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『メイドイン俺』レビュー

公式サイト

・プログラムを組むって、面白い
昨年、社内研修の一環で受講したのが「プログラミング研修」。C言語の基礎から学んで、わからないなりに1冊2冊と教材をクリア。最終課題として渡されたのは、ブロックおもちゃのレゴ。「レゴ・マインドストーム」。これがなんとマサチューセッツ工科大学の研究成果を元に製作されたプログラミング作成ツールだそうで、プログラミングを叩き込んであげれば、自由自在に走り回る、なんとも優秀なロボットくん。
それからの数日間は、数人でチームを組んで、君は走行プログラム、俺はセンサーのプログラム、と担当を決め、プログラムを組み、くっつけ、レゴに実装させては修正しての繰り返し。研修期間いっぱいを使って、講師の指示通りの走行を実現したときの達成感といったら! 大変面白い実習を体験させてもらった。


・転じて、ゲームを作るって、面白い
そんなプログラミング作りの楽しさを思い出させてくれたのがDS用プチゲーム作成ツール『メイドイン俺』。といっても講師が付きっきりになってC言語を学ぶ必要なんてなくて、Cどころか日本語しか出てこないし、チュートリアルもおなじみワリオと、助手のペニーの漫才を楽しんでるうちに学んでしまえる。小難しいこと一切なしの、敷居のとことん低いゲームツクール。
それでも、このソフトはプログラミング作成の面白さを充分に味わえる。作りたい題材を決めたら、背景・キャラクター(ぶったい)を描いたら、あとはゲームのルール(台本)作り。どのキャラが、どんなきっかけで(何秒経ったら?タッチペンでタッチしたら?どこかにぶつかったら?)、何をするか(右に歩く?ジャンプする?姿を変える?)、その組み合わせの試行錯誤。試しに作ったら、遊んで、修正して、また遊んでを繰り返し、満足いけば完成。想像したとおりの動きをするゲームを生み出す喜びは、まさに思ったとおりのプログラミングを組めたときの喜びそのもの。
満足いくものが完成するまで、1時間、2時間。完成しても"プチ"ゲームしか作れないから、たったの5秒分。これを馬鹿らしいと感じる人には向いてないかもしれないが、「完成しない」ゲームが多いという同人ゲーム事情を思うと(同人ゲーム開発の現在と将来を探る研究会をレポート。いま,同人ゲームの抱えている問題点とは?(・∀・)イイ・アクセス))、ちょっと手間をかけるだけで誰もがゲームを完成させられるこのソフトは、まさに夢のようなツールじゃないか。
口を開けているだけで毎週のように発売される新作ソフトを遊ぶのはもちろん楽しいけど、自分で考えて、自分しか作れないゲームを作る、そんなゲーム体験もまた、ものすごく面白いのだ。