『モノノ怪』放映開始

公式サイト
フジテレビ 毎週木曜24:45〜

フジテレビの深夜アニメ枠、通称「ノイタミナ」にて、昨年1月から3月まで放映された『怪〜ayakashi〜』というアニメをご存知だろうか。江戸時代のホラーをアニメで描くというあまり類のない企画に挑戦したという意味で大変意義のある番組なのだが(しかも前番組が矢沢あい原作の『パラダイスキス』!?)、特異なのはその製作体系。

通常のアニメは一話ごとにスタッフが変わろうとも、メインスタッフは統一されているものだが、このアニメに限ってはそれがない。全11話が『四谷怪談』『天守物語』『化猫』の三篇で分かれており、それぞれ監督も脚本もキャラクターデザインも違うのである。そしてそのトリを飾った傑作『化猫』こそが、『モノノ怪』の前身にあたる作品。


多くの書物に残る化猫の伝説をベースにしている、というが要は前二作とは違って完全オリジナルストーリー。謎の薬売りを中心に、化け猫の脅威にさらされる屋敷の謎が描かれる。

最大の特徴はCGを効果的に使った異様なほどに豪華な美術。それに引けをとらないシンプルながらも細やかな演技を魅せるキャラクター。そしてダイナミックな演出も見所である。テレビアニメとは思えないほどの異質さに、期待しないで見ていた私は文字通り開いた口が塞がらなかった。最終話の対決シーンには鳥肌が立った。過去三年の深夜アニメ視聴率の記録を塗り替えたというのも納得の出来である。


そしてその人気を受け製作されたのが今回の『モノノ怪』。全12話ということでどこまで質を保てるか心配になるが、先週放送された第一話を見る限りでは、前作を思い起こす映像のクオリティはやはりさすがの出来。異様な美術には眩暈さえする。

まだまだ放送は始まったばかり。ぜひ多くの人にこの新しい映像体験を味わってもらいたい。


動画は前作のほんの一部。気に入ったらTSUTAYAにでも行って借りてみてください。私の知人にならDVD貸すんだけども。