『キャサリン』の飴と鞭は絶妙だと思う

ちょっと日にちを遡るのだけど、GW最終日の深夜0時、私はテレビの前でガッツポーズをして小躍りしていた。何って、ついに宿敵『キャサリン』をクリアしていたから。

何も今更2月に発売したゲームの話もないだろう、と思わば思え。このゲーム、発売日には確かに購入していたのだが、1週間ノーマルモードでプレイした結果「第6夜」で詰まり、その後『アイドルマスター2』に手を出し、3DSを購入したりと他のゲームに浮気しまくっていたのだ。それがまあ、GWに暇が出来たので一念発起したらなんとかクリア出来たのだ。
その時にこのゲームに感じた、ゲームバランスの良さをなんとなく書いてみる。

しかし再開してからクリアするまでえらく時間がかかった。何と言ってもメインであるパズルモードの難易度が高い。ノーマルモードとは思えない難易度の高さにやはり第6夜から進めないので、自分ルールを作った。
「1時間悩んだら攻略サイトを見てもいい」
程よい縛りを設けたおかげで、死ぬほど悩みぬいてもわからない障害は攻略サイトに頼って、それでも自分で考える精神は忘れずに進めることができた。ただしゲーム終盤は運とタイミングがものをいう状況になったので、攻略サイトは全く参考にならないし参考にしなかった。自分とCPUの頭脳戦は5時間を超え、なんとか最終夜を乗り越えることができた。ちょっと近年稀に見ない達成感に、しばらく興奮しっぱなしだった。これぞゲーム。苦戦しながらもレトロゲームを制覇する有野課長って、きっとこんな気分なんだろうなあと想像してしまった。

でもこのゲームはレトロゲームではない。いっぱいいっぱい飴がある。難易度の高いパズルモードの合間で繰り広げられるのは、HDゲーム機らしいクオリティの高いグラフィックで描かれる男女のドロドロ三角関係。面白くて先が気になり、どんなに難しくて泣きそうでも最後までモチベーションを維持してくれた。
副島成記キャラクターを忠実に再現したCGパートはもちろん、あの西見祥示郎がコンテを切ってるアニメパートがまた秀逸で、山寺宏一三石琴乃沢城みゆきのオールスターキャストと相まって、アニメ好きとしては一瞬たりとも見逃せなかった。

  • 飴と鞭

そしてパズルモード最終夜を超えた先。最大の達成感の味わった後に待っていたのは最高のエンディングイベント。このために今までがんばってこれたんだ、って思える終わり方に非常に満足感を得ることができた。ボンテージ巨大アフロねーさんの最後の言葉「ゲームって本当に良いものですね」が最高に身に沁みた。

心が折れないギリギリの難易度と、モチベーションを維持させてくれる素晴らしいイベントシーン。発売当時は難易度の高さに批判が集中してスーパーイージーモードパッチが配信されたぐらいだけど、クリアした今なら飴と鞭のバランスは相当絶妙なバランスで良い方向に調整されていたのだとわかる。


難易度下げたらこの満足感は得られませんよ。初見ノーマル推奨。自力でクリアした先には相応の満足感を得られることを保証します。