今朝の朝日新聞朝刊の別刷り特集 be Extra「2007年 心に残った一冊」がおもしろい

メレンゲの気持ち」でおなじみの筑摩書房の編集者、松田哲夫さんとモデルの杏さんが対談形式で、「心に残った本」というテーマで1冊どころか33冊も挙げている。
モデルの杏って誰ぞ?と思って読んでたけれど、この人も本好きパワーを発揮してなかなか良い聞き役に。松田さん推薦の『ベルカ、吠えないのか?』とか好きだったし、信用できる人がオールジャンルで特に順番も付けないで選出してくれるのは嬉しい。ダ・ヴィンチ最新号はランキング形式で紹介してたけれど、あれは漫画までごっちゃにしていてどうにも信用できなさすぎるし。
松田哲夫さんと杏さん選出のタイトルは以下の通り


『一瞬の風になれ』佐藤多佳子
獣の奏者上橋菜穂子
『頭のうちどころが悪かった熊の話』安藤みきえ作/下和田サチヨ絵
川の光松浦寿輝
『がらくた』江國 香織
『夢を与える』綿矢りさ
『ひとり日和』青山七恵
『あなたの呼吸が止まるまで』島本理生
『タタド』小池昌代
『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹
ロング・グッドバイレイモンド・チャンドラー著/村上春樹
カラマーゾフの兄弟ドストエフスキー著/亀山郁夫
『悪人』吉田修一
『メタボラ』桐野夏生
『八日目の蝉』角田光代
借金取りの王子垣根涼介
『楽園』宮部みゆき
『吉原手引草』松井今朝子
『ちんぷんかん』畠中恵
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
赤朽葉家の伝説桜庭一樹
『1000の小説とバックベアード佐藤友哉
『アサッテの人』諏訪哲史
『ねにもつタイプ』岸本佐知子
『コロッケの丸かじり』東海林さだお
『求めない』鹿島祥造
『一度も植民地になったことがない日本』デュラン・れい子
『日本人のしきたり』飯倉晴武
『女性のしきたり 装いから生き方まで』坂東眞理子
『生物と無生物のあいだ』福岡伸一
『アフリカにょろり旅』青山潤
『鈍感力』渡辺淳一
星新一 一〇〇一話をつくった人』最相葉月


タイトルを書き連ねただけだとわかりにくいかもしれないけれど、バリエーションの豊富さはさすが松田哲也! こういうところに平然と桜庭一樹佐藤友哉が並んでいる辺りが2007年っぽいなと思う。
ところでこの中で私が読んだのは……たった1冊だけ。まだまだ精進が足りないのを痛感したので上記リストは今後の購入予定リストとして永久保存。



ついでにこの特集には以前から贔屓にしている米澤穂信さんの選んだ「お薦めの3冊」もインタビュー記事と共に掲載されていた。

『神を見た犬』ブッツァーティ
冬至草』石黒達昌
『パイド・パイパー 自由への越境』ネビル・シュート

よねぽファンは要チェック。



それでここからが本題、というか宣伝なのだが、私の所属サークルも参加している6大学の文芸部の交流というのがあって、こちらのお薦めの本も掲載されている。
冬の巨人古橋秀之
『前巷説百物語京極夏彦
『のはなし』伊集院光
『コップとコッペパンとペン』福永信
『しかけのあるブックデザイン』グラフィック社編集部
この6大学文芸部が中心になって「大学読書人大賞」を決めようと色々活動中で、大賞は5月ごろに発表されるらしい。
何らかの媒体で紹介されると思うので、気に留めておいてもらえると嬉しい。