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生涯ベスト級アクションゲーム『ソニックカラーズ』

スーパーマリオブラザーズ』に代表されるステージクリア型アクションゲーム。これまで私がプレイした中で最も好きなのが、『風のクロノア』『鉄腕アトム アトムハートの秘密』『スーパーマリオギャラクシー』の3本なのだが、この冬、新たに4本目の生涯ベスト級アクションゲームが生まれた。『ソニックカラーズ』だ。


ソニックカラーズ』は(国内ではそれほどでもないが)世界的に人気のある、セガの代表作『ソニック』シリーズ最新作。とはいえこの秋から冬にかけて『ソニックアドベンチャー』のHD機移植版、配信限定の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4』、Kinectの『ソニックフリーライダーズ』、とソニックシリーズが乱立しているので、Wii/DSで発売されたばかりの『ソニックカラーズ』の影は非常に薄い。セガのトップページにもないので多分セガにも売る気はほとんどない。
それでも、ソニックシリーズを1本も買ったことのない私がこのゲームに興味を持ったのは、Wii版『ソニックカラーズ』が先行発売された海外での評価が非常に高かったことと、叩くときは徹底的に叩き尽くす2ちゃんねるにおいて異様なまでに賞賛されていたから(ハード・業界板にスレが立って、しかも荒れずに伸びている)。それならば自分の目で確かめてみなければ、と何店も探しまわって買ってみた(売れている訳ではなく、単に出荷が少ないから売り切れ店が多かったらしい)。

  • とても丁寧な作りの良質アクションゲーム

いままで体験版などで序盤程度しかプレイしたことのなかったソニックだが、抱いていた印象といえば「動きが速いけどステージをしっかり覚えないとトラップに引っかかりやすくてイライラ」「速すぎてキャラクターを見失う」というような決してポジティブなものではなかった。
だが『ソニックカラーズ』はそんな先入観を吹き飛ばす、非常に丁寧なステージ構成。初めてのプレイでも、落下死地帯が殆ど無いので死にづらく、とりあえずゴールに向かうだけなら苦はない。奥に走る爽快3Dステージ、丁寧なジャンプアクションが楽しめる2Dステージが綺麗に繋がっていてキャラクターを見失うこともないし、メリハリが大きいからどれだけプレイしても飽きずに、むしろ先のステージが気になって仕方がない。全てのソニックがこんなにユーザーフレンドリーなのかは知らないが、少なくともこのソフトは、ソニックシリーズ初心者であろうと気持よく遊べる良質なアクションゲームに仕上がっている。

はじめは上記のような、丁寧だけど、それだけのアクションゲームかと思っていたが、あるステージ、「スターライトカーニバル ACT1」をプレイして度肝を抜かれた。宇宙船団の間に浮かんでは消える足場を疾走しながら、めまぐるしく移り変わる美麗なカーニバルを眺めるこの、言葉にできない高揚感! その後もこのステージに勝るとも劣らない、ビジュアルインパクトの数々には、開いた口が塞がらないことがしばしば。
様々な惑星での冒険という点では『スーパーマリオギャラクシー』が先行しているが、『ソニックカラーズ』のはマリオとは別の、ソニックらしいビジュアルを確立しているし、ただのマリオギャラクシーオマージュに留まってはいない。

  • 特撮ファンへのサービス

特撮ファン、というか『仮面ライダーW』ファンだけに嬉しい要素が、今回のソニックの特殊能力発動音声。「レーザー!」「スパイク!」といったステージ攻略の鍵となる特殊能力を、あの立木文彦さんが、「サイクロン!」「ジョーカー!」そのまんまのノリで叫んでくれる。ラスボスステージの熱い演出も、この立木ボイスがあったればこそ。特撮ファンは必見。


前述したとおり、今回が初のソニックシリーズ購入だったため買う前は不安もあったが、クリアした今は大大満足。まだまだ遊び足りないぐらいなので、完全クリア目指してもう少しがんばってみたいと思う。
Wiiを持っていて昔ながらのアクションゲームが好きな人には、『ソニックカラーズ』は間違いなくオススメ。きっと今年のベストアクションゲーム、いや私のように、生涯ベストアクションゲームになるかもしれないのだから。