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『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム』展で見つけた高2アニメーターの可能性

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展示期間終了直前の今日になって行ってみた国立新美術館の『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム』展が面白かったのでメモ。

・普遍的ヒーローを導入として、バーチャルワールドとの結びつき、個人製作、現実世界との連動など今のトレンドを広くカバーしていた。
マンガやヒーローの展示傾向は協力会社による偏りも感じたが、どだい全てを網羅する事などは不可能なので、拘りというか、統一性が出ているので、これはこれで有りかと。

ガンダムのガの字もなかった。六本木に行けということか。

・展示ラストの製作工程紹介企画が面白かった。今敏監督のパプリカをコンテと見比べたいと常々思っていたのだよ。そしてコンテの完成度の高さに驚嘆。あとマクロスプラス5秒間116枚の板野サーカスを壁一面に展示とか誰が考えたんだこれすごい。

・同時開催されていたICAFとらのあなという学生アニメ持ち込み上映企画をラスト2本だけ鑑賞。
1本はオランダ人と日本人2人による共同製作アニメ『ぜんぜんわからない』。どんなアニメを作ろうかと思い悩む日本に留学中の監督自身と、オランダにいる交換留学生(日本人)のチャットを通して、2人の等身大の日常を描いた交換書簡的な作品。荒削りな線、毒々しい色合いながらも、映像からはアニメを作りたい情熱がほとばしり、惹き込まれる。8分間という長さも感じさせない力作。典型的オタク描写には思わず声を出して笑ってしまった。

・トリは高校2年生のストップモーションアニメ『故障中』。一つ目ロボットが故障中の自動ドアに悪戦苦闘する2分間の短編アニメ。ミニチュアの精巧さ、タイミングの旨さにただただ脱帽。ひつじのショーンを意識した画面に踊る「Eテレ」「8:00」の文字も面白いが、小手先のネタ抜きにしても100点満点。
これには審査員も絶賛で、「言うことなし」「1年間英語学んだら、大学行かずにAardmanに入れる」と太鼓判。近い将来「水越監督が最年少でAardman入社!」とメディアを賑わせる日が来るに違いない。