ディザスター デイ オブ クライシス

公式サイト

一言で書き表すならば、木曜洋画劇場ゲー」。「ムービーゲー」に非ず。


この秋発売されたWiiの本格アクションアドベンチャーゲーム『ディザスター』。テーマはタイトル通り「災害」、っていうとPS2で発売されている『絶体絶命都市』を思い出しそうなところだけど、『ディザスター』の災害っぷりは半端じゃない。噴火、ハリケーン、津波、洪水、そして熊! ありとあらゆる災害が主人公を襲う危機的状況の中、親友の妹を助けるために主人公レイ(になりきる「←あなた」)が核ミサイル発射で脅しをかけてくる悪の傭兵集団に立ち向かう。一個一個を拾えばでベタな事件だろうと、積もり積もれば大大大災害。レイは24時間常にクライマックスモードで銃撃戦、人命救助、カーチェイスと大忙し。

操作は基本的Wiiリモコンの特性が活かされている。だからとにかく振るし、画面を狙い撃つ。プレイしている画面のこちら側まで慌てて振り回されるものだから、パニック感、一体感は並のアクション映画以上。
この危機的状況を演出するために度々リアルタイムのムービーシーンが挿入されることから「ムービーゲー」と揶揄される向きもあるようだが、プレイしてみると全然気になる程ではない。某MGSのように説教垂れることもなく、必要用最低限、事件を盛り上げるためのムービーがバシバシ入るから、自然にテンション上げてプレイできる。プレイ時間からすると比較的多めではあるが、むしろこれぐらいないと困る。
だから「ムービーゲー」って批判は正しくない。テレビをつければ毎週放送してそうなベタなアクションものの集合体であるところの、つまり世界初の「木曜洋画劇場ゲー」が正しい。そこにはネガティブな意味は全然なくて、誰でも、簡単に、アクション映画の主人公になりきるかの如くプレイできる痛快爽快ゲーの意。


ただまあ、ゲームの構造を分解すると、交互に入るアドベンチャーパートとガンシューとレースゲームをムービーでつないだものなので、誰でもすんなり遊びやすい反面、Wiiらしい操作がなければベタなゲームではある。
が、大水害の都市を水しぶき上げながらリモコン回してドライビング、なんていう他のレースゲーじゃ味わえないスリリングな体験には、定価分の価値を感じられたので満足しました。レースパートだけスピンアウト化希望。
ソーマブリンガー』も楽しませてもらったんで、モノリスソフト×任天堂の新コンビにはこれからも期待しております。