フォーエバーブルー

プレイヤーはバオウル共和国近海に位置する「マナウライ」にやってきた新米ダイバー。普段気軽にできないだけに憧れるダイビングだが、このソフトならリモコン1本で美しいマナウライの海中散策を楽しめる。

もちろんゲームなのでちょっとしたストーリーや後々明かされる最終目標なども存在するのだが、過程はすべてプレイヤーの自由。あらゆる場所でダイビングに励んで魚図鑑を埋めるもよし。超古代の遺跡や深遠な海溝などの海のロマンを追い求めて宝探しに熱を上げるもよし。海上でイルカに芸を仕込んでもいいし、日が暮れるまでボーっと海を眺めるだけでもいい。任天堂のゲームで言えば『どうぶつの森』や『nintendogs』にも近い、「気ままなスローライフ」を味わうことができる。

SDカードにmp3を入れればお気に入りの音楽を聴きながら潜ることができるので、クラシックやイージーリスニングを流して自分で雰囲気を演出することができるのも面白い。新居昭乃の『キミへムカウヒカリ』を流しながら天頂から降り注ぐ光を仰いだ時なんかはちょっぴり感動した。

ただしひとたび作業的なプレイをしだすと、10時間も経たずにエンディングを迎えることになってしまう。あくまで一日ちょっとずつのプレイで満足できる人、魚との群れを眺めたり写真を撮ることに喜びを見出せる人なら買ってみてもいいと思う。

即日発見されてしまったシノノメサカタザメのバグはもちろん、リモコン1本でのプレイできる反面操作が煩雑なことや、海中で音楽を変えられない、せっかくWiiがネットに繋がっているのに写真を撮っても自分のテレビ画面でしか見られないことなど不満は少なくないので、それらを快適にて収集要素にももう少しやり応えを加味してくれるのならば、続編にも期待したいのだが。