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2008年のグッときたゲームを振り返ろう 店頭販売ゲーム編

2008年は遂にPS3にまで手を出し、現行ハードを全機種揃えてしまった記念すべき年。いろんなハードで遊んで、いっぱい笑って、いっぱい感動しました。そんな2008年を忘れないように、ちょっと1年を振り返ってみる企画。

ダウンロード編を書いてから年をまたいで2009年になってしまいましたが、第二弾として、2008年に店頭販売されたゲームの中から特に面白かった、グッときたゲームをピックアップ。ダウンロード販売モノに負けず劣らずの傑作揃い。ハズレなし。


・DS

XBLAの『パックマン チャンピオンシップ・エディション』や『ギャラガ レギオンズ』の如き、レトロゲーム大胆リメイク系インベーダー。ピンボールのような、「役」を作ってハイスコアを狙う流れが美しい。インベーダーを面白いと思ったことはこれまでなかったが、熱い付加価値が加わったことによって見る目が変わった。インベーダーも遊び用によっては全然面白い。今でも通じる。
2009年はXBLAでも配信予定。正しい選択。


PSP

  • 『モンスターハンター2ndG』☆☆☆☆

2008年最大ヒットゲーム。
80時間ほどはプレイしたので昨年最もプレイしたゲームではあるのだが、まだまだ100時間でも足りないとか。そんなに1本に費やせないのですが。狩りと装備購入のルーチンワークは中毒性強かった。
それにしてもこのゲームが一時期放っていた異常なまでの吸引力は何だったのか。

  • マクロス エースフロンティア』☆☆☆☆

定評のある「ガンダムバトル」シリーズのシステムを乗っけて作られたマクロスゲーム集大成『マクロス エースフロンティア』。

ミサイル連続発射数に関してはもう、現実的では、ゲーム的には、といった合理性は銀河の果てまで吹っ飛ばしてしまったマクロスのゲームだけあって何のしがらみもなく、50発60発撃ちまくって再装填してまた撃ちまくって、が出来るんだからもう大満足。
ただこのゲームは、マクロスシリーズよく知らないって人には淡白にミッションを繰り返すロボットゲーにしか映らないんじゃないかと思うので薦めようとは思わないんだけども、初代マクロスマクロスプラスマクロス7マクロスFの何れかでも思い入れがあって、バルキリーの操縦に憧れてる人なら、やらない手はない。
単品のゲームとして、キャラゲーとしては今一つといえど、「バルキリーを操縦するゲーム」としては完璧かと。


Wii


言わずと知れた任天堂が誇る対戦格闘ゲーム最新作。シリーズ最多のキャラクター、ステージはもちろんだが、新技「最後のきりふだ」の登場により最下位からの一発逆転も可能になり、よりゲーム初心者と上級者に横たわる溝が埋まるようになった。あえてゲームバランスを崩すことで、結果的にバランスをとるディレクター桜井氏のさじ加減は相変わらず上手い。
前作『スマブラDX』が史上最高の対戦ゲームだと思っていただけに、それを超えることはないだろうと思っていたが、案の定出てきたものは『スマブラDX』とは若干手触りが異なるものだった。甲乙つけ難い。どっちも史上最高ってことでいいか。
ステージ作成モードには特にはまりこみ、迷惑だろうに友人のスマブラユーザー達にやたらステージを送りまくったのも今や懐かしい。『ロックマンロックマン』『リトルビッグプラネット』などと共に、ここ数年はやはりステージ作成モノが熱い。


メトロイドといえば主人公サムスが惑星のあっちこっちを練り歩いて「知らないところを歩いてて不安で死にそうだったのに気付いたらスタート地点じゃないか! これで回復! 勝つる!」という、不安と安心の繰り返しの末にやがては惑星全土が俺の庭状態になるという「ダンジョンオンリーのゼルダの伝説」形式が常。だが今回はダークサムスとの最終決戦&プライムシリーズ完結編という大役を担うべくスケールもアップ。いつもは役立たずのシップも今回ばかりは乗り回して、いくつもの惑星に起こる汚染(コラプション)を防ぐべく奮闘し、やがて悪の権化ダークサムスの元に! という熱いストーリーが展開。
操作方法は従来作からガラリと変わり、リモコンによる直感的なエイムに。安定感は低いものの、「俺がサムスだ」感が格段に上がって非常に良い。
あとランダス。ああランダス、ランダス。ラスボス以上に凶悪に強く、あのBGMが忘れられない。


