アイドルみんなが主人公 『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!』レポート

f:id:massan-222:20170822235650j:image

さいたまスーパーアリーナで8月12日、13日に開催された最終公演をもって、アイドルマスターシンデレラガールズ初の全国ライブツアー『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!』がその幕を下ろした。実に全国7箇所2日間ずつ計14公演ものライブが開催された中、プロデューサー(アイマスファンの総称)の身である私はなんとか5箇所7公演(宮城、大阪、静岡、福岡、埼玉)は現地に赴き、2箇所2公演(石川、幕張)はライブビューイングの形で参加することができた。およそ2週間に1度のライブにこの3ヶ月は忙殺され、旅費とチケット代に幾ら費やしたのかを考えるとゾッとするが……素晴らしいライブと、ツアーを通して未だ成長する様を見せてくれたアイドル達には感謝の気持ちしかない。

アイマスについては畏れ多いため筆を取ることを避けていたのだが……、今回こそはライブツアーで受けた感銘を自分なりに記してみたいと思う。

 

  • 全国ライブツアーの意義

全国ライブツアーはアイマスとしては今に始まったことではなく、765プロオールスターズはもちろん、シンデレラガールズの妹分であるミリオンスターズも経験済み。5周年でようやく開催の運びとなったのは、60人以上の大所帯となってしまったことが一因ではあるだろう。しかし今回は、地方公演6箇所分については開催箇所毎に異なる15人のアイドルが参加、さいたまスーパーアリーナの最終公演に限り60人のアイドルを1日目と2日目に分けて配置、という割り振りが行われた。こういった施策のおかげで、所帯が軽くなり、各アイドルの見せ場が十分に生まれていたように思う。

最終公演だけに着目すると、ソロ曲が歌えないアイドルも目に付いたことだろう。しかし各地方公演ではそんなアイドルのソロ曲も聴くことができたし、まだソロ曲を持たない新米アイドルたちも、最終公演にはない企画コーナーで持ち前のトークスキルを遺憾なく発揮していた。残念ながら最終公演に参加できなかった面々にだって、地方公演には活躍の場が用意された。

全国ライブツアーの1番の意義は、普段関東で開催されている公演を地方で開催することで、アイドル達の生の声を、笑顔を全国に届けることだと思っている。ただ結果的には、全てのアイドルの見せ場が長くなったことで、みんなが主役である「アイドルマスターらしい」ライブに立ち返っていたように思う。それこそ、3rd、4thライブと続いたアニメ版ベースの世界観ではなく、私自身ディスク媒体でしか見たことがなかった1st、2ndライブを見ているかのような気分で、毎公演楽しむことができた。

しかしみんなが主人公とはいえ、各公演のセンターを務めるアイドルにも今回は注目が集まった。これまでのライブではセンターといえば島村卯月大橋彩香さんと相場は決まっていたのだが、大橋彩香さんが参加する地方公演は大阪のみ。そこで各公演では毎回異なるアイドルがセンターを務めることとなったのだ。特に1番最初の宮城公演は、私の担当アイドル(アイマスでは推しの娘をそう呼ぶ)諸星きらり松嵜麗さんが驚きのセンター。

f:id:massan-222:20170820232423j:image

センターアイドルを意識していなかった初回公演で、しかも現地での観賞で不意打ちを食らった事もあり、感極まってしまったのも無理のない事。各公演、全てのアイドルが輝いていたことは確かだが、センターを務めた6人が格段に輝いていたことは、ライブを見た人なら否定できないだろう。

 

さてそんなライブの締めくくりとなったさいたまスーパーアリーナでの最終公演。

1日目はきらり担当としてはもう宮城公演以来の「にょわのわーるど☆」「あんきら狂騒曲」、そして「With Love」が聴けたことで大満足。また福岡公演でも披露された神山奈緒松井恵理子さんの「Neo Beautiful Pain」には再びヤられた。2日目はようやくのお披露目となった「ラブレター」「Treasure☆」が印象深いが、何と言っても「∀NSER」から「サマカニ!!」までの怒涛のユニット曲7連続には燃え尽きた。

f:id:massan-222:20170822235636j:image

両日通すと、初披露は何曲かありつつもライブツアー中に聴いてきた馴染みの曲ばかりのため「ライブツアー総集編」という面持ちで始終安心して聴くことができた(意外な組み合わせばかりで会場を湧かせたDJぴにゃコーナーは除く)。歌やダンスに滲み出る自信、MCから伝わる演者間の距離の近さには、ライブツアーを通して築かれた成長と絆が見えるようで、なんでもないところで目頭が熱くなることもしばしば。これもまたライブツアーの賜物であろう。

 

  • 夢の単独ドームライブへ

そして最終公演での一番の事件は、最終日の「来年の6thライブはドームで開催」という発表。アイドルマスターとしては2015年に合同ライブが西武プリンスドーム(現メットライフドーム)で開催されたこともあったが、作品単独でのドーム公演は初めての出来事。年々競争率の上がるチケット争奪戦に対し、来年は何枚CDを買わなければいけないのかと思うと今から頭が痛いが……それはさておき、ライブツアーで成長したアイドルたちやまだ見ぬ新アイドルが、来年はどんな景色を魅せてくれるのか想像すると逸る気持ちで胸がいっぱいである。

しかしプロデューサーには片時も休む暇がない。10月には765ミリオン合同の武道館ライブ、1月には765プロ久々の単独ライブと追いかけているうちに、ドームライブまであっという間。プロデューサーになってからもう10年は経とうとしているが(2007年11月にXBOX360版を買って以来の付き合いだ)、ここ最近の忙しくも楽しいプロデューサー生活が、1番充実しているように思う。

来年に向け、まずは来週に発売が迫った4thライブBDでイメトレ開始だ。