なんでももここやさん

公式サイト
今年もやってきました任天堂ゲームセミナー作品配信の季節!
と言っても知らない人の方が圧倒的に多いことでしょう。毎年このぐらいの時期になると「任天堂ゲームセミナー」で作られた学生作品が、店頭のDSステーションを介して無料配信されているのですよ。どれも電源を消したらなくなってしまう容量の少ないゲームなのでコンパクトなものだけど、コンパクトな分面白さがきっちり練られていてなかなか侮れない。
そして今年で3回目になる配信サービスの第一弾が、昨日から配信が始まった『なんでももここやさん』。


基本的にはお絵かきツールなので以前配信された『ウージャイのてがきちょう』とか『あっというまに?えかきうた』とかを思い出すところだけど、「単純にペンで絵をかくわけではない」というのが面白いところ。
DSはタッチペンという絵を描くのにぴったりのツールがありながら、画面が小さくて細かい絵を描くのに適さない。そこでそれを逆手にとった、のかしらないが、あらかじめ形のあるおばけの「ブブー」の輪郭を、○や□の道具で「もこもこ」と膨らましたり凹ませたりしながら粘土のように形を整えていく。うちのDSはタッチスクリーンがずれてきてて思い通りの線が引けなくなっているので、このやり方はむしろ後から調整ができるのでよかった。下手っぴで雑な絵でも「粘土だ!」って言い張れば悪くないように見えるし?



ペンで着色することもできるのだが、テキトーに線を引いても線からはみださないようになっているのはナイス。DS用のお絵かきツールだけあって、子供がテキトーに描くこともしっかり配慮されているんだと思う。


ツールといってもストーリーがちゃんとあって、何もなかった世界に太陽を描く事で住人がやってきて、ウサギの体を描いたり、おかし屋の看板を描いたりと、不思議でメルヘンな依頼をこなしていく。ちょっと『ナップルテール』を思い出した。キャラがかわいいしね。



それぞれの依頼はもちろん希望通りのものを描かないと満足させることができないし、中には制限時間付きのものまであったり。ロボットウサギからの依頼で体を描いてあげたら「キカイがはみだしてるよ!」って怒られたのだが、いくら大きく描いても首を縦に振ってくれなくて困った。結局きっちり細いウサギを描いたらOKが出たので、いかにサンプルに近い体を描くかで評価が下されるみたい。



最後の依頼ではそれまで手に入れたツールを好きなように使って、自分だけのオブジェを製作することができる。
このソフトに収録されているのは全6つの課題だが、住人や問題設定を増やせば充分商品として成り立つレベルになると思う。


問題はまー、このソフトがあまりに認知されていないことか。
「みんなの任天堂チャンネル」が始まったから期待していたというのに例年通りDSステーションでの配信のみだし、過去作品が再配信されることもないし(あのチャンネルも更新したらメールで知らせてくれるぐらいあってもいいのに、それもまだ実装されてないよな)。『ビオウム』とか『ネコソギトルネード』はまたやってみたいけど、それが叶わないならせめて、セミナー作品の内容を活かした新作を何か発売してほしいところ。