アヴァロンコード

公式サイト

ここのところPSP、というか『モンハンP2G』1本にずずいと押されている感のあるDSだけど、夏から秋にかけてはまだまだ注目作。その中でも特に注目しているのが今週発表されたばかりの新作RPGゲーム『アヴァロンコード』。このゲーム、とにかく他のDSソフトと比べても圧倒的にグラフィックがすばらしいのだ。

PSPと比べてしまうと明らかに限界を感じてしまうDSのグラフィック。ただそれだけに、DSの限界に挑戦しているグラフィックを見るとどんなPSPソフトよりも美しく見えることがある。
ハードメーカーだけにもちろん任天堂がハードの性能を使いこなせているのは『スーパーマリオ64DS』や『スーパーマリオカートDS』を見るに明らかだが、最近では他のメーカーの負けてはいない。『FFCCRoF』のスクエニ、『チョコボと魔法の絵本』のハンドなどなど。
そしてその筆頭ともいえるのが、今作『アヴァロンコード』の開発を行う「マトリックス」。携帯用としては初のポリゴン化を図ったFF、DS版『FF3』で吉田明彦の愛らしいデフォルメキャラクターをポリゴン化したかと思うと、続く『FF4』ではボイス演出にも耐える躍動感あるキャラクターを生み出し、更には表示限界と思われた戦闘シーンも敵味方増量。

アヴァロンコード』では現在公式サイトなどで紹介されている画面写真から、『FF4』よりキャラクターの等身が更に上がったうえ、豊かな表情を見せていることも確認できる。PSのハード限界に挑戦していた旧スクウェアの『FF9』や『ベイグラントストーリー』を思い起こさせてなんとも懐かしいではないか。
こういうソフトにはなんというか、画面を見ただけでそそられる。ワクワクしてくる。

  • HACCANの魅力的なキャラクター

技術力がいくらすごくてもデザインが良くなくては話にならない、が、『アヴァロンコード』は新鋭イラストレータHACCAN(公式サイト)の魅力が爆発。主人公の少年少女は純ファンタジー然としていてまるでどこかの小説から飛び出してきたかのよう。
とまあそれもそのはず。HACCANはこれまで思わず表紙買いしたくなる(現に私は表紙買いした)新装版『ベルガリアード物語』シリーズの表紙イラストを描いているのだ。書店に足を運ぶ方なら、きっとどこかで見たことがあるはず。
ゲームしかやらない、という方にとっても氏の関わった『英雄伝説 空の軌跡 the 3rd』、携帯電話版『聖剣伝説』、『虫姫さまふたり』というタイトルを書けばピンと来るのではないだろうか。
今回のキャラクターはこれまでの作品のどれにも似ないかわいらしい男女。しかもプレイ開始時に選択可、と聞いたら『デュープリズム』的で良ゲー臭がプンプン漂ってくる。これは発売日にゲーム屋に突撃せざるおえない!

  • 但し、発売はマーべラス……

最大の問題点は発売元が、あの、バグで有名な「マーべラス」ということ。最近でもあの海腹なんとかで問題を起こしたばかりで擁護しようがないパブリッシャーだが、開発は外部に任せるところなのでたまには傑作アクション『ノーモアヒーローズ』みたいなものも出てくるし、全部が全部ダメでもない。
アヴァロンコード』が見た目だけで中身のないゲームになる、ということも大いにあり得るが、マーベラスソフトなのにここまで見た目をがんばっているソフトが、中身もがんばってつくりこんでいないわけがない。と思いたい。
ダメで元々、図書館の海辺は『アヴァロンコード』を応援します。