ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

やりこみ要素ゼロでも満足度は充分『プリキュアオールスターズ ぜんいんしゅうごう☆レッツダンス!』

日曜朝から公式百合設定で視聴者の胸をキュンキュンさせてくれる女児向け健全アニメ『ドキドキプリキュア』。そんなプリキュアの据え置き機初、そして現時点でのWii用ソフト最終作『プリキュアオールスターズ ぜんいんしゅうごう☆レッツダンス!』が発売された。ヨドバシカメラのレジカウンターで、女性店員さんに「プリキュア1つ」と注文した時は流石に少し恥ずかしかったが、気にしたら負けと思って買ってみた。


シリーズ2作目『ふたりはプリキュアMax Heart』から最新の『ドキドキ!プリキュア』までのOP・ED12曲を収録したダンスゲームで、システムは同じくバンダイナムコゲームスから発売された『ハッピーダンスコレクション』を踏襲しているWiiリモコンを片手に、CGで再現されたプリキュアたちの真似をして踊るだけの簡単操作で、『ハピダン』では厳しかったリモコンの判定も緩和され遊び易くなっている。

ゲームとして厳しい目で見ると、『ハピダン』にはあったストーリーモードや服装コーディネートが削除されているのをはじめ、ハイスコアの保存要素さえもない。キャラと曲の自由な組み合わせ選択もできないし、12曲ではシリーズ全曲網羅には程遠くキャラゲーとしても中途半端。やり込み要素の無さは対象年齢を考慮した結果かもしれないが、それにしても全曲解放まで40分で終わってしまったのは正直肩透かしだ。


とはいえ、全プリキュア勢ぞろいのボーナスステージを遊んだ時の口元の緩みは隠しきれない。やはりプリキュアを愛でながら一緒にダンスできるのは、何事にも変え難い快感だ
不満点はきっと次作以降で改善されるだろうと淡い期待を抱いて、黙って購入するのが真のプリキュアおじさんの姿ではないだろうか。