『THE LAST STORY』にガッカリしたごく個人的な感想

昨夜『THE LAST STORY(ラストストーリー)』をクリアして肩の荷が一気に下りた気分でいっぱいだ。後半は殆どクリアするという義務感に衝き動かされてプレイしていたので。何でこんな気持になったのかというと、プレイ前の期待感との齟齬が大きすぎたためだと思う。

Wiiの数少ないRPGの期待の新星、もとい最後の希望の星として登場した『THE LAST STORY』。『FF』の坂口博信の新作という以上に、傑作揃いだった今年度のWiiタイトル(実際にクリアしたタイトルだと『斬撃のレギンレイヴ』『ソニックカラーズ』、未クリアだが『ドンキーコングリターンズ』『ゼノブレイド』も本当に度肝を抜かれる楽しさだった)の最後に出るソフトとして、とんでもない傑作になるんじゃないかと、思い込んでいた。
そして一つの島を舞台にしたゲームと聞いていたので、シナリオはそこそこのボリュームで、広大でシームレスに繋がる島の各所を巡りながら、奥地に眠る数々のダンジョンを制覇していく、ロックマンDASH』や『ベイグラントストーリー』的なゲームを、想像していた。

プレイ開始後、イベントシーンに次ぐイベントシーンで、思ったよりシナリオ主導のゲームなんだ」とビックリしたが、そういうゲームなんだと頭を切り替えてプレイすることに、したもののどこまで行ってもこれが辛かった。
ダンジョンも戦闘もイベントシーンで分断されまくるし、ダンジョンへの移動もイベントシーンかナレーションでワープワープ。期待していた島をまるまる再現したかのような臨場感は欠片もなかった。
そしてシナリオが致命的につまらない。プレーヤーを置いてきぼりにして主人公とヒロインがいちゃいちゃラブラブ。パーティキャラの掘り下げも薄い。これではどのキャラクターにも感情移入できやしない。王道ファンタジーと思わせておいて『FF』と大差ないトンデモSFだし……。期待していたのは暗くジメジメした『ベイグラントストーリー』みたいなファンタジーなんだけどなあ。

それでも、挑発を「ギャザリング」という一つのシステムにまで昇華し、TPS風のハイドアクションを盛り込んだバトルシステムは斬新で良かったと思う。馬鹿なAIが勝手に敵に回復したりと荒削りだったけど。
Wiiリモコン+ヌンチャクの少ないボタン数を逆手にとった、「スティックを倒した方向に敵がいたら自動攻撃」も楽チンで良かった。逃げたい時に敵に囲まれると無謀に攻撃し続けて殺されることが多々あって、決して快適ではなかったけど。
あとキャラクターでいうと、豊口めぐみさん演じるセイレンが終始場を和ませてくれて、痛々しいストーリーの一服の清涼剤になってくれて良かったよ。他のキャラクターは印象に残ってないけどね。

  • THE LAST STORY』をプレイして、もっと冷静にゲームを買おうと思った

今思えば、雑誌のインタビューを読んで、「社長が訊く」を読んで、ヒゲのプレイ動画を見て、ゲーム内容を想像していた時が1番楽しかったように思う。きっとこんなにガッカリしたのは、期待が大きすぎたためだろう。今度からゲームを買う前は、そんなに期待しちゃいけないんだと痛感した。



ところで話は変わるけど、任天堂Wii新作タイトル『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』が発表されました!
ティザーサイト
一部ではヴァニラウェアの新作という噂も流れているので、『朧村正』を楽しんだ身として期待せずにはいられませんね!!!