毎年恒例の新米小僧さんの企画に乗っかる。
「話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選」参加サイト一覧: 新米小僧の見習日記
ルール
・2018年月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
選んだのはこちら。
- 『Devilman crybaby』 第9話「地獄へ墜ちろ、人間ども」
TVアニメと呼べるかの議論の余地はあるがそれはさて置き。この話のために改めてデビルマンの映像化を、そしてWEB配信限定という流通手段をとったのではないかと思わせるあまりに激しく、倫理観を問われるエピソード。
- 『宇宙よりも遠い場所』 第5話「Dear my friend」
今年最高のアニメからはめぐっちゃんとの別離を描いた5話が外せない。キマリとめぐっちゃんの語りと映像を重ね感動を増幅させる演出は匠の技。人はいつでも旅に出れる。スタートラインに立ちさえすれば。
- 『ポプテピピック』 第13話「THE AGE OF POP TEAM EPIC」
騎士SDガンダムのOVAを擦り切れるほど見て育ったのでクライマックスのスペリオルドラゴンパロに泣いた。『ポプテピピック』はネタとして消費され切ってしまった感はあるけれど、恐れを知らないパロディの乱れ打ちにはじまり、声優を変えて繰り返す放送形式や、地上波放送とWEB配信を同時に行い地方格差を無くすなど、アニメの枠を破壊しようとする大胆で戦略的な試みは非常に好印象だった。
- 『ウマ娘プリティーダービー』 第7話「約束」
実際のレース結果(1997年天皇賞)と重ね、ifを描くという、競馬をモチーフにしたアニメならではの練りに練ったエピソード。この回がきっかけで実際の競馬にも興味が湧き、実際に足を運ぶことになったのが思い出深い。
- 『少女 歌劇 レビュースタァライト』 第一話「舞台少女」
日常描写との落差激しい舞台演出。衝撃の幕開け。何が起こったのか理解できず、幾度も見返した。
- 『ヤマノススメ サードシーズン』 第5話「思い出を写そう!」
悩みに悩んだが、どのカットもレイアウトがバキバキにキマって映像の快感を突き詰めた5話を推したい。久しぶりのヤマノススメは期待に違わずどの話数も珠玉の出来だった。
本渡楓演じる源さくらの見事なラップにノックダウン。ダークホースが大化けした瞬間に立ち会った感動。今年大活躍だったえーでちゃんに主演女優賞をあげたい。
- 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見るか』 第6話「君が選んだこの世界」
ループする甘美な日常と、決別。東山奈央演じる朋絵の告白シーンに震える。
- 『色づく世界の明日から』 第9話「さまよう言葉」
愛しているのサインが目には見えないもどかしさ。
- 『SSSS.GRIDMAN』 第9話「夢・想」
醒めない夢からの脱出。手垢のついたテーマではあるが、疾走感あふれる現実への帰還シーンにはあふれる涙が止まらない。『青春ブタ野郎』6話ともどこか重なる。
現状打破、旅立ち、ステップアップーー私自身が抱えているモヤモヤを解消してくれるアニメに心を打たれ、内省する。そんな1年だったように思う。
以前の10選はこちらから。