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アストルティア滞在記 15日目


9月2日の今日は、『ドラクエ10』の発売日8月2日から丁度1ヶ月の記念日。
このアストルティア滞在記と題したドラクエ日記は、当初より「とりあえず1ヶ月間」というつもりで始めたので、ここらでひとまず、1ヶ月間このゲームを遊んだうえでのレビューを書いてみたいと思います。

おそらく『ドラクエ10』に対する評価をしようとした時に、「ドラゴンクエスト」として見るか、「MMORPG」として見るか、着眼点の違いによって甘くも辛くもなると思います。私自身はMMORPGの経験が乏しいので、基本的に既存のドラゴンクエストと比較しながら遊んできました。
比較してみてわかったのは、既存のドラゴンクエストとは全然違うということ。導入からして、パッケージだけでは遊べないので、USBメモリやキーボードの追加購入が必要だし、無料なのは最初の20日間だけで、その後は月額1000円の投資が必要です。
ゲームの流れも、1本道でジェットコースターに乗るように物語が進行する、従来のドラゴンクエストとは大きく異なります。序盤こそ一本道でイベントシーンも豊富ですが、レベル10前後で鉄道に乗車できるようになってからは、世界のどこにでも自分の足で行けるようになります。聞こえはいいですが、強力な敵がうろつくエリアへ低レベルで入っても一瞬で教会送りにされるだけですので、結局待っているのは延々と続くレベル上げの日々です。

従来作であれば、レベル上げとストーリー進行が密接に絡み合い、常に丁度いい緊張感を持って進めましたが、本作では従来作よりも1レベルを上げるための時間がかかること、序盤を過ぎるとイベントとイベントの合間が開くことで、戦い易い雑魚を相手に少しずつ経験値を貯める、なんて作業がかなりの時間を占めることになります。それがMMORPGでしょ、と言われればそれまでですが、「ドラゴンクエスト」を期待していた人の目にはきっと別物として映ることでしょう。


じゃあ「ドラゴンクエスト」らしくないのか?と言われると、矛盾してるかもしれませんが、とても「ドラゴンクエスト」です。
モンスター名、アイテム名なんていう表面上の部分は当たり前ですが、オフラインモードからプレイさせる導入部分の丁寧さ、簡易でわかりやすいユーザーインターフェース、現在進行形で細かい調整を続けている運営チームには、「初めてゲームに触れるという人にも、全てを理解して楽しんでもらいたい」という「ドラゴンクエスト」らしいおもてなし精神を強く感じます。
また、さほど頻繁には挿入されないイベントシーンではありますが、いずれもワクワクドキドキ、時には楽しく、時には物悲しく、とても「ドラゴンクエスト」らしい密度の濃さを感じます。これがあるからこそ、早くレベルを上げて次のイベントをクリアしたい、いつかラスボスを倒したい、という欲求に駆られます。
そして何より、プレイ人口の多さに「ドラゴンクエスト」らしさを感じます。MMORPGですので、ゲーム内ではもちろん名前も知らない人のあまりの多さに圧倒されますが、そうではなく身の回りの、主にFacebookTwitterで繋がった友人知人間での『ドラクエ10』人口の多さに驚きます。発売前こそ話題に上がることは殆どありませんでしたが、いざ発売すると周りにかなりの購入者がおり、口コミを聞きつけてか、日に日にプレイヤーは増えるばかりです。
周りにプレイヤーが多いと、やっぱり楽しいのはリアルで会った時に発生するドラクエ談義。「どこまで進んだ?」「レベルいくつまで上がった?」「何の職業やってる?」「どの狩り場がレベル上げやすい?」「フラウたんは俺の娘だ!」なんて話していると、まるで学生時代を思い出します。

更にこれはMMORPGです。リアルで集合時間を決めて、ゲーム内で友人たちと落ち合って、更にはボス戦に挑戦するなんて、従来作にはない、全く新しい楽しみ方ができます。友人共々MPもHPも殆ど尽きた末の勝利を分かち合った時には、嬉しくてむず痒くて、そしてこのゲームをとても好きになりました。


1ヶ月プレイして感じたのは、従来作とは全然違うけれど、でもやっぱりこれは「ドラゴンクエスト」だということ。MMORPGの宿命である間延びしたレベル上げは、はっきり言って好きではありません。でもそれを差し引いても、なお魅力的で惹きつけられる「ドラゴンクエスト」らしさに溢れています。
月額課金制であり、かなりのプレイ時間を覚悟しなくてはいけないので、誰にでも勧められるものではありません。しかし時間がない人や友人が少ない人への施策(元気玉、サポート仲間)が充実しているので、とてもハードルは低いです。

ドラクエ10』はとても面白くて新しい、最も挑戦的なドラゴンクエストです。まだまだサーバーが安定せずトラブルも少なくはないですが、やっぱりオンラインゲームはプレイ人口の多い、今が一番面白い時期です。まだ購入を迷っている方は、そろそろハードルを越えて、この広い世界に足を踏み出してもいいのではないでしょうか。


……という事でまとめっぽい文章を書いてしまいましたが、アストルティア滞在記はまだまだ続く予定です。新作ゲームも増えてきたのでプレイ時間も更新頻度も落ちるとは思いますが、『ドラクエ10』には当分付き合うつもりです。面白いことがあればたまーに書いていくので、今後ともよろしくお願いします。

『私はDQ10を続けるよ!』