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『風のクロノア door to phantmile』(Wii版)クリア後レビュー

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ゲーム機動直後、お馴染み「namco」ロゴが出てきてさー始めるぞ! と意気込む間もなくもう1つのロゴが。

「PAON」

「PAON」?
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うーん……? これはなんとも不安なタイトル群。


しかしながら開始前の不安に反して、ゲーム内のアクション部分に対しては特に文句なし。当時からの完成度の高さをそのまま再現できている。

ジャンプと掴みだけの簡単アクションと、ちょっと頭をひねる秀逸なステージ構成はそのまま。ライフが増えて簡単になっているかと思いきや、攻略法をすっかり忘れた頭にはこの難易度がむしろ丁度良い。過去にPS版を2度はクリアしたはずだからごり押しで行けるだろうと油断してたら、今回も再びゲームオーバーを体験してしまったほどだし。
グラフィックはPS版の2Dキャラと3Dフィールドが入り混じった独特のグラフィックから、PS2で発売された『風のクロノア2』のようなオールポリゴンへ。懐かしさと新鮮さが合わさった不思議な印象に。特に水の透明感や、ラスボスのテカテカ具合が良い! 『スーパーマリオギャラクシー』的な美しさ。


ただ、演出はあと一歩。全部ポリゴンモデルに演技させようって気概は買うが、そのせいで会話イベントのテンポが悪い。一部声優の演技も酷い。PS版で印象的なシーンに使われていたプリレンダムービーもリアルタイムムービーになり、大分見劣り。
こんなもんだと昔からのファンが持ってる、過度の思い出補正分は充たせないんじゃなかろうか。当時感動できたはずのシーンで今回なんとも感じられなかったのは、私が大人になったから、だけではないはず。


もうないと思っていただけに、クロノアの活躍を再び見れただけでも今回は満足してはいるんだけどね。ただ、もうちょっとだけでも、イベントシーンのがっかり感を埋めるぐらいの、既存ファンを喜ばせてくれる要素があれば尚よかった。
クリア後に遊べるリバースモード内の鬼畜ステージがそれにあたるかもだけど、鬼畜すぎて1-1で挫折。なんだこの難易度は!