バイクが速すぎて世界ランキングがバイク一色に……。これはマリオ「カート」じゃないのでしょうか???
それはさておきマリオカートなのだから当然の如く面白い。付属のハンドルアタッチメントを使用するのは速さを追求するうえで無駄もいいところだが、雰囲気出るので全肯定。ハンデにも使える。

しばらく触っていなかったが、『スマブラX』と同じく人が集まる年末年始で大活躍中。

小説・アニメ映画が原作、映画の公開から日を空け過ぎ、そもそも映画がヒットしてない、フライトシューティングユーザーが少なそうなWiiでの発売。売れなさそうな要素がこれでもかと並んでいるが、ゲーム版『スカイ・クロラ』はエースコンバットの名を冠してても不思議じゃないぐらい、真っ当にエースコンバットしてるし、斬新なシステムも邪魔にならないで、むしろ従来作以上の爽快感をプレイヤーに与えることに成功している。ロックオン、シュート。キモチイイ。
これ以上ないぐらい、幸せなアニメゲーム。

このゲームをプレイしてると、こう、自分の中の大切な何かが、ガラガラと音を立てて崩れていくかのような……。
(見た目は)完全女児向けソフト『ハッピーダンスコレクション』。いざプレイしてみると恥ずかしさが半端なレベルではない。なにせ体全身を使ってテレビに向かって踊りまわって、「ハニーフラッシュ!」「イエス!プリキュア5ゴーゴー!」とかキめなきゃならないんだから。
そんなゲームでも軽く汗かく程プレイした後に自分を見つめて鬱になる、暇もないほどリトライしてしまうぐらい熱中度が高いのは、Wiiでしかプレイできない見事なゲーム性ゆえ。何に似てるかと言われればDSソフト5本の指には入る傑作音ゲー押忍!闘え!応援団』を思い浮かべるところだけど、そこに加味されたWiiらしいアレンジ具合がすばらしい。
徐々に点数が上がっていってしまっている自分には恐怖さえ覚えたが、まあ、深く考えないことにした。冷静になったら負け!


Wiiという史上最高の体感ゲーム機で生まれた初めてのスキーゲームは、ゲームでありながらタイムもスコアも気にする必要はない。ただただ「すべるだけで楽しい」。

リフトからは自分の滑ってきたコースを自由に視点を変えながら見ることができるし、足元をすべる客をながめ回すこともできる。さらに柱を通過する際は「ガガガッ」とリフトがゆれ、リモコンから振動が伝わってくる。さらにさらにはスピーカーの付いてる柱の近くを通過する際は雰囲気たっぷりにくぐもった音楽(おなじみナムコサウンド「ふたりのもじぴったん」からスキー場の定番「恋人がサンタクロース」まで様々)の音が「大きくなる」。離れれば「小さくなる」。スキー経験者のツボをつく、こまかーい部分がやたらに再現されているから雰囲気ばっちり。リモコンを握ればそこはもうゲレンデ気分。
日本のこじんまりした1作目も大変面白かったが、今からやるなら続編『ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード』で。ジャンプアクションが加わって自由度更にアップ。


PS3


PS3らしいゲーム」とはすなわち、このゲームのような「観賞に重きを置いたゲーム」なのではないだろうか。
ムービーが長い長い言われるこのソフト。序盤は戦場でのステルスミッションという新しいゲーム性を提示することに成功しているのだが、中盤辺りからゲーム性よりもムービーシーンを用いてストーリーを語る方へとシフトしていき、終盤に至っては「ゲームとムービーの同時進行」というアクロバットな手法や、30 分を超す長大なムービーでスネークの最後を飾りだてようと試みている。
コントローラー放置でムービー観賞の時間が長いため、ゲームプレイ自体は腹八分目。まだまだこの世界を触らせてほしかった、というのが正直な気持ちだ。
だが濃厚なムービーシーンで語られるストーリーに目を向けてみるとと、これまでのシリーズで張り巡らせてきた伏線を全部回収し、さらにスネークの最後まで語りつくす、という難事を見事にやってのけている。
これだけすごい脚本を仕上げた、とう点においては小島秀夫・村田周陽両氏を賞賛したい。

ネット上だと自由度の高いステージクリエイトばかりが取り沙汰される本作だけど、2Dステージを4人でドタバタしながらクリアしていく感じが実にXBOX360の『キャッスルクラッシャーズ』っぽかった。そこにこう、物理エンジンの予想もつかない動きがプラスでドタバタ感アップ。2Dだけに自分の失敗が明確で、リトライにもやる気が出る。仲間がいるから、やめられない。

