コミックマーケット74

気候の目まぐるしい変化の中、体調を崩された方も多かったのでは。出展された方やスタッフの方々はもちろん、長蛇の列を作って買い物に励んだ人たちも含めて、まずはお疲れ様でした。
購入した全ての本を紹介することなんてできやしないけど、中でも最も素晴らしかった珠玉の一冊を紹介。

  • 流星のはなし


流星のロックマン』『流星のロックマン トライブ』とタイトルを変えながらも今春まで放送していたロックマンアニメ。その集大成とも夢の残り香とも言えるのがこの『流星のはなし』。
著者は「あだち」さんと書かれていますが、これは流星でキャラクターデザインや作画監督を務めていた「足立慎吾」さんのこと。この本では足立さんの担当回のキャラクターラフや原画、初見時にあまりの動きに驚愕したトライブOP

のコンテなんかが掲載されています。
中にはロックマンがキャラクター商品であるがために劇中に盛り込むことが出来なかったという、キャラクターの私服姿や髪を下ろしたいいんちょのイラストなんてものも。いやはや、いいんちょはやっぱりかわいい。そして髪のボリュームがおかしい。
昨年のロックマン20周年イベントで飾られていたイラスト色紙も白黒で掲載(イベントレポート)。これは!嬉しいけどやっぱカラーで見たかったな。

放送時間やトライブのあまりに少ない話数、そもそもDVDが国内で発売されていないとか不遇な点が目立つ不憫な作品でしたが、足立さんがいかにして躍動感溢れるキャラクターを構築したのかという努力の跡が見えたり、70P超の本に掲載された大量のイラストを見るだけで放映時の記憶が蘇ったりして非常に満足な1冊。これで500円とか、安すぎる。流星ファンは必見モノ。


会場内には他にも、今期良くも悪くも話題を振りまいているGONZOが、昨年制作半ばに中止を発表した3DCG版『マルドゥック・スクランブル』の設定資料本なんて興味深いお宝も発見。村田蓮爾さんとこで。
こういう半オフィシャルな資料やアニメーターのラクガキ本なんかも多数見られる機会なので、この点においてやはりコミケは目が離せないイベントですよ。