていきたいと思う。
というわけで、つづく。
(1/25追記)
配信サイトリンク集を作成したので視聴方法の参考にしてほしい。