こんなに熱いCO-OPが楽しめるゲームはなかなかない、がそれゆえにオンライン環境がない人やオフで一緒にやってくれる家族・友達がいない人には今一つ薦め辛いけど、PS3らしい、PS3でしか出来ないソフトとして胸を張って言えるソフトに出会えた気がする。MGS4にクリアと共に飽きて以来たまにトロステとBD専用機と化していたけど、PS3を買ってよかった、とやっと思うことができた。



XBOX360

  • 『POTAL』☆☆☆☆☆

このゲーム唯一の武器ポータルガンを使った異次元接続システムを分かりやすく例えるならば、ドラえもんの秘密道具「とおりぬけフープ」か。

異色FPS『POTAL』は、あっちとそっちに輪っかをつけると次元の壁に穴が開く!という藤子・F・不二雄先生的な銃を駆使して、難解なステージをクリアしていくFPSパズルゲーム(ちなみに桜井政博氏は「荒木飛呂彦のマンガを思わせるような、不条理感溢れる不思議な世界」と評していた。)次元を超越したビジュアルのインパクトがとんでもないし、システムだけのすごさに頼らず、難易度の上げ方も、ステージの多彩さも、ストーリーとシステムの密接なリンクも半端じゃない。
後半の怒涛の展開はPS2で1、2を争うほどの感動を味わった某RPGを思い起こす劇的なもので、クリアしたときの達成感はといったら、もう。寝ても覚めても『POTAL』が忘れられなくなった。

年末にかけて集中的にプレイし、なんとか2008年内クリアを達成。
どこを切ってもテイルズらしいテイルズだが、プラットフォームが360だけに、主人公ユーリがダークヒーロー寄りでギクッとさせられることもしばしば。戦闘も爽快感のあるニューシステムの導入により、従来作以上にメリハリが。
安定感だけではない、意欲的な新世代テイルズ。近日中に詳しくレビュー予定。


・2008年ベストゲーム

  • 『ペルソナ4』☆☆☆☆☆

PS2最後の?大作RPG
アニメ版ペルソナが大変惜しい、けれども印象的な作品だったので、本家ゲーム版最新作にも手を出してみたのが運の尽きで大はまり。理想どおりの桃源郷だった。
最初の数時間だけは、イベントに次ぐイベントで「いつになったら動けるのよ」とストレスもなくはなかったものの、一度自由に行動できるようになってしまうと、『ガンパレードマーチ』もかくやといわんばかりの自由奔放な学園生活。
学園生活では友達とあそんで友情を育むとか、かわいいあの子と登下校、サッカー部で額に汗して青春、バイトで日銭を稼いで武器ゲット!、何もしたくなけりゃあ帰宅部、と割と恋愛ゲーム的にもRPGゲーム的にもしたいことは充分出来るようになっている。一方ダンジョンパートでは、学園生活で良い関係を築いた人が多いほど、強いペルソナが作れるようになるし、仲間は有利に動いてくれる。「学園パート」と「ダンジョンパート」の2軸がしっかりしており、うまいバランスでがっつりかみ合っている。
キャラクターの立ちっぷりも見事。デパート店長の息子と格闘女辺りはまだまともで、次々と仲間になるのは旅館の美人女将にホモに着ぐるみにアイドルに探偵。これだけ大勢のアレな仲間がいればハズレキャラの1人ぐらいいそうなものだけど、全員が全員、見事なまでにツボをついてくる。このゲームに出てくるキャラクター、全員、大好き。とくに、クマ。

結局クリアまでリアル時間で2ヶ月、実プレイ時間にして70時間ほどかかってしまったわけだけど、社会人としての現実と、学生としてのゲーム世界を行き来しながらのこの夏は、最高の時間を過ごさせて頂いた。
スマブラX』『POTAL』『メトプラ3』等、2008年はベストゲーム候補が群雄割拠していたが、『ペルソナ4』が間違いなく最高のゲーム。このゲームに出会えたことに感謝。


・2008年の店頭販売ゲームを振り返って
旧世代機の『ペルソナ4』絶賛なれど、個人的には新作でアタリを引いたのは圧倒的にWiiが多かった。
開発側にもユーザーが見えないと言われ、実際サードパーティーのゲームが売れてないのが現状のWii。とはいえ2008年は各社段々と慣れてきたようで、Wiiらしくも面白い新作が続々発売された。特にナムコ。『ファミスキ』『スカイクロラ』『ハッピーダンス』と、MVP挙げても良いんじゃないかというほどの活躍っぷり。
ドラゴンクエスト最新作の発売も決定したことだし、2009年はWiiのユーザーの裾野がもっと広がって、「ゲーム」が売れるハードになればいいな、と。