ユウキズ・ダイアリー

アニメ・映画・ゲームについての雑記

コスモスカイオーケストラ 第一回定期演奏会

http://www.cosmosky.jp/1st_concert/

ゲーム音楽の祭典「PRESS START 2007」に先月足を運んだばかりだが、秋はきっと音楽とゲームの季節なのであろう。今日もゲームコンサート「コスモスカイオーケストラ 第一回定期演奏会」に行ってみた。



大学の生協にあったちらしを見て先週たまたま知ったコスモスカイオーケストラ。詳細も知らずにのこのこ練馬まで出向いたのだが、パンフレットを見ると何やらmixiのコミュニティを介して団員を集めた、設立から2年しか経っていない団体らしい。どうりで知らなかったわけだ。

とはいえ開演ギリギリに着くと大ホールがほとんど満員状態。なんとか最後列に座れたのだが皆どこでこのコンサートを知ったのだろう。無名とは思えない盛況ぶりである。



オーケストラは「オーケストラステージ」「ライブステージ」に分かれており、『ドラゴンクエストⅤ』の「序曲のテーマ」から始まるドラクエ?メドレーからスタート。PS2版『ドラゴンクエスト?』がフルオーケストラ仕様だっただけに、どれもゲームで耳になじんだものばかりで心地よい。

ファイナルファンタジーⅤ』の戦闘テーマ「戦う者」はかなり乱暴なコンサート用アレンジをされているためか、ちょっと聴き苦しいところも。練習が足りてないように思えた。

交響詩「希望」は『ファイナルファンタジーⅩⅡ』から。よくこんな難しい曲に挑戦する気になるなと思ったが、この曲のためだけに来たソリスト林明日香さんの素晴らしいヴァイオリンが支えたおかげかちゃんと形にはなっていた。



ライブステージはギターやドラムも交えてバラエティ豊かな構成。『ファイナルファンタジーⅤ』の「メインテーマ」でしっとりと始まったかと思えば、『ロマンシング・サ・ガ』のバトルメドレーへと激しく一変。締めは「ててててーてーてーてっててー」のフレーズで愛がアップ!

マリオカートメドレーは4曲構成で、まるで1つのカップを狙うゲーム版のよう。なんとホイッスルまで使ってゲームの破天荒な明るさを再現。オーケストラでこんなものまで使って良いの!?

お次は『クロノトリガー』『クロノクロス』のEDやらOPやらを連続で。youtubeで海外のコンサート版を見た時にも思ったが、やはりクロノの曲はゾクゾクするほど気持ち良い。


※ちなみにこれが海外コンサート版クロノメドレー。

ラストはみんなおなじみ『スーパーマリオブラザーズ』のメドレー「スウィングマリオ」。PRESS START版と違って3やワールドの曲も混ぜて構成されているので、こちらの方が聴き応えがあって良かった。


もちろんこのあとはアンコール。なんだっけこの曲聴いたことあるんだけど思い出せない……と思ってるうちに終わってしまったのだが、帰ってから調べたら『MOTHER』の「Pollyanna」だったと発覚。なるほど聴いた覚えがあるわけだ。

さすがに終わりかと思ったら最後の最後は『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみ「スウィングチョコボ」。FFのコンサートでもアンコールに使われた曲なのだが、客も一緒にノリにノれるので良い選曲だ。ただのチョコボサウンドだけじゃなくて、メインテーマ?や戦闘終了の音楽を混ぜたのもナイス。



こんな感じで綺麗に終了! 無料とはいえまだまだ完成度が足りないのが問題だったが、オーソドックスな選曲は悪くないし、少ない局数ながらPRESS STARTよりも一曲一曲をじっくり聴かせようという心意気が良かった。PRESS STARTはこの部分だけでも見習うべき。レベルアップした次回の公演に期待したいのだが……、ってパンフレットによると第二回は2009年!?