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ゲーマーのための映画『スコット・ピルグリム』

オタクでパンクな主人公トラヴィスが、が襲い来る殺し屋たちをばったばったと斬り倒してコインにしていくゲーム『ノーモアヒーローズ』。私はこのゲームが大好きで、いつかこのゲームが映画化されないものかと密かに夢見ていたのだが、この春公開された映画『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』を観て、ほぼ夢が叶った気分だ。


カナダの作家ブライアン・リー・オマーリーによるコミックを原作を映像化した本作は、オタクでロッカーの主人公スコットが、襲い来る彼女の元カレばったばったと殴り倒してコインにしていく映画。まさに『ノーモアヒーローズ』! パンフレットによると、劇中に出てくる「ビームカタナ」は本当に『ノーモアヒーローズ』のインスパイアらしいからファンとしては嬉しい限り(敵がコインになるのは『レゴスターウォーズ』のインスパイアだそうな)。

日本の漫画、ゲームの影響は随所に見られるが、特に印象的だったのは『ゼルダの伝説』をプレイした人なら誰でも耳に残っている、泉の妖精の曲をBGMとして起用しているところ。ゲームのプレイ音が映画内で聞こえることはあっても、こんなに本格的にゲーム音楽がBGMとして使われるのは前代未聞じゃないだろうか。


パックマン』『ダンスダンスレボリューション』『FF2』から『電撃ビッグバン』まで、本作にインスパイアされたゲームは数多く、まさにゲーマーのための映画。監督は、署名活動が国内上映に至った稀有な映画『ホット・ファズ』のエドガー・ライトなのだから面白さもお墨付き。
映画『スコット・ピルグリム』は、ゼルダの伝説』のBGMを胎教に育った日本中の全ボンクラゲーマー必見だ。