ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

掌サイズのスターウォーズ『X-RETURNS』

ついさっき『X-RETURNS』をクリア! 面白かった。何度もゲームオーバー画面を見ただけに、感動もひとしお。両の掌に収まるDSiなんてゲーム機で、こんなにでっかい宇宙戦争を体験できるなんて!


知る人ぞ知るGBの名作、といわれる『X』。その続編の『X-RETURNS』がこの度DSiwareで配信開始。GB版はやったことないのでとりあえず先入感なしにプレイしてみると、奇抜なグラフィックに圧倒されるだけでなく、ゲームとして、非常に秀逸だった。

  • グラフィック

DS用ゲームにもフルポリゴンのゲームは少なくないが、テクスチャなしの『バーチャファイター』みたいなポリゴン、しかも全編ほぼ2色というのはインパクト絶大。

真っ黒な恐ろしい宇宙に浮かぶ恐ろしくでかい頭だけの皇帝、って川島教授だこれ。

  • ゲームシステム

高速で星々を駆け巡るチューブ型シューティングパートがやはり秀逸。

テンションの高い音楽にいつまでもこのパートをやっていたくなる、が各惑星での全方位シューティングも宇宙の広さ、星々の多彩さを感じられて好きだ。各惑星ごとに敵の特性が異なるだけでなく、それぞれの惑星の文化をちょっとしたテキストから知ることができることで、想像の翼が無限に広がる。例え惑星を構成するオブジェクトは少なくても、真っ暗な画面の中に人の息遣いが、感じられるのだ。


簡素なオブジェクト、淡白な敵メカ、最低限のテキスト、これだけで広い宇宙を魅せるセンスには底知れない匠の技を感じる。さすが『DEGIDRIVE』で心酔した「Q-GAMES」製である。今回も期待通り。
配信用ゲームといえば、短時間でサクっと終われるパズルや縦シューを好んでプレイするし、市場を見回してもそういう類が多いのだが、こういうパッケージとして出しても売れなさそうな、それでいて光るものを感じるゲームもまた配信ゲームらしい。

DSiwareQ-GAMESタイトルに、ハズレなしだ。PS3用タイトルも含めて、今後の活躍にも期待。