『GAME ON』でゲームの過去と未来を垣間見た

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先週5月29日、会期終了間近ということで、日本未来科学館で開催されているゲームの展示会『GAME ON』に行ってきました。お目当ては何と言ってもPlayStatonVR(以下PSVR)。

 

というわけで開場1時間前から並んでPSVRの整理券をゲット。会場では4種類のゲームの何れかをプレイできるのですが、迷いなく選んだのが『Rez Infinite』です。

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そもそもこのゲームの元となった『Rez』は、PS2ドリームキャストセガから発売されたレール移動式シューティングゲーム。当時すでに殆ど発売されなくなっていたジャンルでありながら、テクノサウンドを奏でるように敵を打つのが非常に爽快で、大好きなゲームでした。

今回試遊できた『Rez Infinite』は、『Rez』の映像そのままに、PSVRを被ることで360度視点移動が可能になったVRバージョン。ワイヤーフレームで構成されたかのようなバーチャル映像空間とVRの親和性はとんでもないだろうと事前に想像はしていましたが、まさにその通り。自分の周り全てがRez世界というのは、まるで自分がネットワークの世界に入り込んでしまったかのような映像体験で、現実に帰りたくない、もっとこの世界に浸りたいと思う没入感を実現していました。電子ドラッグです。

操作方法についても触れると、今回もシューティングサイトを移動して×ボタンでシュートするだけのシンプル操作。大きく変わったのはサイトの移動方法で、従来通りのスティックだけでなく顔の動きにも追従するので、より直感的に、顔をぶんぶん振り回しながら敵に狙いを付けられるようになりました。ボス戦ではダイナミックに敵機が移動するので、敵の動きに合わせてすかさず自分も体ごと後ろに振り向く、というアクションが非常に楽しく、家族にこんな姿を見られたら赤面ものだなあと想像してしまうものでした。

PSVRは2014年、2015年の東京ゲームショウと合わせて3度目の体験でしたが、触る度に顔とのフィット感、映像の精度、ゲームとしての体験、全てがレベルアップしてきているので、今年の発売がより楽しみになりました。『Rez Infinite』は絶対買います。

 

  • その他のゲーム

他にも大量のゲームが展示されていたのですが、来場客も多く全てを遊び尽くすことなど到底出来そうになかったので、遊ぶ機会の殆ど無い古いもの、大型筐体ものを中心にプレイしました。

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今回初めて知った&触ったゲーム『Space Wars』。1977年頃に生まれた史上初めてのベクタースキャンを用いたゲーム、らしい。こちらの解説が詳しいです。操作方法を理解するころにはゲームオーバー。

 

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伝説のATARI版『スターウォーズ』。展示当時はエミュレータが展示されてるだなんだで一騒動ありましたが、その後「本物の」実機に変更になったものです。タイ・ファイターを打ち倒してデススターにプロトン魚雷を放り込んでやりました。1983年に既に3Dシューティングが成立していたということに驚きです。

 

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アーケード版リッジレーサーの実質最終バージョン『Rave Racer』。何度か触ったことがあるのですが大好きなので久しぶりにプレイ。

見知らぬ小学生男子とのレースになったので、ボコボコに負かせて泣かせてしまおうかと腕まくりして臨んだものの、えらくデッドヒートした挙句、両者ともにゴールイン間近でタイムアップとなってこっちが泣かされてしまいました。小学生を見くびってはいけないと猛省。

 

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『鉄機』! 初代XBOXの伝説のゲームです。伝説の所以である馬鹿でかいコントローラを駆使して今回初めて遊びましたが、この馬鹿でかコントローラを触るだけで得も言われぬ幸福感が……。これは発売当時に欲しかった。戸惑いながらもなんとか一面をクリアできました。

 

  • 展示全体を振り返って

PSVRや珍しい筐体を触れたので個人的には楽しめたものの、ゲームの企画展という珍しいもののためか、不満な点はいくつもありました。

最も大きいのが「無駄に」海外版のソフトが多いこと。これはコンピュータゲーム自体、海外から発祥のものですし、私自信よく遊ぶので海外産ゲームを置くのは全く構わないのですが、日本版が発売されているのに、海外のハード、ソフトを展示しているゲームがちらほら見受けられました。

一番気になったのは『パラッパラッパー』。リズムゲームなのに音声が殆ど聞こえない劣悪なプレイ環境も問題ですが、海外版ソフトなので、「決定が×ボタン」「キャンセルが◯ボタン」なんですよ。自分の前でプレイしている方は海外版ソフトは◯×が逆だなんていうのは知るわけがなく、ゲームを始めることさえ出来ずに困っていました。せめて、百歩譲って操作方法を書いておくべきでは。今回遊んだ『Space Wars』も操作方法の解説がなく、最初は全く思うように動かせませんでした。

また混雑してくると並ばないと遊べない状態になり、展示されているゲーム全てを知る、学ぶ、ということができる状態ではありませんでした。とはいえゲームは遊んでなんぼですし、遊べる形で展示されるのを否定するわけではありません。今回の展示でも『The Beatles: Rock Band』を初めて触るであろうプレイヤーが、拙いながらも周りの観客を、私を、見惚れさせてしまうプレイをやってのけていて、ゲームの力というもの強く感じました。

遊べるもの以外に、もっと見て楽しめるもの、それこそテキストや映像展示を増やすなり、プロプレイヤーの実況プレイコーナーなんてあれば、並ぶだけの時間を減らせて、もっと誰もが楽しめる会になったのでは?と思いました。

今回の企画展はイギリス発祥の世界巡回展だからということもあってか、上記のような弊害が出ているように思えたので、次にまたこういう機会があるのなら、日本発の、日本らしいゲーム展が見てみたい、と思うものです。

 

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展示会場近くのガンダム。今日も凛々しい。